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本章
101話
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-紬side-
「じゃあ僕は隣の部屋にいるから何かあったら声掛けてね。」
とだけ言って樹さんが部屋から出ようとするとドアの外で蓮さんが入るタイミングを伺っていたのか突っ立ったまま待っていた。
「もういいのか?」
「あ、蓮も起きてたのか。あとは二人でちゃんと話し合いなよ。」
蓮さんの肩を樹さんがすれ違いざまにポンと軽く叩くと蓮さんがこちらを見る。
樹さんが部屋から出ていくと蓮さんが近寄りベッドに浅く腰掛ける。
「酷い顔だな…目が腫れてる。昨日は、その…悪かった…」
頬に手を添えられ瞼近くを親指でなぞられ擽ったい。
噛み跡を確認するように指で首筋を撫でられるとついビクッと反応してしまう。
「れ、蓮さん…」
蓮さんの匂いが甘い…
何だか触れられるだけでドキッとして胸が締め付けられる。
誤魔化すように少し体を起こして蓮さんの首に腕を回して抱きつく。
「ん?」
片手に握ったままの薬の入った箱に目線を移し睨めっこする。
これが正しい選択なのか、蓮さんの重荷にならないだろうか。
何から話せばいいのか分からず変に緊張していた。
「じゃあ僕は隣の部屋にいるから何かあったら声掛けてね。」
とだけ言って樹さんが部屋から出ようとするとドアの外で蓮さんが入るタイミングを伺っていたのか突っ立ったまま待っていた。
「もういいのか?」
「あ、蓮も起きてたのか。あとは二人でちゃんと話し合いなよ。」
蓮さんの肩を樹さんがすれ違いざまにポンと軽く叩くと蓮さんがこちらを見る。
樹さんが部屋から出ていくと蓮さんが近寄りベッドに浅く腰掛ける。
「酷い顔だな…目が腫れてる。昨日は、その…悪かった…」
頬に手を添えられ瞼近くを親指でなぞられ擽ったい。
噛み跡を確認するように指で首筋を撫でられるとついビクッと反応してしまう。
「れ、蓮さん…」
蓮さんの匂いが甘い…
何だか触れられるだけでドキッとして胸が締め付けられる。
誤魔化すように少し体を起こして蓮さんの首に腕を回して抱きつく。
「ん?」
片手に握ったままの薬の入った箱に目線を移し睨めっこする。
これが正しい選択なのか、蓮さんの重荷にならないだろうか。
何から話せばいいのか分からず変に緊張していた。
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