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第29話演劇2
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レストランに到着すると、思った通りの高級店で、心躍った。
入り口には、大きな扉があり、立派な門番のような人が立っている。
中に入ると、豪華なシャンデリアが輝き、天井が高くて、壁には絵画が飾られている。
通された部屋は個室で、テーブルには、真っ白なテーブルクロスが敷かれ、見たこともないような銀の食器がずらりと並んでいる。
フォークやナイフが、何本もある。
どれを使うのか、わからないくらいだ。
キャンドルの柔らかな光が、テーブルを照らしている。
グラスも、クリスタルのような透明で美しいもので、こんな豪華なレストラン、初めて。
サヴォワ家で行ったレストランとは、格が違う。
店員が、丁寧に席へと案内してくれる。
制服も、高級そう。
窓際の、特別な席。
外には、美しい噴水が見える。
水が、ライトに照らされて輝いている。
素敵!
けど、席に座ると、
「どのような話だった?教えて貰えないか?」
カルヴァン様が、身を乗り出して聞いてきた。
え?
今?
からはじまり、その間に、前菜が運ばれてきた。
白い大きなお皿に、色とりどりの野菜料理が少しずつ盛られている。
芸術作品みたい。
こんな盛り付け、見たことない。
それぞれの料理が、丁寧に配置されていて、ソースが美しく描かれている。
ナイフとフォークをどれを使っていいのか分からないけれど、まあ、カルヴァン様とふたりきりだし、どれでもいいでしょ。
さあ、いただき、
「それで、二人はどこで出会ったんだ?」
え?
だから、今?
フォークを手に取ったのに、とまる。
「・・・市場です」
「市場?どんな状況だ?」
料理に、フォークを近づけ、紫キャベツと赤パプリカを一緒にブスリ。
あーん、
口に運ぼうとすると、
「女性は何をしていたんだ?」
イラッ。
仕方なく、フォークを置く。
待ってね、もうすぐ食べてあげるから。
「後でゆっくりと説明しますよ。とりあえず食べましょうよ」
空気読みなさいよ。
と言っているのに、一度気になり出すと、納得するまで聞きたいようで、
「市場では、どんな物を売っているんだ?」
「野菜とか、花とか、色々です」
もう一度フォークを持ち、やっと一口食べた。
美味しい!
「ふたりは同じものを買いに来たのか?」
もぐもぐ。
「違います」
うーん。酸味の中に甘さがあるソースが美味しい。この甘さは、ラズベリーかな。
「じゃあ、どうやって出会ったんだ?」
ごくん。
「ぶつかったんです」
また料理に手を伸ばす。
次はこっち食べよう。
「偶然か?」
「そうです」
フォークを口に運ぶ。
「それで女性はどうした?」
もう!
急いで食べる。
「転びそうになったんです」
「男性が助けたのか?」
「そうです」
「それは運命的だな」
「・・・カルヴァン様、パンフレットにその辺は全部書いてありますから」
「いや、シャーリーから聞きたい」
「私は食べたいんです」
「食べながらでいいから」
「食べながらは喉につまります」
「・・・そんなに急いで食べなくても」
「冷めるでしょうが!」
そう言っているのに色んな質問が続き、せっかくの料理がまともに味わえず、次の料理が運ばれてきた。
その繰り返し。
そうして、メイン料理が運ばれてきた。
大きくて立派な魚料理がのっている。
皮目が綺麗に焼かれていて、黄金色に輝いている。
こんな完璧な焼き加減、料理長でもなかなか出来ない。
なんの魚だろ?
スズキ?
ヒラメ?
タイ?
さっぱり分からない。
というか、まともにそんな高級魚を見た事がないから区別が分からない。
けど、湯気が立ち上っていて、いい香りがする。
バターと、ハーブか分からない香辛料の香り。
付け合わせの野菜も、彫刻みたいに美しく盛り付けられている。
絶対美味しいよ!
温かい湯気が立ち上っている。
今、食べたい。
今すぐ、食べたい。
さあ!
「それで、女性は何を言ったんだ?」
またか!
イラッ。
「ありがとうございます、と」
ナイフとフォークを手に取る。
「男性の反応は?」
イラっ!
