悪役になりたかったのに!

rikuro

文字の大きさ
3 / 8

10歳になりました

しおりを挟む





どもども!10歳になったディーレンです!ドンドンパチパチー!(あれ?これって古い?)
もうすぐ学校に通うことになったのでテンションあげあげで参ります!

この国は10歳になる歳から学校に通うことになっており、18歳で卒業だ。小等部として10~13歳、中等部が14~16歳、高等部が17~18歳になる。
学校には貴族が通う学校と平民が通う学校、貴族平民問わずの実力主義の学校とがあり、オレが通うのはなんと!!実力主義の学校だ!兄たちもその学校だったので、同じところが良いと頑張ったのだ。本当に受かってよかったよ。






無事に学校に通いだしたのはいいのだが、自分たちの学年には良く集めたなぁと思うほどに、この国の重鎮たちの子どもか孫が通っていた。
筆頭はこの国の国王の息子であるアイレスティア第3王子だ。次に公爵子息のエルンスト・ルクセンク、因みに次男。侯爵家の子息ウィリアムズ・エチェチア、三男。辺境伯爵家の長男ルーセント・メトゥ。騎士団総長の孫のカイン・バンライがいる。
やっぱり、実力主義とくれば貴族でもこの学園を目指す人は少なくない。でも、コネや賄賂などは一切使えず自分の実力で受けるしかないので落ちる貴族も多い。そして実力で受かる平民は貴族よりもよっぽど優秀な人材になるとして卒業後の就職先に城勤めになる人が多いみたいだ。

それにしても、この人達の名前をどっかで聞いたような…?どこだっけ?






※※※※※※※※※※



「ど、どうしよう……遅くなっちゃった……」
ヤバいヤバい!図書室で寝てしまってたよ……。早く帰らないと兄様達が暴走しちゃうよー!
「っ!」
「わわっ!?も、申し訳ない!前をちゃんと見ていなかった……もの…で」
「いえ、お気になさらず。……?えっと、シャベナレイ家のディーレン様でしたよね?どうされました?」

ひー!ヤバいヤバい!ぶつかりそうになったのってエルンスト様じゃん!!公爵家の方だよっ!そして近くで見るのは初めてだけど滅茶苦茶かわいいんだね……。

「っは!あ、いえ、前方不注意で危うくお怪我をさせてしまうところでした。申し訳ありません」
もう、本当にすいません!ギリギリ避けれたので良かったけど、冷や汗ものだよ……。
「大丈夫ですよ。驚いてしまっただけで実際にはぶつかっておりませんから。それよりも、お急ぎだったのでは……?」
「っ!そ、そうでした!急がなくては大変なことに……!ルクセンク様、申し訳ございませんが後日、改めてお詫びいたしますので失礼させていただきます」
「……」
バッと頭を下げると出来るだけ優雅に見えるように心がけながら先を急いだ。本当にすいませんでしたー!






無事に家に着いたんだが、あと少し遅かったら兄様達が学校に乗り込むところだった……。危ない危ない。
心配してくれるのは嬉しいが、兄様達はものすごく過保護になってしまった。なぜ?弟にはここまでしないのに……。解せぬ。

それにしても、エルンスト様可愛かったなぁ。
普段は第3王子達と一緒にいて、その周りは取り巻きとかで良く見えないのだ。可愛かったけど、身長はオレよりもあったよ……。小さいって聞いていたのに……。
いやいや、身長云々よりも、お詫び何にするかを考えないと!どうすればいいかな?















オレはこの時、知らなかった……
エルンスト様が立ち去るオレの後ろ姿を凝視していたなんて……


しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。 自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。 ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。 とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。 恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。 ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。 落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!? 最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。 12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される

中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」 夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。 相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。 このお話はムーンライトでも投稿してます〜

劣等アルファは最強王子から逃げられない

BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。 ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。

桜月夜
BL
 前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。  思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。

イケメンダブルセンターとアンチ>ファンな平凡な俺

スノウマン(ユッキー)
BL
アイドルグループ【オーバーウェルミング】は圧倒的な歌唱力の深山影月、圧倒的なパフォーマンス力の漣陽太、そして圧倒的な平凡力な俺間桐真緒の3人で結成されている。  大人気の二人と違いアンチしかいない俺だが、メンバーからもファンからも愛される日が果たしてくるのか!?

処理中です...