236 / 650
本編
537 ダンジョンリゾート
しおりを挟む
さて、楽しい楽しい船旅もそろそろ終わりを迎える。
俺たちはギリスから海を越えてトガルからやや北西に位置する極彩諸島へとたどり着いた。
極彩諸島へ赴いたのはこれで2回目。
以前は極彩蝶見つけて、そこでロック鳥に出会い、ワシタカくんをゲットしたんだった。
極彩蝶か……サモンカードにはあるけども、今まで一度として出したことのないキャラ。
【サモンカード:極彩蝶】名前:ナンシィ
等級:エピック
特殊能力:与えた異常状態持続時間と効果を10%アップ
名前はちゃんと教えている。
なんとなく綺麗な見た目だからナンシィという名前をつけていたのだ。
だが、この蝶々は綺麗な見た目とは裏腹に、鱗粉にえげつない効果を持つ。
吸い込んだら持続ダメージが入るのだ。
さらに中毒状態となり、混乱。
個体としての能力が、特殊能力によって上昇。
うん、使い所はない。
気管を通して、肺にダメージを与える鱗粉だ。
出してるだけで人が死ぬ可能性すらある。
子供や赤子なんかが近場にいて見ろ、やばい。
そんなだから、まったくもって出すことができないでいた。
一応、攻撃性を含ませる、含ませない。
そう言った切り替えが可能なのだけど、蝶々は子供受けする。
何かの拍子にって可能性が無きにしも非ずなのはダメなのだ。
「とりあえず、故郷のやつは故郷だぞー」
朝から一人で船の甲板に立ち、正面の島々に目を向ける。
俺の目を通して、出番のないサモンモンスたちも懐かしんでくれると嬉しいのだ。
召喚制限は、図鑑穴埋めの難易度が極めて難しい分、きついだろう。
全員を交代で出すのもな、もうすでに100種類以上いるし。
そんなのは無理だった。
使える能力、使えない能力、出てきてしまうのは仕方ない。
だが、俺の目を通して景色が見えているのならば……。
いろんなところに行ってあげること、それが一番である。
くっ、おちおち彼女も作ることができないぜ。
俺の目を通して、全て見えていると言うのならな!
「いやー、それにしても朝日が綺麗だなー」
「アォン」
「クエッ」
ポチを抱っこしつつ、頭にコレクトを乗せながら海を眺める。
船の上から見えるオデッセイ島は、かなり大きな建物が連なっているようだった。
島に近づくにつれて、気温も暖かくなってくる。
北の島国ギリスとは大違いで、この暑さにダウンする生徒もいるのではないだろうか。
「とりあえず、着いたら何をしようか?」
「ォン」
「ん? 魚の市場に行きたいって?」
そうだな、頼まれごともしているし、空き時間を利用して見にいくのもいいだろう。
極彩マンボウ、いったいどんな味の魚なのか気になるところだ。
さらに、食べつくしてしまったカニの補充もしておきたいのだけど……。
オデッセイは俺がカニを乱獲した島から少し離れた場所に存在する。
シママネキいるかな?
久しぶりに食べたいよ、カニ雑炊。
「あー、海鮮食いたくなってきた……」
「アォン」
「お、作ってくれる感じ? 魚卵とかふんだんに使った海鮮丼とか食べたいな!」
「ォン……アォン!」
それこそ病気になってしまうぞ、というポチだが……たまにはいいのでは?
魚卵ではないが、うに、白子、牡蠣、あん肝を使った鍋も食べて見たい。
痛風鍋っていうんだっけ?