かと言ってぞんざいにできない。
「見惚れていました」
魚に、ナイフを入れる。
「そして?」
「名前を聞きました」
切った魚をフォークで刺す。
「それから?」
イラッ。
料理が、冷めていく。
「また会う約束を」
イラッ。
湯気が、少しずつ消えていく。
「どこで会ったんだ?」
イラッ。
せっかくの完璧な焼き加減が、冷めていく。
あの美しい盛り付けが、台無しになっていく。
もう限界!
「カルヴァン様!!」
もう、我慢できない!
この美味しそうな料理を、このまま冷ますなんて、許せない!
「うるさい!寝てたのは誰!?そんなに内容知りたかったら、はい!!これに詳しく書いてあるから、私は食事をしたいの、黙ってて!!私は食べたいの!!」
鞄の中から、演劇のパンフレットをカルヴァン様の前に叩きつけた。
カルヴァン様は「すまない」と驚きながら言い、笑いだした。
「シャーリーは食べることに重きを置くんだな」
と当たり前の事を言われた。
「だって食べなきゃ死んでしまうし、ましてやこんな美味しそうな料理を冷まして食べるのはもったいないでしょ」
この完璧な焼き加減、見てよ!
こんな美しい料理、見たことないのに!
冷めたら、全部台無しじゃない!
また、笑われた。
笑い事じゃないのに。
「俺よりも、食い気か」
「まあ、カルヴァン様ですものね、普通なら、一緒にいるだけで幸せなんでしょうが、残念ながらお腹は膨れませんよ」
正直に言ったら、
「・・・ぶっ!面白いな、シャーリーは」
カルヴァン様が、吹き出した。
楽しんで頂けてるのは嬉しいですが、私は全く楽しくない。
「カルヴァン様!もう、話しかけないでください。私は温かいうちに食べたいんです!」
魚料理が冷たくなってきた。
湯気が、もうほとんど出ていない。
せっかくの高級料理が、もったいない。
もう!!
「・・・いや、わかった・・・。食事に集中しよう。そんな怒るな。また、連れてくるから」
カルヴァン様が、笑いながら手を上げた。
「え!?本当ですか!!」
目が輝く。
「ああ、約束する」
「やった!次は質問しないでくださいね」
「・・・努力する」
「努力じゃなくて、約束してください」
「わかった、約束する」
「本当ですね?」
「ああ、本当だ。なんか・・・傷つくな。つまり俺が居なくても、食事が出来ればいいのか?」
少し、寂しそうな顔をするカルヴァン様。
「そうですね、その方がいいかもしれません。静かですもの」
素直に言ったのに、とても睨まれた。
「シャーリー、それは酷いだろう」
「しかたないでしょ。カルヴァン様は喋りすぎなんです」
「そんなに喋ったか?」
「喋りました」
「・・・すまない」
「分かればよろしい」
「シャーリーには敵わない」
カルヴァン様が、苦笑いしながら言い、ナイフとフォークを持ち魚料理を切り出した。
やっと、静かになった。
「さあ、食べましょう」
「そうだな」
魚料理を口に運ぶ。
美味しい。
冷めていても、信じられないくらい美味しい。
こんな味、初めて。
柔らかくて、でもしっかりと旨味がある。
ソースも、複雑な味がする。
何が入っているのか、全然わからないけど、美味しい。
身もホロホロして口の中でとろける。
幸せだぁ。
カルヴァン様も、静かに食事を始めた。
しばらく静かに食べて、落ち着いたところで、
「・・・やはり気になるんだが」
「ダメです」
「まだ何も言ってない」
「どうせ演劇のことでしょう」
「・・・そうだが」
「パンフレット、読んでください」
「読んでいるが、シャーリーの感想も聞きたい」
「食事が終わってからです」
「わかった」
たまに、目が合い、笑って、食事に支障の無い程度で、私は演劇の説明をした。
カルヴァン様は、パンフレットを読みながら、時々質問してくる。
でも今度は食事の邪魔にならない程度。
デザートが運ばれてきた。
これも、見たことないような美しい盛り付け。
お皿の上に、小さな芸術作品が並んでいる。
色とりどりで、宝石みたい。
「これも綺麗だな」
「本当に。食べるのがもったいないくらいです」
「でも食べるんだろう?」
「当然です」
二人で笑った。
どれもこれも、美味しかった。
最後のデザートまで、全部、残さず、完食しました。
ご馳走様でした。
入り口には、大きな扉があり、立派な門番のような人が立っている。
中に入ると、豪華なシャンデリアが輝き、天井が高くて、壁には絵画が飾られている。
通された部屋は個室で、テーブルには、真っ白なテーブルクロスが敷かれ、見たこともないような銀の食器がずらりと並んでいる。
フォークやナイフが、何本もある。
どれを使うのか、わからないくらいだ。
キャンドルの柔らかな光が、テーブルを照らしている。
グラスも、クリスタルのような透明で美しいもので、こんな豪華なレストラン、初めて。
サヴォワ家で行ったレストランとは、格が違う。
店員が、丁寧に席へと案内してくれる。
制服も、高級そう。
窓際の、特別な席。
外には、美しい噴水が見える。
水が、ライトに照らされて輝いている。
素敵!
