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地下室に住む囚われの魔物
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地下室に住む囚われの魔物
19XX年…
これはまだΩ性の社会的地位が低い頃の話
────────
「地下室には魔物がいる」
ある日、使用人の誰かが屋敷中にそう噂を広めた。
真夜中になると悲鳴混じりの叫び声が聞こえる、その魔物は人を狂わせる能力を持っている、昔近くに住んでいた魔女の弟子が復讐をしているなど皆口々に言う。
酷く恐れる使用人たちに対し興味を持った俺は皆が寝静まった頃合を見計らい半信半疑のまま例の地下室へと足を運んだ。
足音を立てないよう息を呑み地下室へと続く階段を降りる。
そこからは薄暗い光が漏れ、声が聞こえてきた。
「…ほら、脚を開いて。自分で持ってられるね?」
声の主は…
19XX年…
これはまだΩ性の社会的地位が低い頃の話
────────
「地下室には魔物がいる」
ある日、使用人の誰かが屋敷中にそう噂を広めた。
真夜中になると悲鳴混じりの叫び声が聞こえる、その魔物は人を狂わせる能力を持っている、昔近くに住んでいた魔女の弟子が復讐をしているなど皆口々に言う。
酷く恐れる使用人たちに対し興味を持った俺は皆が寝静まった頃合を見計らい半信半疑のまま例の地下室へと足を運んだ。
足音を立てないよう息を呑み地下室へと続く階段を降りる。
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「…ほら、脚を開いて。自分で持ってられるね?」
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