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4 ちょっとした事故
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「千尋、大丈夫か?」
「う……ん、たぶん」
「秋山くん、もういいよ。髪、切っていいから」
女子の言葉に「でも、もう少しかもしれないし」と答えながら指を動かす。もう一度ボタンを引っ張ってはみたものの状況は変わらなかった。
放課後になり、廊下に出ようとした千尋は入れ違いに走ってきた女子とぶつかってしまった。そのとき女子の長い髪の毛がシャツのボタンに引っかかるというアクシデントが起きた。「まさかこんな漫画みたいなことが起きるなんて」と思いながら、なんとかできないかボタンを外そうと試みる。ところが女子の「いたっ」という声が聞こえて慌てて手を引っ込めた。
細い髪の毛は見事にボタンを留めている糸に絡みついているのか、ボタンを外そうとすると髪を引っ張ってしまう。だからといってボタンを付けたままじゃ髪を解くことは難しい。
「ほんと、切っても平気だから」
「でも、もうちょっとかもしれないし……」
せっかく綺麗に伸ばしている髪の毛を切るなんてもったいない。あれこれ奮闘するもののどうやっても絡まった細い毛は取れそうになく、変に髪が絡まっているのかボタンも外れそうになくなってしまった。
「ほら、ハサミ借りてきたぞ」
普通のハサミは一度試した。でも刃先が分厚いからかうまくいかない。そんな千尋に「裁縫セットの小さいやつならいけるんじゃねぇの?」と言ったのは幼馴染みの慎司だった。慎司の大きな手に載っているのは携帯用なのかやけに小さい。でも、それならボタンの糸だけうまく切ることができるかもしれない。
そう考えた千尋は「ありがと」と受け取るとハサミを右手に持ち、左手でボタンを摘み上げた。人差し指と親指でボタンを摘んで糸が伸びるギリギリまで引っ張る。そうして髪の毛とシャツを中指と薬指で押さえるようにしながら隙間に小さなハサミの刃をねじ込んだ。
「あとは糸を……よ……しっ、切れた」
予想どおりボタンを留めていた糸を切ると髪の毛がはらりと離れた。うまくいったとホッとしていると「千尋、手!」と慎司が声を上げる。
「え?」
「秋山くん、血が出てる!」
髪の毛を救出した女子も大声を出した。血と聞いて慌てて左手を見ると中指の腹がザックリと切れている。ボタンとシャツの隙間に無理やりねじ込んだハサミの刃が、勢い余って中指を切ってしまったのだろう。
「あー……、やっちゃった」
そこそこの出血量ということは、もしかして深く切ってしまったのかもしれない。滴るように流れる血に「どうしよう」とつぶやくと、「どうしようじゃねぇよ!」と言った慎司がグイッと腕を持ち上げた。
「こうやって腕上げてろ」
「わ、わかった」
騒ぎを聞きつけた女子が絆創膏を数枚、持って来てくれた。それを「サンキュ」と受け取った慎司が「左手は上げてろ」と言いながら、右手を掴んでグイグイと廊下を引っ張って行く。どこに行くのかと思えば行き先はトイレだった。
「なんでトイレ?」
「痛いだろうけど我慢しろよ」
問いかける千尋を無視して洗面台に向かうと、慎司が蛇口をひねった。そうして勢いよく出る水の中に自分の手ごと千尋の手を突っ込む。
「ちょ……っ」
ビリリとした痛みに口を閉じた。それに気づいたのか、慎司が「我慢しろ」と言いながら傷口より指の付け根側をグッと握る。おそらく止血するためだろうが、それでもそこそこの血が水と混じり合いながら流れていった。
「そういえばさ、昔転んだときもこうやって洗ってくれたよね」
「おまえ、血が出てもボーッとしてるばっかりだったからな」
「そうだったっけ?」
「そうだったんだよ」
千尋と慎司は保育園から互いをよく知る幼馴染みだ。ボーッとしている千尋を見かねたのか、気がつけば慎司はまるで兄のように面倒を見ていた。そういうこともあってその後は家族ぐるみでつき合うまでになっている。
「千尋、ハンカチは?」
「カバンの中」
「マジか」
「うん」
頷くと慎司がポケットからハンカチを取り出し優しく傷口を拭った。そうして女子たちがくれた絆創膏を器用に繋ぎ合わせ、傷口が隠れるように巻く。
「しばらく腕、上げてろよ」
「わかった」
顔の少し上にある指を見ると、絆創膏越しに血が滲むのが見えた。やっぱり思っていたより傷が深いのかもしれない。そう思っていた千尋の耳に「絆創膏だけじゃ止血できなくない?」という声が聞こえてきた。
(え? 神崎?)