けど、席に座ると、
「どのような話だった?教えて貰えないか?」
カルヴァン様が、身を乗り出して聞いてきた。
え?
今?
からはじまり、その間に、前菜が運ばれてきた。
白い大きなお皿に、色とりどりの野菜料理が少しずつ盛られている。
芸術作品みたい。
こんな盛り付け、見たことない。
それぞれの料理が、丁寧に配置されていて、ソースが美しく描かれている。
ナイフとフォークをどれを使っていいのか分からないけれど、まあ、カルヴァン様とふたりきりだし、どれでもいいでしょ。
さあ、いただき、
「それで、二人はどこで出会ったんだ?」
え?
だから、今?
フォークを手に取ったのに、とまる。
「・・・市場です」
「市場?どんな状況だ?」
料理に、フォークを近づけ、紫キャベツと赤パプリカを一緒にブスリ。
あーん、
口に運ぼうとすると、
「女性は何をしていたんだ?」
イラッ。
仕方なく、フォークを置く。
待ってね、もうすぐ食べてあげるから。
「後でゆっくりと説明しますよ。とりあえず食べましょうよ」
空気読みなさいよ。
と言っているのに、一度気になり出すと、納得するまで聞きたいようで、
「市場では、どんな物を売っているんだ?」
「野菜とか、花とか、色々です」
もう一度フォークを持ち、やっと一口食べた。
美味しい!
「ふたりは同じものを買いに来たのか?」
もぐもぐ。
「違います」
うーん。酸味の中に甘さがあるソースが美味しい。この甘さは、ラズベリーかな。
「じゃあ、どうやって出会ったんだ?」
ごくん。
「ぶつかったんです」
また料理に手を伸ばす。
次はこっち食べよう。
「偶然か?」
「そうです」
フォークを口に運ぶ。
「それで女性はどうした?」
もう!
急いで食べる。
「転びそうになったんです」
「男性が助けたのか?」
「そうです」
「それは運命的だな」
「・・・カルヴァン様、パンフレットにその辺は全部書いてありますから」
「いや、シャーリーから聞きたい」
「私は食べたいんです」
「食べながらでいいから」
「食べながらは喉につまります」
「・・・そんなに急いで食べなくても」
「冷めるでしょうが!」
そう言っているのに色んな質問が続き、せっかくの料理がまともに味わえず、次の料理が運ばれてきた。
その繰り返し。
そうして、メイン料理が運ばれてきた。
大きくて立派な魚料理がのっている。
皮目が綺麗に焼かれていて、黄金色に輝いている。
こんな完璧な焼き加減、料理長でもなかなか出来ない。
なんの魚だろ?
スズキ?
ヒラメ?
タイ?
さっぱり分からない。
というか、まともにそんな高級魚を見た事がないから区別が分からない。
けど、湯気が立ち上っていて、いい香りがする。
バターと、ハーブか分からない香辛料の香り。
付け合わせの野菜も、彫刻みたいに美しく盛り付けられている。
絶対美味しいよ!
温かい湯気が立ち上っている。
今、食べたい。
今すぐ、食べたい。
さあ!
「それで、女性は何を言ったんだ?」
またか!
イラッ。
「ありがとうございます、と」
ナイフとフォークを手に取る。
「男性の反応は?」
イラっ!
