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第三話 第六章
第八節
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「――――!!?―――!!!?」
『やった……!』
待ち望んだ決着の瞬間に思わず声をあげた睦美。血をまき散らしながらトワ、今度はピクリとも動かない。
『やりましたね大和ッ!やっと勝ちましたよ!!』
「ハァハァ…ああ、正直紙一重だったぜ、危なかった…」
チェルシーから通信機を受け取ったと共に膝を着いた大和。先程まで迸っていた電気が消えたということは『龍式雷龍』も解除されたようだ。
どうやら時限式だったようである。確かにアレだけの負荷をかける技法。そう長時間の維持は難しいだろう。
「維持できる時間は、普通の体感で6~7秒だからな…こっちも向こうも高速だったからそうとは思えなかったけれど…」
最善手を考え失策なく動いた事でようやく届くことが出来た。まさに紙一重の勝利であったと大和自身は噛み締める。
『…兎に角、コレで全てが終わったのですね……お疲れ様です二号、珍しく大手柄でs…』
睦美の言葉の途中…。
「「『―――――ッ―――――!!!???』」」
瞬間、得体の知れない怖気が大和達全員に襲った。
『―今の感覚は!?』
「ッツ!!?」
即座にトワの方向を向いた大和。先程と同じくトワはピクリとも動いていない。
だが…。
『……………■…』
その方向から掠れた何かが聞こえる。
『……■……■■……』
【星】の言語翻訳能力でも何処の言語か全くわからない。独自の言語体系と言葉まるで何かの呪詛のようなそんな呪文。
『…■…■■■―■■■■……■■■■■』
そして手元にあるのは…。
『■■■■■■―■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■―■■……』
計3つの【星具】。
いわばトワの持つ全ての『無にして全』であった。
「―ッ、まだだ!!?まだ終わっていない!!」
「『―――ッツ!!?』」
『■■■■■■―■■■■■■■■■■■■■■■■■―■■■■■■―■■■■■■■■■■■■■■■■■―!!!』
「糞ッ!!」
無理矢理にでも儀式を行うようである。
トワに向かって駆けだす大和。『龍式雷龍』を発動させる。
インターバルが短く無理矢理で、体感数秒ほどしか出来ないと踏んだがそれだけあれば十二分に届くはずだ。
しかし逆に、『雷龍』を発動させたのに身体がどんどんと重たくなっていく。
「―コイツは…ッ!?」
これまで何度も味わった感覚であり、即座に時間の停止をされたのだと理解した大和。
だが事態はそれだけでは無かった。
何とトワの速度はどんどんと加速していたのだ。
(時間の停止と加速を同時に…こんなのありかよ…)
進めと戻れを同時に行ったようなデタラメ。まさに理不尽。
「―ッ!?」
流石に潰された大和。『雷龍』も途切れる様に解除された。
『チェルシーッ!』
「えぇ、仰せのままにぃ」
睦美の合図に動いたチェルシー。だが……。
「動くなッ!」
「!?」
瞬間、大和にそう発せられた命令により、チェルシーは即座に止まった。
今、仕掛ければ確実にチェルシーは死ぬ。大和はそう直感で理解したからだ。
『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■―■■■■■■■■■■■■■■――■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■―■■■■■■■■■■■■■■――!!?』
加速している中、早送りの様に紡がれるトワの呪文。一瞬ともいえる速度の詠唱と共に魔法陣が浮かび上がり光を放ち始める。
『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
――!!!??』
やがて光は巨大な奔流となり昇り上がり、絶叫と共にトワの身体を飲み込む。
辺り一面を覆いつくす光。
「……フ…フフフっ……ウフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフッッ………感謝しますよ呉成・大和、貴方のおかげで私はここまで押し上げられました…」
「何…ッ!?」
「お礼に見せてあげましょう。完成間近の私の姿を…」
勝ち誇ったようなトワの言葉。それと共に辺りを真っ白に染め上げた光はどんどんと治まっていく。
