オメガバース物語 囚われの魔物

19XX年…

これはまだΩ性の社会的地位が低い頃の話

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「地下室には魔物がいる」

ある日、使用人の誰かが屋敷中にそう噂を広めた。
真夜中になると悲鳴混じりの叫び声が聞こえる、その魔物は人を狂わせる能力を持っている、など皆口々に言う。
酷く恐れる使用人たちに対し興味を持った俺は皆が寝静まった頃合を見計らって例の地下室へと足を運んだ。

「…ほら、脚を開いて。自分で持ってられるね?」

声の主は…


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オメガバース物語 貴族Ver.
前作が完結していないにも関わらず新作を投稿してしまう形となりますが、限られた時間の中で少しずつ進めていきたいと思っているので長い目で見てやってください。

また性描写を多く含みますので苦手な方はブラウザバックしてください。


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