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美しき魔術士の日常
4 伴侶の営み2
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「あぁ!」
碧玉を擦りつけるようにボクト様の無骨な指がわたしの雄芯を擦り始めた。そんなことをされれば、ますますしたたり落ちる蜜の量が増えてしまう。駄目だと言いたくて頭を振ると、今度は三つ編みに編んだ髪が背中を擦った。それさえもわたしの肌をいやらしく刺激する。
「おまえは最初からこうだったな」
「だ……って、あなたが、ほしかった、から……んっ!」
「あのときは誰にでも盛る淫乱かと思ったが」
「それ、は……そう、かもしれない、けれど、」
「そんな体もいまとなっては愛おしくて仕方がない」
「ひっ」
雄芯の先端に碧玉をグゥッと押し込められた。そのままグリグリと指の腹で擦られる。少しずつ中に異物が入っていく恐ろしさと、それを上回る気持ちよさに腰がブルブルと震えた。
「初めて会った酒場では、話もそこそこに口づけられ連れ込み部屋に押し込まれたな。あれではその手の間者かと誤解してもおかしくないだろう? ところが寝台に押し倒したというのに、おまえは喉元に刃を当てることも口移しに毒を飲ませることもしなかった。それどころか下をくつろげてすぐさま咥えようとする。あれにはさすがの俺も驚かされた」
「でも、挿れては、くれなかったじゃ、ないですか」
「裏があると思ったからな。まさか本当にただ突っ込まれたかっただけなんて誰が思うか」
「だって、あなたが、ほしくてたまらなくて……あんっ」
突き上げられながら雄芯を擦られて背中が反り返った。危うく後ろに倒れそうになったところを、太くて逞しい腕が抱き留めてくれる。
(そう、この腕がどうしてもほしかった)
この人なら絶対に間違いない、本能がそ告げていた。あの国を確実に滅ぼしてくれる存在だと確信した。でも、それだけではない。わたしを満たしてくれるのはこの人だけだと“魔血”が感じていたのだ。
「あんなに、何度も愛を告げた、のに」
「だから待てと何度も答えただろう?」
「あなたを前に、待てるはず、ないでしょう」
不満を口にすると、「それは悪かったな」と言ってゆっくりと腰を持ち上げられた。その先に待っている快感を思い出し、ふるふると頭を振る。
「なんだ、俺がほしいんじゃないのか?」
「待って、もう奥は、待っ……!」
持ち上げられた体を勢いよく引き戻された。グポッと音を立てた逞しい雄芯に深い場所を一気に貫かれる。旦那様はそのままぴたりと動きを止めた。
体の芯がじわじわと熱くなる。咥え込んだ場所がジクジクと痺れだし、硬くて熱い雄芯を舐るように肉筒が動き出した。早く、もっとと強請るのに旦那様は動こうとしない。待ってと言ったわたしのほうが物足りなくなり、下腹がブルブルと震えだした。
体の深い場所でどろりとした魔力が渦を巻き始める。昔はこの感覚が恐ろしくてたまらなかった。何かが体の内側を這い回るような感覚に何度も吐き気を覚えた。魔石を生み出せば一時的に収まるものの、気持ち悪い感覚はすぐに大きくなってしまう。
(カナはもっと強く感じていたことだろう)
カナの魔力は膨大すぎた。高純度の魔石をいくら生み出しても枯れることがない。そのせいで自分以外の者を容易に破壊してしまう。だからこそ、無尽蔵に魔力を喰らい尽くす軍帝が必要だった。
わたしの魔力もそれに近い。外に出て暴れることはないけれど、代わりに際限なく快楽を求めてしまう。そんなわたしの魔力を喰らい、満足するほどの快楽を与えてくれるのはボクト様しかいない。
「こんなにもきゅうきゅうと吸いついて、おまえは相変わらず可愛い」
