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第十四話『ドラゴンスレイヤー』
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「遅れてごめん、大丈夫??」
ナイフを投げたキョウちゃんがそこに立っていた。
「ナイフ!キョウちゃんナイフ使いだったの??」
と僕が呟く。
「いいえ、彼女は・・・」
とカナデが言ったところで次の行動にでるキョウ。
「これ上げる!!」
とブラックドラゴンにキョウちゃんが言って、火の着いた丸い玉を投げた。モクモクと煙が上がり、僕らの体が竜の視界から、遮られる。そう、彼女は『アイテム使い』だったのだ。
「これで、時間を稼げる!」とキョウちゃんが言う。
「逃げよう!」カナデが言う。
「それは出来ないな!」と、僕が言った。
「え!?」
「え!?」
太りが同時に声を上げる
「しーっ!!」
と、驚いて大きな声を出す二人に、僕は指を口の前に持ってきて微笑む。
「足をくじいてる、カナデを置いていけないでしょ」
と僕が言う、さっき躓いたときから、動きがすこしおかしくなっているのを僕は見逃していなかった。
「なんで、それを!!」と、言うカナデ。
「みてればわかるさ」と笑う。
とは言え、大ピンチなのは変わらない。
僕はスマホを取り出し『ドラゴン』で検索する。
『ドラゴン - 正しくはドラグーン』
あ、やっぱり最初はこれなのね、と笑った。
「ドラグゥーン」ね、と最大限のかっこいい発音で口に出してみた。
「卵生で、貴金属を好み、狡猾、非常に固い鱗で、並の剣では歯がたたない。ドラゴンを殺せるものをドラゴンスレイヤーと呼ぶ」と読み上げる。
「ちょっ!!最強ですやん!」と笑う。
「貴金属が好きとは書いてあるけど、狡猾とも書いてある、こないだの、ゴブリンみたいに、貴金属を投げて、釣るっていう手は効かないだろうなぁ」と笑う。
「どうやったら、ドラゴンスレイヤーになれるかは一切書いてない・・・」と僕がネット情報に突っ込みを入れる。
「コウタ・・・何を言って・・・」とカナデが言う。
『ドラゴン 心臓』
で画像検索する。すると、見事に、赤く指し示されている画像を見つける。
「よし、ここか」
と、僕は心臓の位置を把握する。
「コータ、まさか、戦う気じゃ!!」
「あなたの実力じゃ勝てないわ!!キョウちゃんもなんか言って」
「やるならサポートする」とボソリというキョウちゃん。
「お願いするよ、状況の確認ね。キョウちゃんのナイフで、『ブラックドラゴン』は左目が見えない。そして、煙幕で今は僕らも隠れている。けど、そろそろ煙幕も切れる。」と言う。
「僕が右側から、回りこむから、一瞬だけ左側で、『ブラックドラゴン』の意識を引きつけてくれ。
「わかった」彼女は、左側に回りこみ
「こっちよ!」と言う。
ロケット花火のようなものをドラゴンに向かって打つ。
小型のもの、まさに大きさ、威力はロケット花火そのもので、死に至るダメージは与えられない、が、上空に1つ外れたロケット花火を『ブラックドラゴン』が視線で追いかけたのを僕は見逃さなかった。
その瞬間、鱗の薄い内側に入り込み
「悪いね!」といい、心臓に向かってナイフを突き刺した。
返り血を全身に浴びる僕。
咆哮を上げる暇もなく『ブラックドラゴン』は絶命した。
そう、僕はドラゴンスレイヤーになったのだ。
「た、倒した!?」カナデの声がこだまする。
ナイフを投げたキョウちゃんがそこに立っていた。
「ナイフ!キョウちゃんナイフ使いだったの??」
と僕が呟く。
「いいえ、彼女は・・・」
とカナデが言ったところで次の行動にでるキョウ。
「これ上げる!!」
とブラックドラゴンにキョウちゃんが言って、火の着いた丸い玉を投げた。モクモクと煙が上がり、僕らの体が竜の視界から、遮られる。そう、彼女は『アイテム使い』だったのだ。
「これで、時間を稼げる!」とキョウちゃんが言う。
「逃げよう!」カナデが言う。
「それは出来ないな!」と、僕が言った。
「え!?」
「え!?」
太りが同時に声を上げる
「しーっ!!」
と、驚いて大きな声を出す二人に、僕は指を口の前に持ってきて微笑む。
「足をくじいてる、カナデを置いていけないでしょ」
と僕が言う、さっき躓いたときから、動きがすこしおかしくなっているのを僕は見逃していなかった。
「なんで、それを!!」と、言うカナデ。
「みてればわかるさ」と笑う。
とは言え、大ピンチなのは変わらない。
僕はスマホを取り出し『ドラゴン』で検索する。
『ドラゴン - 正しくはドラグーン』
あ、やっぱり最初はこれなのね、と笑った。
「ドラグゥーン」ね、と最大限のかっこいい発音で口に出してみた。
「卵生で、貴金属を好み、狡猾、非常に固い鱗で、並の剣では歯がたたない。ドラゴンを殺せるものをドラゴンスレイヤーと呼ぶ」と読み上げる。
「ちょっ!!最強ですやん!」と笑う。
「貴金属が好きとは書いてあるけど、狡猾とも書いてある、こないだの、ゴブリンみたいに、貴金属を投げて、釣るっていう手は効かないだろうなぁ」と笑う。
「どうやったら、ドラゴンスレイヤーになれるかは一切書いてない・・・」と僕がネット情報に突っ込みを入れる。
「コウタ・・・何を言って・・・」とカナデが言う。
『ドラゴン 心臓』
で画像検索する。すると、見事に、赤く指し示されている画像を見つける。
「よし、ここか」
と、僕は心臓の位置を把握する。
「コータ、まさか、戦う気じゃ!!」
「あなたの実力じゃ勝てないわ!!キョウちゃんもなんか言って」
「やるならサポートする」とボソリというキョウちゃん。
「お願いするよ、状況の確認ね。キョウちゃんのナイフで、『ブラックドラゴン』は左目が見えない。そして、煙幕で今は僕らも隠れている。けど、そろそろ煙幕も切れる。」と言う。
「僕が右側から、回りこむから、一瞬だけ左側で、『ブラックドラゴン』の意識を引きつけてくれ。
「わかった」彼女は、左側に回りこみ
「こっちよ!」と言う。
ロケット花火のようなものをドラゴンに向かって打つ。
小型のもの、まさに大きさ、威力はロケット花火そのもので、死に至るダメージは与えられない、が、上空に1つ外れたロケット花火を『ブラックドラゴン』が視線で追いかけたのを僕は見逃さなかった。
その瞬間、鱗の薄い内側に入り込み
「悪いね!」といい、心臓に向かってナイフを突き刺した。
返り血を全身に浴びる僕。
咆哮を上げる暇もなく『ブラックドラゴン』は絶命した。
そう、僕はドラゴンスレイヤーになったのだ。
「た、倒した!?」カナデの声がこだまする。
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