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第二話 第四章
第四節
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「アェ…エッ!??」
先程まで目の前にあった両肘から先が、はるか遠くにある事に戸惑いの声が漏れるジャック。
だが動揺を殺し即座に筋肉で血管を締め止血を行った。
「どういう事ダァ!?今の一撃、俺の方が早かったのにヨォ!!?」
「確かに攻撃のタイミング、その点に関してはお前の方が早かった……だがこの【演目】は先手の相手に打ち勝つ為の技。つまりは「後の先」を取ることに重きを置いた返し技だ……攻めに躍起になったことが仇になったな…」
「カ、カウンターって奴だったノカ…」
「ああ、ただこちらもやばい攻撃以外は意識を相当量割かねばならない。肉を切らせる必要があるからあまり多用は出来ないがな…」
言いつつネクタイを外す門司。血が流れている腕に縛る。
「だが、この戦闘、俺の勝利だ……剣どころかお前の両腕すら斬り飛ばしたんだ…文字通り手も足も出ないだろう?」
「クっ…」
「さぁ、答えてもらおうか…お前と一緒にいるお仲間の情報を……」
「……………………」
「これ以上の抵抗が無ければ俺もこれ以上手を出さないと約束する。無抵抗の奴を斬る趣味は無いからな……さあどうする?」
「…………ワ、わかったゼ!もうヤラねぇ!降参ダ!アンタの言う通りニ従ウ!!」
「そうか…なら言う通りにしてもらおう」
「あ、アぁ……」
刀を突き付けられ頷くジャック。情報を漏らす。
「俺達の仲間…俺達の仲間にハ収容者№H3050。アトラスが居ル」
「アトラス……」
『ふむ、アトラス…『巨神』の銘を有する【銘付き】。建国まもなくの開拓時代から現在に至るまで合衆国全土各地で暴れ回った生きる厄災…』
情報には合衆国が存在する大陸に元々いた原住民の中にいた【星】。
先天性か後天性か…何時覚醒したかは不明だが、彼が登場したのは別の大陸から渡って来た開拓民達と戦ったのが初めである。【星】として途轍もない力を有した彼は、敵である開拓民達を殺し回り、出来たばかりの町を壊し、一部地域を壊滅させた。
インフラすらも完全に崩壊させたことにより合衆国はその開拓に十数年の遅れが生まれる程となった。
やがて時代が流れ合衆国が建国された後も度々都市に現れては破壊の限りを尽くし合衆国国民を殺し回ったとされる。
合衆国にとっては最上級の悪名を有する【星】であり、場所どころか時代すらも遠く離れた門司達すらも聞いたことのある銘である。
『リストの中に表記はされているのは知ってはおりましたが……まさかこの襲撃に大々的に加担しているとは思いもよりませんでした……それよりも……』
「……奇遇だな鉄面皮…俺も一つ気になったことがある……」
『「どうしてこんなビッグネームを俺達はマークしていなかった…」のです?』
今大和と交戦しているダイヤモンドからが初出。その次がこのジャックの発言という異常。
……まるで意図的に見落とされていたような気持の悪さのようなものを感じる門司と睦美。
「ふむ、もしかして…ダイヤモンドという男…彼はもしかして……」
と同時に何かが繋がったように感じた睦美。黙ってしまった。
そんな睦美に思考を任せて門司はジャックの方へと向き直る。
「さてと…このまま放置するのもアレだから、そろそろ行くか……まあお縄に吐く前に、連中達の前に引き摺り出して士気を下げる道具にはなってもらうが……」
「あ、アぁ……」
「なら腕を拾って付いて来てもらおうか…口にでも咥えてな」
そう言って刀を収めた門司。ジャックに背を向ける。
「ああそうさ…こう言えバ油断するよナア!」
その隙を突き跳びかかるジャック。口の中からナイフを一振り器用に取り出すと口に咥え突き刺しにかかる。
【演目】『鬼震 小噺 一太刀 首提灯』
「ああ、上手く隠せていればな……」
そうするであろうときっちりと読み切っていた門司。シャリンと鞘を鳴らす。