「ふふ、わたしに可愛いだなんて、そんなことを言うのは、あなた、くらいのものです、よ」
仰け反っていた体をなんとか起こし、愛しいボクト様の頭を抱きしめた。指に髪の毛を絡めながら耳元に唇を寄せ、「もっと奥を、可愛がって」と甘く囁く。途端に腰を掴んでいた手に力が入るのを感じた。そのままさらに奥深くへと先端を押し進める。
(あぁ……ボクト様しか届かないところへ……わたしの深い場所へ、入ってくる)
入り込んだ雄芯に自分の魔力が絡みつくのがわかった。まるで魔力自身が精を吸い出そうとするかのように雁首や竿を覆っていく。それを感じたのか、ボクト様が息を吐くように「ふっ」と笑った。
「本当に俺好みのいやらしい体だ。さて、そろそろ満足させてやるとするか」
ズン! と切っ先が奥に突き刺さった。「ひうっ」と漏れたわたしの声にかまうことなく、逞しい雄芯がグイグイと奥へ入ってくる。それに応えるかのようにわたしの中がほころび、悦ぶように魔力が蠢いた。
「ひぃ、い、あ――――!」
「くっ、相変わらず、名器だな……っ」
「そこ、いい、……っ! 奥、もっと突いて、もっと、奥にいれ、て……!」
雄芯の先端が柔らかな肉壁をぐぅっと押し上げた。そのまま、さらにその奥へと先端を飲み込ませる。
「ぁ、あ……――――」
背筋がビクビクッと痙攣するかのように震えた。「ぐぅっ」という唸り声を上げながらボクト様が逐情する。それを受け止めながら、わたしはこの世のものとは思えない恍惚とした悦楽に身を任せた。
快楽の波に乗るように、わたしの魔力がボクト様へと流れていく。注ぎ込まれているのはわたしのはずなのに、逆流するかのようにわたしの魔力がボクト様の雄芯から体内へと流れているのを感じた。
ドクドクと脈打つ雄芯にうっとりした。あまりの量に濃い精が、ぐぷ、ぐぷぷと音を立てながら漏れ出てし合う。それにわたしの雄芯が漏らすものが混じり合い、わたしの尻やボクト様の下生えをぐしょりと濡らした。
(ボクト様の精がわたしの内側を満たし、わたしの魔力がボクト様の体内を満たしていく)
それは受け入れる側でしかないわたしが、唯一注ぎ込んでいると感じられる瞬間だった。愛しいこの人はわたしのものだと強烈に実感する瞬間でもあった。
(わたしの魔力はボクト様を決して傷つけない)
まるで護符のようにボクト様を守り続ける。
(ボクト様はわたしのもの。この体も命も、わたしだけのもの)
だから、ボクト様の命を奪えるのはわたしだけ。帝国中にわたしの魔術を行き渡らせているように、ボクト様の体にはわたしの魔力が血のように行き渡っている。それがこの人を死から遠ざける。
頭を抱きしめる両手に力が入った。たとえ死神相手でも渡してなるものかと、両足を逞しい腰に巻きつける。
「ボクト様……もう一度……」
「もう三度目だぞ?」
「そんなことを言って、あなただって、まだ満足、していないでしょう……?」
ボクト様の肩に両手をつき、クチュンと淫らな音を立てながら雄芯をゆっくりと抜いた。まだ十分に逞しい雄芯を伝うように精が漏れてしまったけれど、これからまたたっぷりと注ぎ込んでもらえばいい。
後ろを向いて四つん這いになり、見せつけるように腰を上げた。太ももまである長い首飾りの鎖が尻たぶに引っかかり、それが肌を滑りながら敷布に落ちる。それをじっとりと見つめる視線に内ももがピクッと震えた。
「本当にいやらしい体だ」
「こんなわたしはいや……?」
答えがわかっていて問いかける。
「いいや、まったくもって俺好みで困っている」
尻たぶを大きな手に掴まれ、グイッと割り開かれた。そうして窄まりをも指で押し広げられる。それさえも気持ちがよくて中が動いてしまい、押し出されるようにこぼれ落ちた精が内ももを濡らした。
あぁ、もう我慢できない。勝手に揺れる腰を掴まれ、ゆっくりと雄芯が中へと入ってくる。
「あぁ……!」
