40 / 286
第四十〇話『サラと着ぐるみ』
しおりを挟む
「サラちゃんこういうのもありますよ!!」と、新しい洋服を指差して、サラを呼ぶ魔法使いの少女、奈緒子。素直に近づいて、確認する格闘美少女のサラ。それを見て顔がほころぶ。
「ほほう、これはなかなか、よいものですな」
と、ふざけているのか、まじめなのか、理解らない表情でサラが言う。僕も後から近づいて、奈緒子が指差した、それを目にした。
それは、「オサルの着ぐるみ」だった。
「え!?これはいいの??」
と笑う僕。水着はあれだけ嫌がったのに、「オサルの着ぐるみ」は一考に値する、不思議な感性だった。謎が謎を呼ぶ、サラの感性。
「こちらも『タチバナサチ』のデザインなんですよ!」
「あ、さっき、サラが買っていた、ぬいぐるみと同じデザイナーなのか!!」
奈緒子が僕に説明してくれた。僕はそれで、納得した。よほど、彼女の琴線に触れるデザインなのだろう。そうであれば、好きなものは僕だって手に入れたいから、さっき、笑っちゃったのは、失礼だったな、思って謝った。
「さっきは、笑っちゃってごめん」
「え?なにが??」
と、ケロッと笑うサラ。サラはサラで自分の価値を貫くタイプなので、まったく気にしていないようだった。「オサルの着ぐるみ」を持ち上げ、うーん、うーん、と悩んでいる。かなり本気で買おうか悩んでいるようだ。
「コブタのタイプの着ぐるみもあるんですよ、サラちゃん」じゃーん!!と「コブタの着ぐるみ」を持ち上げる奈緒子。それは、先ほど、サラが買った、コブタのぬいぐるみのシリーズだった。それを受けとるサラ。
「おおおお、これは!!」
目を輝かせながら、「オサルの着ぐるみ」を色んな角度から確認するサラ。さらに「コブタの着ぐるみ」と「オサルの着ぐるみ」を両方手にとって、真剣な表情で比べるサラだった。
「うーむ、『コブタ』か『オサル』か、それが問題だ」
サラが演技かかった声でそう言った。サラのハムレット改め、サムレットが謎の名言を残した。
「これも、戦闘には使えないんだよね?!」
と、奈緒子に確認するサラ。さっき、買ったジャージが室内用だったことから、この「着ぐるみ」たちも、そうではないかと残念そうに、推測するサラ。
「え!!それを来て戦闘するつもりなのか!!」
と僕は驚いて笑った。
「えー、だってかわいいじゃーん!!」とサラの返事が聞こえる。
「残念ながら、ここに売っているものは、基本的には室内用なんです。ただ、このまま、フィールドを進んでいくと『タチバナサチ』デザインの着ぐるみタイプの特別な戦闘服が手に入るという噂は聞いたことがあります!」
「へー!!」と僕が感心した。そのクエストについては、今度調べておいてあげよう、と思った。欲しいものがあったほうがクエストも楽しい。
「手に入れるしかない!!」とサラは目を輝かせた!!
そして、あれだけ悩んで、どちらかにするのかな、と思っていた、コブタとオサルの着ぐるみをしっかり両方購入していた、サラだった。
「ほほう、これはなかなか、よいものですな」
と、ふざけているのか、まじめなのか、理解らない表情でサラが言う。僕も後から近づいて、奈緒子が指差した、それを目にした。
それは、「オサルの着ぐるみ」だった。
「え!?これはいいの??」
と笑う僕。水着はあれだけ嫌がったのに、「オサルの着ぐるみ」は一考に値する、不思議な感性だった。謎が謎を呼ぶ、サラの感性。
「こちらも『タチバナサチ』のデザインなんですよ!」
「あ、さっき、サラが買っていた、ぬいぐるみと同じデザイナーなのか!!」
奈緒子が僕に説明してくれた。僕はそれで、納得した。よほど、彼女の琴線に触れるデザインなのだろう。そうであれば、好きなものは僕だって手に入れたいから、さっき、笑っちゃったのは、失礼だったな、思って謝った。
「さっきは、笑っちゃってごめん」
「え?なにが??」
と、ケロッと笑うサラ。サラはサラで自分の価値を貫くタイプなので、まったく気にしていないようだった。「オサルの着ぐるみ」を持ち上げ、うーん、うーん、と悩んでいる。かなり本気で買おうか悩んでいるようだ。
「コブタのタイプの着ぐるみもあるんですよ、サラちゃん」じゃーん!!と「コブタの着ぐるみ」を持ち上げる奈緒子。それは、先ほど、サラが買った、コブタのぬいぐるみのシリーズだった。それを受けとるサラ。
「おおおお、これは!!」
目を輝かせながら、「オサルの着ぐるみ」を色んな角度から確認するサラ。さらに「コブタの着ぐるみ」と「オサルの着ぐるみ」を両方手にとって、真剣な表情で比べるサラだった。
「うーむ、『コブタ』か『オサル』か、それが問題だ」
サラが演技かかった声でそう言った。サラのハムレット改め、サムレットが謎の名言を残した。
「これも、戦闘には使えないんだよね?!」
と、奈緒子に確認するサラ。さっき、買ったジャージが室内用だったことから、この「着ぐるみ」たちも、そうではないかと残念そうに、推測するサラ。
「え!!それを来て戦闘するつもりなのか!!」
と僕は驚いて笑った。
「えー、だってかわいいじゃーん!!」とサラの返事が聞こえる。
「残念ながら、ここに売っているものは、基本的には室内用なんです。ただ、このまま、フィールドを進んでいくと『タチバナサチ』デザインの着ぐるみタイプの特別な戦闘服が手に入るという噂は聞いたことがあります!」
「へー!!」と僕が感心した。そのクエストについては、今度調べておいてあげよう、と思った。欲しいものがあったほうがクエストも楽しい。
「手に入れるしかない!!」とサラは目を輝かせた!!
そして、あれだけ悩んで、どちらかにするのかな、と思っていた、コブタとオサルの着ぐるみをしっかり両方購入していた、サラだった。
12
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる