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21 今後の道筋1
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数日後、メレキア国内の砦に幽閉されていた王太子の身柄がアトレテス国内に移されたと聞いた。行き先はアトレテス内でもっとも堅牢な砦の一つと呼ばれている場所だと教えてくれたのは将軍で、移送中に一騒ぎあったことを口にしたのはエルドだった。
「そりゃあもう大変だったみたいですよ」
「何があったんだ?」
「ぶっちゃけて言えば最後の悪あがきってやつですかね。相当見苦しかったみたいですけど」
自分が知る王太子からは想像できない言葉だ。
「砦から引っ張り出すときが一番大変だったみたいですよ。『イシェイドが裏切ったのだろう!』なんて何度も喚き散らしたとか」
移送中の馬車の中でも似たようなことを叫び続け、途中からはブツブツと何かをずっとつぶやいていたのだそうだ。それは今も変わらないらしく、「ま、脱走計画を立てられるよりかはマシですけど」とエルドがため息をつく。
「その話はもういいだろう」
「おっと、嫉妬か?」
「誰に対してだ?」
「おまえさんがあんな小者に嫉妬するわけないよな。はいはい、わかってるよ」
将軍が淹れてくれたハーブティーを一口飲み、カップをテーブルに戻した。
「それで、わたしはどうなるのでしょうか」
「殿下ですか? どうにもなりませんよ?」
答えたのはエルドだった。「あり得ないだろう」と指摘するが「いえいえ、殿下はこのままディオの屋敷に住み続けることになります」と返される。
「そんなはずはないだろう。今回の件には少なからずわたしも関わっている」
「巻き込まれただけですけどね」
「だが、」
「殿下にはこのまま当屋敷に、わたしの手元にいていただきます」
将軍の言葉にも「しかし」と反論した。
「それでは示しがつかないのではありませんか?」
「問題ありません」
そんなはずがない。自らの意志で事を起こすことはないとしても自分が危険な存在だということはわかったはずだ。アトレテスに刃向かう者たちを一掃したという話だが、アトレテスの手が及ばないところに逃れた王太子派もいるはず。王太子の気持ちを汲んで再び自分を巻き込もうと企てる者もいるだろう。いくら拒絶しても拒みきれない可能性は否定できなかった。
「わたしがいては将軍に害を与えることになるかもしれません」
「そんなことはありません」
「……もしや誓いを立てたから保護し続けるということですか?」
将軍が小さくため息をついた。
「では、わたしを慕っているという殿下のお言葉は偽りだったということですか?」
「そんなことはありません! ですがわたしは捕虜の身。将軍の身を案じているのです」
「以前も申し上げたとおり、御身も我が身もこの手で守ります。そもそも伴侶をそばに置くことになんの問題がありましょうか」
そう口にした将軍がカップを持ち上げた。表情一つ変えずハーブティーを飲んでいるが、今とんでもないことを口にしなかっただろうか。ポカンとしていると、将軍の傍らに立つエルドがプッと吹き出した。
「まったく、どんなときも仲がよろしいことで」
そう言ったかと思えば再び吹き出した。副官の様子が気にならないのか将軍は視線を向けることなくカップを傾けている。
「あの、どういう意味でしょうか」
そう将軍に尋ねると「言葉どおりですよ」と返ってくる。
「伴侶というのは、わたしのことですか?」
「はい」
「……あの、どなたの伴侶に……」
「わたしですが」
今度こそ目を見開いた。数日前、たしかに将軍とは想いを交わした。しかし自分が伴侶になれるはずはなく、そもそもアトレテスは同性婚を認めているのだろうか。
(それ以前にわたしは捕虜の身だ。利用価値がなくなればいずれ……)
唇をキュッと噛み締めた。夢のような告白に見て見ぬ振りをしてきたが、自分の立場は今も危ういままで将軍との未来があるとは思えない。
「ディオ、ちゃんと説明して差し上げないとわからないだろ」
しかし将軍はカップを傾けるばかりだ。「やれやれ」とため息をついたエルドが苦笑しながらこちらを見た。
「殿下の身柄は引き続きディオが監視することになったんですがね。こいつ、手元に置くなら奥方としてもらい受けたい、なんて言い出しまして」
「奥方……そんなことを言えば将軍の立場が悪くなります」
「殿下もそう思いますよね? 貴族たちもそりゃもう大騒ぎしましてね。殿下が危うかったあの日もそれで城に呼び出されていたんですよ。ところが全部放り投げて屋敷に戻ってしまったというわけです」
「陛下から二重に叱られましたよ」と言ってエルドが笑った。
「それでもディオの気持ちは変わらなかった。それどころかこのいかつい顔で威圧しまくるんで、ついには陛下も折れたというわけです。ということで、殿下は捕虜ではなく公爵夫人という立場になります。あぁでも殿下は王族ですから、夫人ではなく殿下のままですかね」