そうして現れたトワの姿。
それは以前とは全く違っていた。
「フフフフフっ…素晴らしいですね………」
まず若い。
身なりは以前の時計や時刻を模した魔女の姿とそう変わっていないが、以前の50~60代ほどの見た目から20~30代の大和と同じぐらいの年齢まで若返っている。
なんなら初見の人間からすれば、大和よりも年下に見えるかもしれない。
そしてそれとは逆に纏う雰囲気。
まるで深く黒い濃厚な闇そのものの様な、怪物が住まう得体の知れない恐怖がある深海の様な、思わず押し潰さる質量があると錯覚させるほどの極圧の気配であった。
【演目】『龍桜 龍式雷龍 手刀一閃 煌』
動きが戻った事で時間停止が解除されたのを理解し、『龍式雷龍』を発動させた大和。
光速にも近しい速度で動き、トワへ手刀を振るう。
魂のエネルギーによる感情の爆発と合わさり、逆水平より放たれた手刀は花火の様に弾け異次元の領域へと導く。
だが…。
「フフフフフっ…これでようやく同じスタートラインとは……何とまぁ可愛らしい事で…」
まるで野球で打ち損じたフライをキャッチするかのように大和渾身の【演目】を容易く受け止めたトワ。そのままカウンターの蹴りを叩き込む。
蹴りは大和の肉体を容易に貫いた。
『大和ッ!?』
悲痛な睦美の叫び。だが大和の肉体は解けカードへと姿を変える。
どうやらチェルシーの『どこにもいない/いる』によってどうやら事なきを得たようである。
「助かったぜチェルシー」
「いえいえ当然ですよぅ」
チェルシーに礼を言う大和。そのまま距離を取る。
「……あの従者、やはり少々厄介ですね……」
そう吐き捨て大和達に手をかざしたトワ。瞬間大和達の身体が重くなる。
時間の停止をしたようだ。
「さっきよりキツイ…っ」
認識しているが故に拘束を打ち破ろうとする大和。だが、先程よりも拘束が解き難い。
容易く『龍桜』を受け止めた事と言い。トワの持つ全ての能力が底上げされているようだ。
その間にもトワは接近する。狙いは大和では無くチェルシーだ。
(ヤベェ…チェルシー!!?)
先程の大和によって停止を理解した為、認識はしている筈。
だが、セメントに埋められたように動けていなかった。
「おらァ!」
拘束を解き放ち動けた大和。だがトワはもうすでにチェルシーの元まで辿り着いていた。
『やった……!』
待ち望んだ決着の瞬間に思わず声をあげた睦美。血をまき散らしながらトワ、今度はピクリとも動かない。
『やりましたね大和ッ!やっと勝ちましたよ!!』
「ハァハァ…ああ、正直紙一重だったぜ、危なかった…」
チェルシーから通信機を受け取ったと共に膝を着いた大和。先程まで迸っていた電気が消えたということは『龍式雷龍』も解除されたようだ。
どうやら時限式だったようである。確かにアレだけの負荷をかける技法。そう長時間の維持は難しいだろう。
「維持できる時間は、普通の体感で6~7秒だからな…こっちも向こうも高速だったからそうとは思えなかったけれど…」
最善手を考え失策なく動いた事でようやく届くことが出来た。まさに紙一重の勝利であったと大和自身は噛み締める。
『…兎に角、コレで全てが終わったのですね……お疲れ様です二号、珍しく大手柄でs…』
睦美の言葉の途中…。
「「『―――――ッ―――――!!!???』」」
瞬間、得体の知れない怖気が大和達全員に襲った。
『―今の感覚は!?』
「ッツ!!?」
即座にトワの方向を向いた大和。先程と同じくトワはピクリとも動いていない。
だが…。
『……………■…』
その方向から掠れた何かが聞こえる。
『……■……■■……』
【星】の言語翻訳能力でも何処の言語か全くわからない。独自の言語体系と言葉まるで何かの呪詛のようなそんな呪文。
『…■…■■■―■■■■……■■■■■』
そして手元にあるのは…。
『■■■■■■―■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■―■■……』
計3つの【星具】。
いわばトワの持つ全ての『無にして全』であった。
「―ッ、まだだ!!?まだ終わっていない!!」
「『―――ッツ!!?』」
『■■■■■■―■■■■■■■■■■■■■■■■■―■■■■■■―■■■■■■■■■■■■■■■■■―!!!』
「糞ッ!!」
無理矢理にでも儀式を行うようである。
トワに向かって駆けだす大和。『龍式雷龍』を発動させる。
インターバルが短く無理矢理で、体感数秒ほどしか出来ないと踏んだがそれだけあれば十二分に届くはずだ。