「アバァあああ!!?」
そんな絶叫と共にジャックの上半身と下半身は分かたれた。
「標的の一つ【銘付き】『地獄の再来』ジャックを無力化した」
『了解』
言葉と共に緊張が少し緩んだのか体制が崩れる門司。だがすぐに足で踏んばった。
「ここ最近…温かったな……この件が終わったら少々鍛え直すか……」
『ふむ、馬鹿な貴方ですが…そのストイックさは評価しますよ……ですがその前に……』
「ああ……」
そう言って右後方に意識を向けた門司。
そこには収容者№H3050…『巨神』アトラスが居た。
身長2mを超える巨体。上半身は昔のマカロニ何某映画にでも登場しそうな羽の装飾がたっぷりと付いた民族衣装。下半身は被収容者服のズボンを身に纏う。
纏った衣服から覗く褐色の肌からは浅黒い炭で施された入れ墨が刻まれていた。
「アレがアトラス……」
「ジャック。姿を消したと思えばやられていたのか……そして目の前にいるのは『鬼神』長船・門司か……」
「……!!?」
ジャックの後、門司を見て呟いたアトラス。
瞬間に感じた異常ともいえる威圧感。門司は反射的に刀の柄を強く握りしめていた。
「しかし『鬼神』か……今の世界へと変わった場所に居た当事者……傷だらけなのは少々残念だが……」
その言葉と共に足を踏み鳴らしたアトラス。
瞬間、地面が大きく揺れた。
比喩ではなく、水面に大きな石を投げ入れたように大きく波立つ地面。
突如として発生した土の津波は周囲の建物を尽く飲み込むと粉砕した。
「久しぶりに楽しめそうだ…」
「……ッ!!?」
【演目】『鬼震 小噺 一太刀 首提灯』
間髪すらも入れず【演目】を演った門司。【銘付き】でも知覚が難しい程の高速でアトラスに接近し斬撃を叩き込む。
だが、防がれた門司。アトラスの肉体を両断することは叶わず腕の一部を斬り裂いただけであった。
即座に立て直し距離を取る。
『門司。軍師として命令ではなく仲間としてお願いします…ここは一度退却してください。その傷ではいくら貴方でも……』
「参謀であるお前が今そんな寝言を言うな鉄面皮。この『領域』に存在する【星】で誰がコイツを止めることが出来る?…やってやるよ……」
『しかし……』
『へぇ、久しぶりに見たね『巨神』』
ふと通信機の奥から声が聞こえる。声の主はヒミコ。
それによりヒミコが作戦室に入って来たのだと門司は察した。
『孤高を貫く気質の男がこんなのに加担しているとは思いもよらなかったよ……あと、忘れられたように埋もれていた事もね…』
門司達と同じように存在を見逃していたヒミコ。それにより増々何かの介入の可能性が増す。
だが今はその事よりもヒミコは現状を見据える。
「まあ良いさ、ここで捉えたんだ…特に問題はないさね」
『ヒミコ様。先程のアトラスが引き起こした超々局所地震による動揺で戦線が一時的に機能不全に陥っております。このままでは少なからず死者が出る可能性もあるかと…』
『だろうね…戦線各員に伝達!この戦線は放棄し後退するよ!中・重傷者は即時後退!軽傷以下の者は相手を出来る限り足止め!精一杯嫌がらせをして時間を稼ぎな!』
『『了解ッ!!』』
『決戦場所はここ本部付近とするよ!非戦闘員は負傷者の手当てと戦線の構築!急ぎな!』
『『はいッ!!』』
『それと門司。アンタもアンタの所の軍師様の言う通り撤退しな…致命傷ではないにしろその傷、浅くはないんだろう?』
「お前も何を言っているんだ婆さん…ここで退けばコイツも本部まで来る、そちらの方が被害が……ああそうか……」
『そういう事さ』
そう通信機越しで笑ったヒミコ。門司は軽くため息を吐くとアトラスの方へと向き直る。
「悪いな『巨神』お前と相対する予定だったんだが……退かせてもらう事になった。一太刀のみというのはこちらも不服だが……」
「じゃあ誰が相手になる?俺の相手をしてくれる?」
「心配するな、お前もきっと気にいる奴だよ…」
「…?」
「選手交代だ」
そう言い放った門司。
瞬間、上空から大和とダイヤモンドが降って来た。