話を聞きながら目眩がした。生涯守るというあの言葉は婚姻が前提にあったということだ。
「わたしとの婚姻は望まれませんか?」
「そんなことはありません! 叶うならわたしのほうこそ……ですが、そんなことをしては」
「では問題ありませんね」
「将軍!」
「おいおい、ディオ。殿下が気にされているのはそこじゃないっておまえさんもわかってるだろ? それでも黙ってるつもりか?」
将軍からの返事はない。「まったく手のかかるやつだな」と言いながらエルドが金髪をグシャッと掻いた。
「ええとですね、王太子がアトレテスの砦に移されたと知ったメレキア国内は、今大混乱の真っ直中にあります。王太子を奪還するんだと声を上げる様子はありませんが、かといってこのまま何も起きないとは限りません。そんなメレキアを力で抑え込んだとしても意味がありません」
力ずくでどうにかしたとしても問題を先送りするだけになる。下手をすれば各地で反乱が起き、再び民たちは戦渦に巻き込まれることになるだろう。
「そこで殿下に白羽の矢が立ったというわけです」
「わたしに……?」
「はい。有り体に言えば殿下を使い倒そうって話です」
つまり「アトレテスのためにメレキアを静かにさせろ」ということだ。自分の言葉にどれほどの力が残っているかはわからないが、混乱しているのであれば“女神の愛し子”の言葉はそれなりに効果があるかもしれない。
「その顔はとっくに覚悟ができていたって感じですね」
「目的がなければ生きたまま捕虜にするはずがない」
「ま、普通はそうですよね。ですが、ディオにはそれが我慢ならなかった」
エルドの言葉に「当然だろう」と将軍が口を挟んだ。まさか、そのことだけで伴侶にと言い出したのだろうか。
「そこまで気遣っていただく必要はありません。利用されるために囚われたのだと最初からわかっています。ですから、どうか立場が悪くなるようなことはしないでください」
「この程度で立場が危うくなることはありませんよ」
「ですが快く思わない人たちはいるはずです。覚悟はできています。たとえ道具として扱われようともメレキアのためになるなら本望です。むしろ今のわたしにはそれくらいしかできることがない。できることで祖国の役に立つことがわたしに残された役目だと思っています」
「贖罪というわけですか」
「……いいえ、贖罪にすらならないとわかっています」
都合のいい考えかもしれないが、たとえアトレテスに協力することになってもそれでメレキアが平和になるならいいと思っている。恨まれようとも蔑まされようとも、この戦争を止めることができなかった自分にできることはそれしかない。
「なるほどなぁ。おまえさんの見立てどおりのお方ってわけか」
「だから言っただろう」
「はいはい、それだけおまえさんの気持ちが本物だってこともよ~くわかりました」
将軍は渋い顔をし、それを見るエルドは苦笑していた。
「殿下、誤解のないように申し上げますが、ディオは殿下を最大限守るために伴侶の話を出したのですよ」
「どうしてそうなる? 将軍の立場を悪くするだけではないか」
「まぁまぁ落ち着いてください。まず、ディオの伴侶になれば殿下はグレモンティ公爵夫人という立場を手に入れることになります。さすがに王命を拒めるほどの力はありませんが、ただの道具としていいように使われることはありません。ディオの伴侶というのはそれだけの立場だということです」
まさか、道具にしないために伴侶にと考えたのだろうか。
「次に、公爵夫人になれば我が国のために働かなくてはいけなくなりますが、メレキアがアトレテスの一部になればメレキアのために動ける、ということにもなります。しかも公爵夫人ですから、それなりの影響力を持って口も手も出せる。程度にもよりますが、殿下の思いをメレキアに反映させることが可能だということです」
思わず将軍を凝視した。そこまで考えて伴侶にと言ったのだとしたら……体の奥から熱いものが沸々とわき上がってくる。
「申し上げたはずです。生涯をかけて殿下をお守りすると。御身もそうですが心もお守りするとお約束しました。そのためには伴侶となるのがもっともよいと判断したまでです」
「おいおい、それだけじゃないだろう」
「余計なことまで言わなくていい」
「余計なことじゃないだろうが。小さな隠し事も後でばれれば大事になることがある。夫婦ってのは些細なことから崩れるもんだって昔から言うだろ?」
「結婚していないおまえに何がわかる」
「おっと、これは痛いところを突かれた」
あははと笑ったエルドだが、すぐににやりと不敵な笑みを浮かべた。
「大切な上官であり大事な幼馴染みに夫婦生活を失敗してほしくないですからね。お節介ついでに言いますが、ディオが今の話を殿下にしたくなかった理由はほかにあります」
「おい」
「別に隠すようなことじゃないだろう?」