トイレに入ってきたのは神崎だった。
「あー……だよな、やっぱり」
顔をしかめる慎司に「これ」と言って神崎が空色のハンカチを差し出す。
「上からこれで縛れば?」
「お、サンキュ。ほら千尋、手ぇちょっと下げて」
「え? あ、うん」
どうして神崎がここにいるんだろう。もしかして教室での出来事を見ていたんだろうか。それでもわざわざトイレまで追いかけてきたりはしない気がする。そんなことを思っている間に、千尋の左手に空色のハンカチが巻かれていく。
(こういうところも人気者の理由なんだろうな)
意識してやっているんじゃなく、自然と手を差し伸べてしまうんだろう。転けそうになった千尋を助けたのもたまたま近くにいたからで、転びかけたのが慎司でも同じことをしたに違いない。そういえば「神崎ってよく気がつくよな」と誰かが話していたのを耳にしたことがある。千尋はちらっと神崎を見て、慎司が巻いている空色のハンカチを見た。
「ほら、終わったぞ。家に帰り着くまで取るなよ」
「うん」
「帰ったら包帯に交換しろよ」
「うん」
千尋の左手は大怪我をしたような状態になっていた。「これはさすがにどうなんだろう」と思って見ていると、「止血のためなんだから取るなよ」とだめ押しされる。
「俺もその意見には賛成」
「え……?」
視線を向けると「じゃ、お大事に」と言って神崎が出て行った。しばらくドアを見ていた千尋の視線が左手に戻る。ハンカチが大きかったからか一部は手のひらを覆い、それでも怪我をした中指は妙に膨らんだ状態だ。
「神崎って、優しいよね」
ぽつりと千尋がつぶやいた。
「そうだな」
そう答えた慎司が「ほら、行くぞ」と言って肩をポンと叩く。
(神崎は誰にでも優しいんだ。怪我をしたのが慎司でも、きっと同じことをしたはず)
そう思いながらも、千尋の中にスタッカートのような音がいくつも浮かんでは消えた。
「う……ん、たぶん」
「秋山くん、もういいよ。髪、切っていいから」
女子の言葉に「でも、もう少しかもしれないし」と答えながら指を動かす。もう一度ボタンを引っ張ってはみたものの状況は変わらなかった。
放課後になり、廊下に出ようとした千尋は入れ違いに走ってきた女子とぶつかってしまった。そのとき女子の長い髪の毛がシャツのボタンに引っかかるというアクシデントが起きた。「まさかこんな漫画みたいなことが起きるなんて」と思いながら、なんとかできないかボタンを外そうと試みる。ところが女子の「いたっ」という声が聞こえて慌てて手を引っ込めた。
細い髪の毛は見事にボタンを留めている糸に絡みついているのか、ボタンを外そうとすると髪を引っ張ってしまう。だからといってボタンを付けたままじゃ髪を解くことは難しい。
「ほんと、切っても平気だから」
「でも、もうちょっとかもしれないし……」
せっかく綺麗に伸ばしている髪の毛を切るなんてもったいない。あれこれ奮闘するもののどうやっても絡まった細い毛は取れそうになく、変に髪が絡まっているのかボタンも外れそうになくなってしまった。
「ほら、ハサミ借りてきたぞ」
普通のハサミは一度試した。でも刃先が分厚いからかうまくいかない。そんな千尋に「裁縫セットの小さいやつならいけるんじゃねぇの?」と言ったのは幼馴染みの慎司だった。慎司の大きな手に載っているのは携帯用なのかやけに小さい。でも、それならボタンの糸だけうまく切ることができるかもしれない。
そう考えた千尋は「ありがと」と受け取るとハサミを右手に持ち、左手でボタンを摘み上げた。人差し指と親指でボタンを摘んで糸が伸びるギリギリまで引っ張る。そうして髪の毛とシャツを中指と薬指で押さえるようにしながら隙間に小さなハサミの刃をねじ込んだ。
「あとは糸を……よ……しっ、切れた」
予想どおりボタンを留めていた糸を切ると髪の毛がはらりと離れた。うまくいったとホッとしていると「千尋、手!」と慎司が声を上げる。
「え?」
「秋山くん、血が出てる!」
髪の毛を救出した女子も大声を出した。血と聞いて慌てて左手を見ると中指の腹がザックリと切れている。ボタンとシャツの隙間に無理やりねじ込んだハサミの刃が、勢い余って中指を切ってしまったのだろう。