名前を聞いただけで、なんとも病的に美味しそうな気がする。
実は鍋って食卓にそこまで出てこなかったから、冬の終わりをそれにて締めたいのだ。
もう春だけど、ギリスはまだ気温が低いから鍋は間に合う。
「よし、帰ったら鍋だな、たくさん魚買って帰ろうぜ」
「ォン」
「クエッ!」
コレクトがついてるんだから、お目当の食材も見つかるだろう。
深海に生息するような魚を取るには釣りが重要だが……。
ここは海のサモンモンスの出番だからな、ビリーがきっとなんとかしてくれる。
「トウジ、なに一人で黄昏てんのよ」
3人で海を眺めていると、後ろからイグニールとジュノーとゴレオがやってきた。
「黄昏てるっていうか、海の幸食べたいなって思いを馳せてただけ」
「海! やっぱりカニだし! 獲りにいくし!」
「オデッセイ島には綺麗な砂浜があるって聞いてるけど、やっぱり食なのね」
「まーね」
泳ぐ楽しみを見出すと、いちいち装備を外さなきゃいけなくなる。
学院のみんなはオデッセイを楽しみにしているのだが、海賊襲来もありえるのだ。
旅客船に乗っている最中に、海賊が襲ってくることも想定していた。
しかし、俺の予想に反して、海はやけに静かだった。
これはこの後、戦いが巻き起こる嵐の前の静けさなのかもしれない。
さすがに泳げないです。
そもそも、俺の貧弱な体とか晒したくない。
「イグニールとジュノー、ゴレオはマイヤーたちと一緒に海を楽しんできていいぞ」
「うん! せっかく水着作ってもらったんだから、楽しむし!」
「なんだか悪いけれど、そうさせてもらうわね、一応水着も強い装備なんでしょ?」
「まあね」
その辺な抜かりない。
イグニール、マイヤー、ジュノー、そんでもってゴレオ。
女性陣の水着は、旅行前に好きなものを買ってきてもらい。
がっちり強化した装備へとカナトコで見た目を写していた。
装備はVITを厳選合成した上でVIT潜在のユニーク品。
ラッキースケベ成分は皆無だな。
もっとも、学院のモブどもにマイヤーやイグニールの体を晒す訳にはいかん。
がっちりガチガチですよ、もう。
「武器も予備のを腕輪にしてるから、イグニールは必ずつけといてね」
「了解」
準備は万全。
俺は浜辺から双眼鏡を使って水着姿を拝ませていただこう。
水着のデザインは知っているけど、身につけた姿はまだだからね!
テンション上がるでしょ、これ。
あー、くそ! ちょっと悔やまれるぞ!
こんなことならオスローからカメラのアーティファクトを借りてくればよかった!
心のシャッターを何回切ればいい。
いったい何回切ればいいんだ!
おい、聞いてるかサモンモンスたちよ。
俺が今まで得てきたカードの中で、記憶系に作用する特殊な奴はおらんのか?
しっかり映像として記憶しておいて、あとで俺に見せてくれ!
まあ、そんなうまい話はないので、網膜に焼き付けておくことにしましょう。
さて、オデッセイだ!
俺たちはギリスから海を越えてトガルからやや北西に位置する極彩諸島へとたどり着いた。
極彩諸島へ赴いたのはこれで2回目。
以前は極彩蝶見つけて、そこでロック鳥に出会い、ワシタカくんをゲットしたんだった。
極彩蝶か……サモンカードにはあるけども、今まで一度として出したことのないキャラ。
【サモンカード:極彩蝶】名前:ナンシィ
等級:エピック
特殊能力:与えた異常状態持続時間と効果を10%アップ
名前はちゃんと教えている。
なんとなく綺麗な見た目だからナンシィという名前をつけていたのだ。
だが、この蝶々は綺麗な見た目とは裏腹に、鱗粉にえげつない効果を持つ。
吸い込んだら持続ダメージが入るのだ。
さらに中毒状態となり、混乱。
個体としての能力が、特殊能力によって上昇。
うん、使い所はない。
気管を通して、肺にダメージを与える鱗粉だ。
出してるだけで人が死ぬ可能性すらある。
子供や赤子なんかが近場にいて見ろ、やばい。
そんなだから、まったくもって出すことができないでいた。
一応、攻撃性を含ませる、含ませない。
そう言った切り替えが可能なのだけど、蝶々は子供受けする。
何かの拍子にって可能性が無きにしも非ずなのはダメなのだ。
「とりあえず、故郷のやつは故郷だぞー」
朝から一人で船の甲板に立ち、正面の島々に目を向ける。
俺の目を通して、出番のないサモンモンスたちも懐かしんでくれると嬉しいのだ。
召喚制限は、図鑑穴埋めの難易度が極めて難しい分、きついだろう。
全員を交代で出すのもな、もうすでに100種類以上いるし。
そんなのは無理だった。
使える能力、使えない能力、出てきてしまうのは仕方ない。
だが、俺の目を通して景色が見えているのならば……。
いろんなところに行ってあげること、それが一番である。
くっ、おちおち彼女も作ることができないぜ。
俺の目を通して、全て見えていると言うのならな!