将軍が大きなため息をついた。それに肩をすくめたエルドだが、口を閉じるつもりはないらしくこちらを見る。
「こいつは殿下の心を自分以外のもので埋められたくないんですよ。それもあっての伴侶ってわけです」
「え……?」
「そりゃあもう大変だったみたいですよ」
「何があったんだ?」
「ぶっちゃけて言えば最後の悪あがきってやつですかね。相当見苦しかったみたいですけど」
自分が知る王太子からは想像できない言葉だ。
「砦から引っ張り出すときが一番大変だったみたいですよ。『イシェイドが裏切ったのだろう!』なんて何度も喚き散らしたとか」
移送中の馬車の中でも似たようなことを叫び続け、途中からはブツブツと何かをずっとつぶやいていたのだそうだ。それは今も変わらないらしく、「ま、脱走計画を立てられるよりかはマシですけど」とエルドがため息をつく。
「その話はもういいだろう」
「おっと、嫉妬か?」
「誰に対してだ?」
「おまえさんがあんな小者に嫉妬するわけないよな。はいはい、わかってるよ」
将軍が淹れてくれたハーブティーを一口飲み、カップをテーブルに戻した。
「それで、わたしはどうなるのでしょうか」
「殿下ですか? どうにもなりませんよ?」
答えたのはエルドだった。「あり得ないだろう」と指摘するが「いえいえ、殿下はこのままディオの屋敷に住み続けることになります」と返される。
「そんなはずはないだろう。今回の件には少なからずわたしも関わっている」
「巻き込まれただけですけどね」
「だが、」
「殿下にはこのまま当屋敷に、わたしの手元にいていただきます」
将軍の言葉にも「しかし」と反論した。
「それでは示しがつかないのではありませんか?」
「問題ありません」
そんなはずがない。自らの意志で事を起こすことはないとしても自分が危険な存在だということはわかったはずだ。アトレテスに刃向かう者たちを一掃したという話だが、アトレテスの手が及ばないところに逃れた王太子派もいるはず。王太子の気持ちを汲んで再び自分を巻き込もうと企てる者もいるだろう。いくら拒絶しても拒みきれない可能性は否定できなかった。
「わたしがいては将軍に害を与えることになるかもしれません」
「そんなことはありません」
「……もしや誓いを立てたから保護し続けるということですか?」
将軍が小さくため息をついた。
「では、わたしを慕っているという殿下のお言葉は偽りだったということですか?」
「そんなことはありません! ですがわたしは捕虜の身。将軍の身を案じているのです」
「以前も申し上げたとおり、御身も我が身もこの手で守ります。そもそも伴侶をそばに置くことになんの問題がありましょうか」
そう口にした将軍がカップを持ち上げた。表情一つ変えずハーブティーを飲んでいるが、今とんでもないことを口にしなかっただろうか。ポカンとしていると、将軍の傍らに立つエルドがプッと吹き出した。
「まったく、どんなときも仲がよろしいことで」
そう言ったかと思えば再び吹き出した。副官の様子が気にならないのか将軍は視線を向けることなくカップを傾けている。
「あの、どういう意味でしょうか」
そう将軍に尋ねると「言葉どおりですよ」と返ってくる。
「伴侶というのは、わたしのことですか?」
「はい」
「……あの、どなたの伴侶に……」
「わたしですが」
今度こそ目を見開いた。数日前、たしかに将軍とは想いを交わした。しかし自分が伴侶になれるはずはなく、そもそもアトレテスは同性婚を認めているのだろうか。
(それ以前にわたしは捕虜の身だ。利用価値がなくなればいずれ……)
唇をキュッと噛み締めた。夢のような告白に見て見ぬ振りをしてきたが、自分の立場は今も危ういままで将軍との未来があるとは思えない。
「ディオ、ちゃんと説明して差し上げないとわからないだろ」
しかし将軍はカップを傾けるばかりだ。「やれやれ」とため息をついたエルドが苦笑しながらこちらを見た。
「殿下の身柄は引き続きディオが監視することになったんですがね。こいつ、手元に置くなら奥方としてもらい受けたい、なんて言い出しまして」
「奥方……そんなことを言えば将軍の立場が悪くなります」
「殿下もそう思いますよね? 貴族たちもそりゃもう大騒ぎしましてね。殿下が危うかったあの日もそれで城に呼び出されていたんですよ。ところが全部放り投げて屋敷に戻ってしまったというわけです」
「陛下から二重に叱られましたよ」と言ってエルドが笑った。
「それでもディオの気持ちは変わらなかった。それどころかこのいかつい顔で威圧しまくるんで、ついには陛下も折れたというわけです。ということで、殿下は捕虜ではなく公爵夫人という立場になります。あぁでも殿下は王族ですから、夫人ではなく殿下のままですかね」
話を聞きながら目眩がした。生涯守るというあの言葉は婚姻が前提にあったということだ。
「わたしとの婚姻は望まれませんか?」
「そんなことはありません! 叶うならわたしのほうこそ……ですが、そんなことをしては」