背中がしなるように反った。きっと四度目も濃い交わりになるだろう。そう思うだけでわたしの内側が悦ぶようにうねった。
碧玉を擦りつけるようにボクト様の無骨な指がわたしの雄芯を擦り始めた。そんなことをされれば、ますますしたたり落ちる蜜の量が増えてしまう。駄目だと言いたくて頭を振ると、今度は三つ編みに編んだ髪が背中を擦った。それさえもわたしの肌をいやらしく刺激する。
「おまえは最初からこうだったな」
「だ……って、あなたが、ほしかった、から……んっ!」
「あのときは誰にでも盛る淫乱かと思ったが」
「それ、は……そう、かもしれない、けれど、」
「そんな体もいまとなっては愛おしくて仕方がない」
「ひっ」
雄芯の先端に碧玉をグゥッと押し込められた。そのままグリグリと指の腹で擦られる。少しずつ中に異物が入っていく恐ろしさと、それを上回る気持ちよさに腰がブルブルと震えた。
「初めて会った酒場では、話もそこそこに口づけられ連れ込み部屋に押し込まれたな。あれではその手の間者かと誤解してもおかしくないだろう? ところが寝台に押し倒したというのに、おまえは喉元に刃を当てることも口移しに毒を飲ませることもしなかった。それどころか下をくつろげてすぐさま咥えようとする。あれにはさすがの俺も驚かされた」
「でも、挿れては、くれなかったじゃ、ないですか」
「裏があると思ったからな。まさか本当にただ突っ込まれたかっただけなんて誰が思うか」
「だって、あなたが、ほしくてたまらなくて……あんっ」
突き上げられながら雄芯を擦られて背中が反り返った。危うく後ろに倒れそうになったところを、太くて逞しい腕が抱き留めてくれる。
(そう、この腕がどうしてもほしかった)
この人なら絶対に間違いない、本能がそ告げていた。あの国を確実に滅ぼしてくれる存在だと確信した。でも、それだけではない。わたしを満たしてくれるのはこの人だけだと“魔血”が感じていたのだ。
「あんなに、何度も愛を告げた、のに」
「だから待てと何度も答えただろう?」
「あなたを前に、待てるはず、ないでしょう」
不満を口にすると、「それは悪かったな」と言ってゆっくりと腰を持ち上げられた。その先に待っている快感を思い出し、ふるふると頭を振る。
「なんだ、俺がほしいんじゃないのか?」
「待って、もう奥は、待っ……!」
持ち上げられた体を勢いよく引き戻された。グポッと音を立てた逞しい雄芯に深い場所を一気に貫かれる。旦那様はそのままぴたりと動きを止めた。
体の芯がじわじわと熱くなる。咥え込んだ場所がジクジクと痺れだし、硬くて熱い雄芯を舐るように肉筒が動き出した。早く、もっとと強請るのに旦那様は動こうとしない。待ってと言ったわたしのほうが物足りなくなり、下腹がブルブルと震えだした。
体の深い場所でどろりとした魔力が渦を巻き始める。昔はこの感覚が恐ろしくてたまらなかった。何かが体の内側を這い回るような感覚に何度も吐き気を覚えた。魔石を生み出せば一時的に収まるものの、気持ち悪い感覚はすぐに大きくなってしまう。
(カナはもっと強く感じていたことだろう)
カナの魔力は膨大すぎた。高純度の魔石をいくら生み出しても枯れることがない。そのせいで自分以外の者を容易に破壊してしまう。だからこそ、無尽蔵に魔力を喰らい尽くす軍帝が必要だった。
わたしの魔力もそれに近い。外に出て暴れることはないけれど、代わりに際限なく快楽を求めてしまう。そんなわたしの魔力を喰らい、満足するほどの快楽を与えてくれるのはボクト様しかいない。
「こんなにもきゅうきゅうと吸いついて、おまえは相変わらず可愛い」
「ふふ、わたしに可愛いだなんて、そんなことを言うのは、あなた、くらいのものです、よ」