かと言ってぞんざいにできない。
「見惚れていました」
魚に、ナイフを入れる。
「そして?」
「名前を聞きました」
切った魚をフォークで刺す。
「それから?」
イラッ。
料理が、冷めていく。
「また会う約束を」
イラッ。
湯気が、少しずつ消えていく。
「どこで会ったんだ?」
イラッ。
せっかくの完璧な焼き加減が、冷めていく。
あの美しい盛り付けが、台無しになっていく。
もう限界!
「カルヴァン様!!」
もう、我慢できない!
この美味しそうな料理を、このまま冷ますなんて、許せない!
「うるさい!寝てたのは誰!?そんなに内容知りたかったら、はい!!これに詳しく書いてあるから、私は食事をしたいの、黙ってて!!私は食べたいの!!」
鞄の中から、演劇のパンフレットをカルヴァン様の前に叩きつけた。
カルヴァン様は「すまない」と驚きながら言い、笑いだした。
「シャーリーは食べることに重きを置くんだな」
と当たり前の事を言われた。
「だって食べなきゃ死んでしまうし、ましてやこんな美味しそうな料理を冷まして食べるのはもったいないでしょ」
この完璧な焼き加減、見てよ!
こんな美しい料理、見たことないのに!
冷めたら、全部台無しじゃない!
また、笑われた。
笑い事じゃないのに。
「俺よりも、食い気か」
「まあ、カルヴァン様ですものね、普通なら、一緒にいるだけで幸せなんでしょうが、残念ながらお腹は膨れませんよ」
正直に言ったら、
「・・・ぶっ!面白いな、シャーリーは」
カルヴァン様が、吹き出した。
楽しんで頂けてるのは嬉しいですが、私は全く楽しくない。
「カルヴァン様!もう、話しかけないでください。私は温かいうちに食べたいんです!」
魚料理が冷たくなってきた。
湯気が、もうほとんど出ていない。
せっかくの高級料理が、もったいない。
もう!!
「・・・いや、わかった・・・。食事に集中しよう。そんな怒るな。また、連れてくるから」
カルヴァン様が、笑いながら手を上げた。
「え!?本当ですか!!」
目が輝く。
「ああ、約束する」
「やった!次は質問しないでくださいね」
「・・・努力する」
「努力じゃなくて、約束してください」
「わかった、約束する」
「本当ですね?」
「ああ、本当だ。なんか・・・傷つくな。つまり俺が居なくても、食事が出来ればいいのか?」
少し、寂しそうな顔をするカルヴァン様。
「そうですね、その方がいいかもしれません。静かですもの」
素直に言ったのに、とても睨まれた。
「シャーリー、それは酷いだろう」
「しかたないでしょ。カルヴァン様は喋りすぎなんです」
「そんなに喋ったか?」
「喋りました」
「・・・すまない」
「分かればよろしい」
「シャーリーには敵わない」
カルヴァン様が、苦笑いしながら言い、ナイフとフォークを持ち魚料理を切り出した。
やっと、静かになった。
「さあ、食べましょう」
「そうだな」
魚料理を口に運ぶ。
美味しい。
冷めていても、信じられないくらい美味しい。
こんな味、初めて。
柔らかくて、でもしっかりと旨味がある。
ソースも、複雑な味がする。
何が入っているのか、全然わからないけど、美味しい。
身もホロホロして口の中でとろける。
幸せだぁ。
カルヴァン様も、静かに食事を始めた。
しばらく静かに食べて、落ち着いたところで、
「・・・やはり気になるんだが」
「ダメです」
「まだ何も言ってない」
「どうせ演劇のことでしょう」
「・・・そうだが」
「パンフレット、読んでください」
「読んでいるが、シャーリーの感想も聞きたい」
「食事が終わってからです」
「わかった」
たまに、目が合い、笑って、食事に支障の無い程度で、私は演劇の説明をした。
カルヴァン様は、パンフレットを読みながら、時々質問してくる。
でも今度は食事の邪魔にならない程度。
デザートが運ばれてきた。
これも、見たことないような美しい盛り付け。
お皿の上に、小さな芸術作品が並んでいる。
色とりどりで、宝石みたい。
「これも綺麗だな」
「本当に。食べるのがもったいないくらいです」
「でも食べるんだろう?」
「当然です」
二人で笑った。
どれもこれも、美味しかった。
最後のデザートまで、全部、残さず、完食しました。
ご馳走様でした。
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