「では問題ありませんね」
「将軍!」
「おいおい、ディオ。殿下が気にされているのはそこじゃないっておまえさんもわかってるだろ? それでも黙ってるつもりか?」
将軍からの返事はない。「まったく手のかかるやつだな」と言いながらエルドが金髪をグシャッと掻いた。
「ええとですね、王太子がアトレテスの砦に移されたと知ったメレキア国内は、今大混乱の真っ直中にあります。王太子を奪還するんだと声を上げる様子はありませんが、かといってこのまま何も起きないとは限りません。そんなメレキアを力で抑え込んだとしても意味がありません」
力ずくでどうにかしたとしても問題を先送りするだけになる。下手をすれば各地で反乱が起き、再び民たちは戦渦に巻き込まれることになるだろう。
「そこで殿下に白羽の矢が立ったというわけです」
「わたしに……?」
「はい。有り体に言えば殿下を使い倒そうって話です」
つまり「アトレテスのためにメレキアを静かにさせろ」ということだ。自分の言葉にどれほどの力が残っているかはわからないが、混乱しているのであれば“女神の愛し子”の言葉はそれなりに効果があるかもしれない。
「その顔はとっくに覚悟ができていたって感じですね」
「目的がなければ生きたまま捕虜にするはずがない」
「ま、普通はそうですよね。ですが、ディオにはそれが我慢ならなかった」
エルドの言葉に「当然だろう」と将軍が口を挟んだ。まさか、そのことだけで伴侶にと言い出したのだろうか。
「そこまで気遣っていただく必要はありません。利用されるために囚われたのだと最初からわかっています。ですから、どうか立場が悪くなるようなことはしないでください」
「この程度で立場が危うくなることはありませんよ」
「ですが快く思わない人たちはいるはずです。覚悟はできています。たとえ道具として扱われようともメレキアのためになるなら本望です。むしろ今のわたしにはそれくらいしかできることがない。できることで祖国の役に立つことがわたしに残された役目だと思っています」
「贖罪というわけですか」
「……いいえ、贖罪にすらならないとわかっています」
都合のいい考えかもしれないが、たとえアトレテスに協力することになってもそれでメレキアが平和になるならいいと思っている。恨まれようとも蔑まされようとも、この戦争を止めることができなかった自分にできることはそれしかない。
「なるほどなぁ。おまえさんの見立てどおりのお方ってわけか」
「だから言っただろう」
「はいはい、それだけおまえさんの気持ちが本物だってこともよ~くわかりました」
将軍は渋い顔をし、それを見るエルドは苦笑していた。
「殿下、誤解のないように申し上げますが、ディオは殿下を最大限守るために伴侶の話を出したのですよ」
「どうしてそうなる? 将軍の立場を悪くするだけではないか」
「まぁまぁ落ち着いてください。まず、ディオの伴侶になれば殿下はグレモンティ公爵夫人という立場を手に入れることになります。さすがに王命を拒めるほどの力はありませんが、ただの道具としていいように使われることはありません。ディオの伴侶というのはそれだけの立場だということです」
まさか、道具にしないために伴侶にと考えたのだろうか。
「次に、公爵夫人になれば我が国のために働かなくてはいけなくなりますが、メレキアがアトレテスの一部になればメレキアのために動ける、ということにもなります。しかも公爵夫人ですから、それなりの影響力を持って口も手も出せる。程度にもよりますが、殿下の思いをメレキアに反映させることが可能だということです」
思わず将軍を凝視した。そこまで考えて伴侶にと言ったのだとしたら……体の奥から熱いものが沸々とわき上がってくる。
「申し上げたはずです。生涯をかけて殿下をお守りすると。御身もそうですが心もお守りするとお約束しました。そのためには伴侶となるのがもっともよいと判断したまでです」
「おいおい、それだけじゃないだろう」
「余計なことまで言わなくていい」
「余計なことじゃないだろうが。小さな隠し事も後でばれれば大事になることがある。夫婦ってのは些細なことから崩れるもんだって昔から言うだろ?」
「結婚していないおまえに何がわかる」
「おっと、これは痛いところを突かれた」
あははと笑ったエルドだが、すぐににやりと不敵な笑みを浮かべた。
「大切な上官であり大事な幼馴染みに夫婦生活を失敗してほしくないですからね。お節介ついでに言いますが、ディオが今の話を殿下にしたくなかった理由はほかにあります」
「おい」
「別に隠すようなことじゃないだろう?」
将軍が大きなため息をついた。それに肩をすくめたエルドだが、口を閉じるつもりはないらしくこちらを見る。
「こいつは殿下の心を自分以外のもので埋められたくないんですよ。それもあっての伴侶ってわけです」
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