先程まで目の前にあった両肘から先が、はるか遠くにある事に戸惑いの声が漏れるジャック。
だが動揺を殺し即座に筋肉で血管を締め止血を行った。
「どういう事ダァ!?今の一撃、俺の方が早かったのにヨォ!!?」
「確かに攻撃のタイミング、その点に関してはお前の方が早かった……だがこの【演目】は先手の相手に打ち勝つ為の技。つまりは「後の先」を取ることに重きを置いた返し技だ……攻めに躍起になったことが仇になったな…」
「カ、カウンターって奴だったノカ…」
「ああ、ただこちらもやばい攻撃以外は意識を相当量割かねばならない。肉を切らせる必要があるからあまり多用は出来ないがな…」
言いつつネクタイを外す門司。血が流れている腕に縛る。
「だが、この戦闘、俺の勝利だ……剣どころかお前の両腕すら斬り飛ばしたんだ…文字通り手も足も出ないだろう?」
「クっ…」
「さぁ、答えてもらおうか…お前と一緒にいるお仲間の情報を……」
「……………………」
「これ以上の抵抗が無ければ俺もこれ以上手を出さないと約束する。無抵抗の奴を斬る趣味は無いからな……さあどうする?」
「…………ワ、わかったゼ!もうヤラねぇ!降参ダ!アンタの言う通りニ従ウ!!」
「そうか…なら言う通りにしてもらおう」
「あ、アぁ……」
刀を突き付けられ頷くジャック。情報を漏らす。
「俺達の仲間…俺達の仲間にハ収容者№H3050。アトラスが居ル」
「アトラス……」
『ふむ、アトラス…『巨神』の銘を有する【銘付き】。建国まもなくの開拓時代から現在に至るまで合衆国全土各地で暴れ回った生きる厄災…』
情報には合衆国が存在する大陸に元々いた原住民の中にいた【星】。
先天性か後天性か…何時覚醒したかは不明だが、彼が登場したのは別の大陸から渡って来た開拓民達と戦ったのが初めである。【星】として途轍もない力を有した彼は、敵である開拓民達を殺し回り、出来たばかりの町を壊し、一部地域を壊滅させた。
インフラすらも完全に崩壊させたことにより合衆国はその開拓に十数年の遅れが生まれる程となった。
やがて時代が流れ合衆国が建国された後も度々都市に現れては破壊の限りを尽くし合衆国国民を殺し回ったとされる。
合衆国にとっては最上級の悪名を有する【星】であり、場所どころか時代すらも遠く離れた門司達すらも聞いたことのある銘である。
『リストの中に表記はされているのは知ってはおりましたが……まさかこの襲撃に大々的に加担しているとは思いもよりませんでした……それよりも……』
「……奇遇だな鉄面皮…俺も一つ気になったことがある……」
『「どうしてこんなビッグネームを俺達はマークしていなかった…」のです?』
今大和と交戦しているダイヤモンドからが初出。その次がこのジャックの発言という異常。
……まるで意図的に見落とされていたような気持の悪さのようなものを感じる門司と睦美。
「ふむ、もしかして…ダイヤモンドという男…彼はもしかして……」
と同時に何かが繋がったように感じた睦美。黙ってしまった。
そんな睦美に思考を任せて門司はジャックの方へと向き直る。
「さてと…このまま放置するのもアレだから、そろそろ行くか……まあお縄に吐く前に、連中達の前に引き摺り出して士気を下げる道具にはなってもらうが……」
「あ、アぁ……」
「なら腕を拾って付いて来てもらおうか…口にでも咥えてな」
そう言って刀を収めた門司。ジャックに背を向ける。
「ああそうさ…こう言えバ油断するよナア!」
その隙を突き跳びかかるジャック。口の中からナイフを一振り器用に取り出すと口に咥え突き刺しにかかる。
【演目】『鬼震 小噺 一太刀 首提灯』
「ああ、上手く隠せていればな……」
そうするであろうときっちりと読み切っていた門司。シャリンと鞘を鳴らす。
「アバァあああ!!?」
そんな絶叫と共にジャックの上半身と下半身は分かたれた。
「標的の一つ【銘付き】『地獄の再来』ジャックを無力化した」
『了解』
言葉と共に緊張が少し緩んだのか体制が崩れる門司。だがすぐに足で踏んばった。