「あー……、やっちゃった」
そこそこの出血量ということは、もしかして深く切ってしまったのかもしれない。滴るように流れる血に「どうしよう」とつぶやくと、「どうしようじゃねぇよ!」と言った慎司がグイッと腕を持ち上げた。
「こうやって腕上げてろ」
「わ、わかった」
騒ぎを聞きつけた女子が絆創膏を数枚、持って来てくれた。それを「サンキュ」と受け取った慎司が「左手は上げてろ」と言いながら、右手を掴んでグイグイと廊下を引っ張って行く。どこに行くのかと思えば行き先はトイレだった。
「なんでトイレ?」
「痛いだろうけど我慢しろよ」
問いかける千尋を無視して洗面台に向かうと、慎司が蛇口をひねった。そうして勢いよく出る水の中に自分の手ごと千尋の手を突っ込む。
「ちょ……っ」
ビリリとした痛みに口を閉じた。それに気づいたのか、慎司が「我慢しろ」と言いながら傷口より指の付け根側をグッと握る。おそらく止血するためだろうが、それでもそこそこの血が水と混じり合いながら流れていった。
「そういえばさ、昔転んだときもこうやって洗ってくれたよね」
「おまえ、血が出てもボーッとしてるばっかりだったからな」
「そうだったっけ?」
「そうだったんだよ」
千尋と慎司は保育園から互いをよく知る幼馴染みだ。ボーッとしている千尋を見かねたのか、気がつけば慎司はまるで兄のように面倒を見ていた。そういうこともあってその後は家族ぐるみでつき合うまでになっている。
「千尋、ハンカチは?」
「カバンの中」
「マジか」
「うん」
頷くと慎司がポケットからハンカチを取り出し優しく傷口を拭った。そうして女子たちがくれた絆創膏を器用に繋ぎ合わせ、傷口が隠れるように巻く。
「しばらく腕、上げてろよ」
「わかった」
顔の少し上にある指を見ると、絆創膏越しに血が滲むのが見えた。やっぱり思っていたより傷が深いのかもしれない。そう思っていた千尋の耳に「絆創膏だけじゃ止血できなくない?」という声が聞こえてきた。
(え? 神崎?)
トイレに入ってきたのは神崎だった。
「あー……だよな、やっぱり」
顔をしかめる慎司に「これ」と言って神崎が空色のハンカチを差し出す。
「上からこれで縛れば?」
「お、サンキュ。ほら千尋、手ぇちょっと下げて」
「え? あ、うん」
どうして神崎がここにいるんだろう。もしかして教室での出来事を見ていたんだろうか。それでもわざわざトイレまで追いかけてきたりはしない気がする。そんなことを思っている間に、千尋の左手に空色のハンカチが巻かれていく。
(こういうところも人気者の理由なんだろうな)
意識してやっているんじゃなく、自然と手を差し伸べてしまうんだろう。転けそうになった千尋を助けたのもたまたま近くにいたからで、転びかけたのが慎司でも同じことをしたに違いない。そういえば「神崎ってよく気がつくよな」と誰かが話していたのを耳にしたことがある。千尋はちらっと神崎を見て、慎司が巻いている空色のハンカチを見た。
「ほら、終わったぞ。家に帰り着くまで取るなよ」
「うん」
「帰ったら包帯に交換しろよ」
「うん」
千尋の左手は大怪我をしたような状態になっていた。「これはさすがにどうなんだろう」と思って見ていると、「止血のためなんだから取るなよ」とだめ押しされる。
「俺もその意見には賛成」
「え……?」
視線を向けると「じゃ、お大事に」と言って神崎が出て行った。しばらくドアを見ていた千尋の視線が左手に戻る。ハンカチが大きかったからか一部は手のひらを覆い、それでも怪我をした中指は妙に膨らんだ状態だ。
「神崎って、優しいよね」
ぽつりと千尋がつぶやいた。
「そうだな」
そう答えた慎司が「ほら、行くぞ」と言って肩をポンと叩く。
(神崎は誰にでも優しいんだ。怪我をしたのが慎司でも、きっと同じことをしたはず)
そう思いながらも、千尋の中にスタッカートのような音がいくつも浮かんでは消えた。
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