しかし逆に、『雷龍』を発動させたのに身体がどんどんと重たくなっていく。
「―コイツは…ッ!?」
これまで何度も味わった感覚であり、即座に時間の停止をされたのだと理解した大和。
だが事態はそれだけでは無かった。
何とトワの速度はどんどんと加速していたのだ。
(時間の停止と加速を同時に…こんなのありかよ…)
進めと戻れを同時に行ったようなデタラメ。まさに理不尽。
「―ッ!?」
流石に潰された大和。『雷龍』も途切れる様に解除された。
『チェルシーッ!』
「えぇ、仰せのままにぃ」
睦美の合図に動いたチェルシー。だが……。
「動くなッ!」
「!?」
瞬間、大和にそう発せられた命令により、チェルシーは即座に止まった。
今、仕掛ければ確実にチェルシーは死ぬ。大和はそう直感で理解したからだ。
『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■―■■■■■■■■■■■■■■――■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■―■■■■■■■■■■■■■■――!!?』
加速している中、早送りの様に紡がれるトワの呪文。一瞬ともいえる速度の詠唱と共に魔法陣が浮かび上がり光を放ち始める。
『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
――!!!??』
やがて光は巨大な奔流となり昇り上がり、絶叫と共にトワの身体を飲み込む。
辺り一面を覆いつくす光。
「……フ…フフフっ……ウフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフッッ………感謝しますよ呉成・大和、貴方のおかげで私はここまで押し上げられました…」
「何…ッ!?」
「お礼に見せてあげましょう。完成間近の私の姿を…」
勝ち誇ったようなトワの言葉。それと共に辺りを真っ白に染め上げた光はどんどんと治まっていく。
そうして現れたトワの姿。
それは以前とは全く違っていた。
「フフフフフっ…素晴らしいですね………」
まず若い。
身なりは以前の時計や時刻を模した魔女の姿とそう変わっていないが、以前の50~60代ほどの見た目から20~30代の大和と同じぐらいの年齢まで若返っている。
なんなら初見の人間からすれば、大和よりも年下に見えるかもしれない。
そしてそれとは逆に纏う雰囲気。
まるで深く黒い濃厚な闇そのものの様な、怪物が住まう得体の知れない恐怖がある深海の様な、思わず押し潰さる質量があると錯覚させるほどの極圧の気配であった。
【演目】『龍桜 龍式雷龍 手刀一閃 煌』
動きが戻った事で時間停止が解除されたのを理解し、『龍式雷龍』を発動させた大和。
光速にも近しい速度で動き、トワへ手刀を振るう。
魂のエネルギーによる感情の爆発と合わさり、逆水平より放たれた手刀は花火の様に弾け異次元の領域へと導く。
だが…。
「フフフフフっ…これでようやく同じスタートラインとは……何とまぁ可愛らしい事で…」
まるで野球で打ち損じたフライをキャッチするかのように大和渾身の【演目】を容易く受け止めたトワ。そのままカウンターの蹴りを叩き込む。
蹴りは大和の肉体を容易に貫いた。
『大和ッ!?』
悲痛な睦美の叫び。だが大和の肉体は解けカードへと姿を変える。
どうやらチェルシーの『どこにもいない/いる』によってどうやら事なきを得たようである。
「助かったぜチェルシー」
「いえいえ当然ですよぅ」
チェルシーに礼を言う大和。そのまま距離を取る。
「……あの従者、やはり少々厄介ですね……」
そう吐き捨て大和達に手をかざしたトワ。瞬間大和達の身体が重くなる。
時間の停止をしたようだ。
「さっきよりキツイ…っ」
認識しているが故に拘束を打ち破ろうとする大和。だが、先程よりも拘束が解き難い。
容易く『龍桜』を受け止めた事と言い。トワの持つ全ての能力が底上げされているようだ。
その間にもトワは接近する。狙いは大和では無くチェルシーだ。
(ヤベェ…チェルシー!!?)
先程の大和によって停止を理解した為、認識はしている筈。
だが、セメントに埋められたように動けていなかった。
「おらァ!」
拘束を解き放ち動けた大和。だがトワはもうすでにチェルシーの元まで辿り着いていた。
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