「ここ最近…温かったな……この件が終わったら少々鍛え直すか……」
『ふむ、馬鹿な貴方ですが…そのストイックさは評価しますよ……ですがその前に……』
「ああ……」
そう言って右後方に意識を向けた門司。
そこには収容者№H3050…『巨神』アトラスが居た。
身長2mを超える巨体。上半身は昔のマカロニ何某映画にでも登場しそうな羽の装飾がたっぷりと付いた民族衣装。下半身は被収容者服のズボンを身に纏う。
纏った衣服から覗く褐色の肌からは浅黒い炭で施された入れ墨が刻まれていた。
「アレがアトラス……」
「ジャック。姿を消したと思えばやられていたのか……そして目の前にいるのは『鬼神』長船・門司か……」
「……!!?」
ジャックの後、門司を見て呟いたアトラス。
瞬間に感じた異常ともいえる威圧感。門司は反射的に刀の柄を強く握りしめていた。
「しかし『鬼神』か……今の世界へと変わった場所に居た当事者……傷だらけなのは少々残念だが……」
その言葉と共に足を踏み鳴らしたアトラス。
瞬間、地面が大きく揺れた。
比喩ではなく、水面に大きな石を投げ入れたように大きく波立つ地面。
突如として発生した土の津波は周囲の建物を尽く飲み込むと粉砕した。
「久しぶりに楽しめそうだ…」
「……ッ!!?」
【演目】『鬼震 小噺 一太刀 首提灯』
間髪すらも入れず【演目】を演った門司。【銘付き】でも知覚が難しい程の高速でアトラスに接近し斬撃を叩き込む。
だが、防がれた門司。アトラスの肉体を両断することは叶わず腕の一部を斬り裂いただけであった。
即座に立て直し距離を取る。
『門司。軍師として命令ではなく仲間としてお願いします…ここは一度退却してください。その傷ではいくら貴方でも……』
「参謀であるお前が今そんな寝言を言うな鉄面皮。この『領域』に存在する【星】で誰がコイツを止めることが出来る?…やってやるよ……」
『しかし……』
『へぇ、久しぶりに見たね『巨神』』
ふと通信機の奥から声が聞こえる。声の主はヒミコ。
それによりヒミコが作戦室に入って来たのだと門司は察した。
『孤高を貫く気質の男がこんなのに加担しているとは思いもよらなかったよ……あと、忘れられたように埋もれていた事もね…』
門司達と同じように存在を見逃していたヒミコ。それにより増々何かの介入の可能性が増す。
だが今はその事よりもヒミコは現状を見据える。
「まあ良いさ、ここで捉えたんだ…特に問題はないさね」
『ヒミコ様。先程のアトラスが引き起こした超々局所地震による動揺で戦線が一時的に機能不全に陥っております。このままでは少なからず死者が出る可能性もあるかと…』
『だろうね…戦線各員に伝達!この戦線は放棄し後退するよ!中・重傷者は即時後退!軽傷以下の者は相手を出来る限り足止め!精一杯嫌がらせをして時間を稼ぎな!』
『『了解ッ!!』』
『決戦場所はここ本部付近とするよ!非戦闘員は負傷者の手当てと戦線の構築!急ぎな!』
『『はいッ!!』』
『それと門司。アンタもアンタの所の軍師様の言う通り撤退しな…致命傷ではないにしろその傷、浅くはないんだろう?』
「お前も何を言っているんだ婆さん…ここで退けばコイツも本部まで来る、そちらの方が被害が……ああそうか……」
『そういう事さ』
そう通信機越しで笑ったヒミコ。門司は軽くため息を吐くとアトラスの方へと向き直る。
「悪いな『巨神』お前と相対する予定だったんだが……退かせてもらう事になった。一太刀のみというのはこちらも不服だが……」
「じゃあ誰が相手になる?俺の相手をしてくれる?」
「心配するな、お前もきっと気にいる奴だよ…」
「…?」
「選手交代だ」
そう言い放った門司。
瞬間、上空から大和とダイヤモンドが降って来た。
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(2022.04.04)
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