仰け反っていた体をなんとか起こし、愛しいボクト様の頭を抱きしめた。指に髪の毛を絡めながら耳元に唇を寄せ、「もっと奥を、可愛がって」と甘く囁く。途端に腰を掴んでいた手に力が入るのを感じた。そのままさらに奥深くへと先端を押し進める。
(あぁ……ボクト様しか届かないところへ……わたしの深い場所へ、入ってくる)
入り込んだ雄芯に自分の魔力が絡みつくのがわかった。まるで魔力自身が精を吸い出そうとするかのように雁首や竿を覆っていく。それを感じたのか、ボクト様が息を吐くように「ふっ」と笑った。
「本当に俺好みのいやらしい体だ。さて、そろそろ満足させてやるとするか」
ズン! と切っ先が奥に突き刺さった。「ひうっ」と漏れたわたしの声にかまうことなく、逞しい雄芯がグイグイと奥へ入ってくる。それに応えるかのようにわたしの中がほころび、悦ぶように魔力が蠢いた。
「ひぃ、い、あ――――!」
「くっ、相変わらず、名器だな……っ」
「そこ、いい、……っ! 奥、もっと突いて、もっと、奥にいれ、て……!」
雄芯の先端が柔らかな肉壁をぐぅっと押し上げた。そのまま、さらにその奥へと先端を飲み込ませる。
「ぁ、あ……――――」
背筋がビクビクッと痙攣するかのように震えた。「ぐぅっ」という唸り声を上げながらボクト様が逐情する。それを受け止めながら、わたしはこの世のものとは思えない恍惚とした悦楽に身を任せた。
快楽の波に乗るように、わたしの魔力がボクト様へと流れていく。注ぎ込まれているのはわたしのはずなのに、逆流するかのようにわたしの魔力がボクト様の雄芯から体内へと流れているのを感じた。
ドクドクと脈打つ雄芯にうっとりした。あまりの量に濃い精が、ぐぷ、ぐぷぷと音を立てながら漏れ出てし合う。それにわたしの雄芯が漏らすものが混じり合い、わたしの尻やボクト様の下生えをぐしょりと濡らした。
(ボクト様の精がわたしの内側を満たし、わたしの魔力がボクト様の体内を満たしていく)
それは受け入れる側でしかないわたしが、唯一注ぎ込んでいると感じられる瞬間だった。愛しいこの人はわたしのものだと強烈に実感する瞬間でもあった。
(わたしの魔力はボクト様を決して傷つけない)
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(ボクト様はわたしのもの。この体も命も、わたしだけのもの)
だから、ボクト様の命を奪えるのはわたしだけ。帝国中にわたしの魔術を行き渡らせているように、ボクト様の体にはわたしの魔力が血のように行き渡っている。それがこの人を死から遠ざける。
頭を抱きしめる両手に力が入った。たとえ死神相手でも渡してなるものかと、両足を逞しい腰に巻きつける。
「ボクト様……もう一度……」
「もう三度目だぞ?」
「そんなことを言って、あなただって、まだ満足、していないでしょう……?」
ボクト様の肩に両手をつき、クチュンと淫らな音を立てながら雄芯をゆっくりと抜いた。まだ十分に逞しい雄芯を伝うように精が漏れてしまったけれど、これからまたたっぷりと注ぎ込んでもらえばいい。
後ろを向いて四つん這いになり、見せつけるように腰を上げた。太ももまである長い首飾りの鎖が尻たぶに引っかかり、それが肌を滑りながら敷布に落ちる。それをじっとりと見つめる視線に内ももがピクッと震えた。
「本当にいやらしい体だ」
「こんなわたしはいや……?」
答えがわかっていて問いかける。
「いいや、まったくもって俺好みで困っている」
尻たぶを大きな手に掴まれ、グイッと割り開かれた。そうして窄まりをも指で押し広げられる。それさえも気持ちがよくて中が動いてしまい、押し出されるようにこぼれ落ちた精が内ももを濡らした。
あぁ、もう我慢できない。勝手に揺れる腰を掴まれ、ゆっくりと雄芯が中へと入ってくる。
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