「いやー、それにしても朝日が綺麗だなー」
「アォン」
「クエッ」
ポチを抱っこしつつ、頭にコレクトを乗せながら海を眺める。
船の上から見えるオデッセイ島は、かなり大きな建物が連なっているようだった。
島に近づくにつれて、気温も暖かくなってくる。
北の島国ギリスとは大違いで、この暑さにダウンする生徒もいるのではないだろうか。
「とりあえず、着いたら何をしようか?」
「ォン」
「ん? 魚の市場に行きたいって?」
そうだな、頼まれごともしているし、空き時間を利用して見にいくのもいいだろう。
極彩マンボウ、いったいどんな味の魚なのか気になるところだ。
さらに、食べつくしてしまったカニの補充もしておきたいのだけど……。
オデッセイは俺がカニを乱獲した島から少し離れた場所に存在する。
シママネキいるかな?
久しぶりに食べたいよ、カニ雑炊。
「あー、海鮮食いたくなってきた……」
「アォン」
「お、作ってくれる感じ? 魚卵とかふんだんに使った海鮮丼とか食べたいな!」
「ォン……アォン!」
それこそ病気になってしまうぞ、というポチだが……たまにはいいのでは?
魚卵ではないが、うに、白子、牡蠣、あん肝を使った鍋も食べて見たい。
痛風鍋っていうんだっけ?
名前を聞いただけで、なんとも病的に美味しそうな気がする。
実は鍋って食卓にそこまで出てこなかったから、冬の終わりをそれにて締めたいのだ。
もう春だけど、ギリスはまだ気温が低いから鍋は間に合う。
「よし、帰ったら鍋だな、たくさん魚買って帰ろうぜ」
「ォン」
「クエッ!」
コレクトがついてるんだから、お目当の食材も見つかるだろう。
深海に生息するような魚を取るには釣りが重要だが……。
ここは海のサモンモンスの出番だからな、ビリーがきっとなんとかしてくれる。
「トウジ、なに一人で黄昏てんのよ」
3人で海を眺めていると、後ろからイグニールとジュノーとゴレオがやってきた。
「黄昏てるっていうか、海の幸食べたいなって思いを馳せてただけ」
「海! やっぱりカニだし! 獲りにいくし!」
「オデッセイ島には綺麗な砂浜があるって聞いてるけど、やっぱり食なのね」
「まーね」
泳ぐ楽しみを見出すと、いちいち装備を外さなきゃいけなくなる。
学院のみんなはオデッセイを楽しみにしているのだが、海賊襲来もありえるのだ。
旅客船に乗っている最中に、海賊が襲ってくることも想定していた。
しかし、俺の予想に反して、海はやけに静かだった。
これはこの後、戦いが巻き起こる嵐の前の静けさなのかもしれない。
さすがに泳げないです。
そもそも、俺の貧弱な体とか晒したくない。
「イグニールとジュノー、ゴレオはマイヤーたちと一緒に海を楽しんできていいぞ」
「うん! せっかく水着作ってもらったんだから、楽しむし!」
「なんだか悪いけれど、そうさせてもらうわね、一応水着も強い装備なんでしょ?」
「まあね」
その辺な抜かりない。
イグニール、マイヤー、ジュノー、そんでもってゴレオ。
女性陣の水着は、旅行前に好きなものを買ってきてもらい。
がっちり強化した装備へとカナトコで見た目を写していた。
装備はVITを厳選合成した上でVIT潜在のユニーク品。
ラッキースケベ成分は皆無だな。
もっとも、学院のモブどもにマイヤーやイグニールの体を晒す訳にはいかん。
がっちりガチガチですよ、もう。
「武器も予備のを腕輪にしてるから、イグニールは必ずつけといてね」
「了解」
準備は万全。
俺は浜辺から双眼鏡を使って水着姿を拝ませていただこう。
水着のデザインは知っているけど、身につけた姿はまだだからね!
テンション上がるでしょ、これ。
あー、くそ! ちょっと悔やまれるぞ!
こんなことならオスローからカメラのアーティファクトを借りてくればよかった!
心のシャッターを何回切ればいい。
いったい何回切ればいいんだ!
おい、聞いてるかサモンモンスたちよ。
俺が今まで得てきたカードの中で、記憶系に作用する特殊な奴はおらんのか?
しっかり映像として記憶しておいて、あとで俺に見せてくれ!
まあ、そんなうまい話はないので、網膜に焼き付けておくことにしましょう。
さて、オデッセイだ!
83
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。