異世界で勇者兼聖女なりました!……が、現在ドラゴンにストーカーされてます!?

嘉藤 静狗

文字の大きさ
19 / 43
第1章 『最初の街』編

七聖の囁き ─始動ノ時─ ※前書き

しおりを挟む
 ===*前書き*===*===*===
 今回は会話のみ。
 ……ただし、登場人(?)物は多め。
 ===*===*===*===*===




『───ん?』
〈おや〉


《なんだなんだ?トイレか?》
【“土”の、煩い。てか、ウザい】
《んだとぉ?“チビ”のクセに、生意気なっまいきだな》
【……“土”、ぶちのめす。“火”はチビじゃない!】
《いーや、チビだね!ほぉら、よっと》
【~~~っ、やぁ!高い高いすんなぁー!】


{まぁまぁ、落ち着いてくださいな。二柱ふたりとも}


【あ、“光”っ!……だってぇ】
《はっはぁーっ!注意されてやがんの!ざまぁねぇな、“火”ぃ!》
【違うもん!二柱って言われたから、“土”もだもん!
 そうでしょ?“光”!】
《“光”の姐さぁん。……こぉんなチビの戯れ言なんて、気にしなくていいッスよ?》
【っ!またチビって言った!?こンの、このこのぉ~~~っ!!】
{あらあらまぁまぁ、どうしましょう。困ったわぁ~}


[───止めろ、“火”・“土”。話題がずれてる上に、“光”が困ってる]


{あら、“闇”。起きてきたの?久しぶりね}
【め、珍しい……。“闇”まで来るなんて】
[……“光”が来るなら、俺も来るさ。たまにはな]
{まぁ、嬉しいわ♪}
《相っ変わらず、“闇”の旦那は、“光”の姐さんを溺愛してんなぁ~。流石だぜ》
【それだけは、“土”に同意。“闇”は“光”にメロメロ】


[───それで、“水”・“風”何があった?]


(《結構強引に話題を変えたな……》)
(【仕方ない。“光”曰く、“闇”は照れ屋】)


『……ちょおっと待っててねぇ~。んーと、ふむふむぅ。なるほどぉ』
〈“水”、私の方は分析が終わりましたよ〉
『んー、じゃあ“風”ぇ。皆にぃ、説明ヨロ~☆』
〈えぇ、承りました〉


《んで?何があったんだ》
【何か、よくない事……?】
〈いえ、我らにとってはむしろ喜ばしいことですよ。
 ───新たな“無”の器候補殿から、《シィーラ》が送られてきました〉


《おぉっ!マジか!?》
{まぁ~、今回の子は早いですわね。最速……ではないですはずが}
[───最速だった四代前の候補者は、確かに溺れて、ヒトに飼い殺しにされたな]
【……あれは悲惨。繰り返しちゃ駄目】
〈しかし、となると今代の“無”の器候補殿も危険かもしれません。
 ……送られてきた《シィーラ》が予想以上に多いです。かなりの大魔法を使った可能性が高いので、またどこかに囲われるやも……〉


『んー?でもぉ、この子ってば、隠すつもりっぽいよぉ?』


〈え?そんなこと、どこに……〉
『ほらぁ、これこれぇ。───日本語異世界言語を流用した真言まことでぇ、魔痕を複雑化してるのぉ』
【本当!?“水”、見せてっ!】
〈おやおや、なんとも……確かにこれなら、使用時に見られない限りは、誰の魔法か悟られることはないでしょう〉
【これ、すごい。……“水”と“風”、うらやま】
[───恐らく、無意識だから出来た代物しろものだろう。……余程、目立ちたくないとみえる]
{まぁ、今回の子は恥ずかしがり屋さんなのかしら?可愛らしいわ~}


《でもよぉ……それって、今後は魔法を渋っちまって、まぁた制限時間タイムリミットまで間に合わねぇんじゃね?》


〈あ……〉
【確かに、あり得る】
《だろぉ?したら、まぁたゼロスタートだ》
{あらぁ、困りましたわね~}


『んーにゃ、大丈夫じゃないのぉ?』
[───俺も、そう思う]


《そりゃまた何でだ?“闇”の旦那》
【“火”も、気になる】
〈私たちにも分かるように、教えてください。“闇”殿〉


[……理由は簡単。“光”と同じタイプだからだ]
『よーするにぃ……タラシでぇ、天然だからぁ、周囲が守ってくれる?みたいなぁ?
 あとぉ、たぶん魔導師よりだからぁ……魔法を使わないってことはぁ、ないと思うのぉ~』

《あぁ、なるほど》
【……“火”も、察した】
〈そ、それなら。確かに、分かるような……〉
{まぁ、私にそっくりなの?……ますます、楽しみだわ♪}


(《ぶ、ブレねぇ……流石さっすが、“光”の姐さん》)
(【確かに、“光”のホワホワはすごい】)
([───それでこそ、俺の“奥さん”。愛してる])


〈(何でしょう……突然、空気が甘くなった気が……)
 と、兎に角。今回の“無”の器候補殿の挑戦が始まりました。なので、引き続き何かありましたら、ここに集合しましょう〉


『はぁ~い❤』
【“火”、了解】
《へいへい。そんなお堅く言わんでも来るさ》
{まぁ、そうね♪久しぶりに、面白くなってきたわ。ね、“闇”?}
[───“光”が来るなら]
《あー、さっきも聞いたぜ。それ》
【“土”、一々指摘しない。煩い。てか、ウザい】
《はぁ~~~?つーか、それもさっき聞いたわ!》
【違うもん。全く同じじゃないもん】
《んっだとおぉぉ??》


〈……はぁ。取り敢えず、今回はお開きにしましょう〉
『はぁい、解散!』
{まぁ、ではまた今度ね。行きましょう?私の“旦那様”}
[───っ、あぁ]


【“土”なんて、“土”なんてぇ……っ、禿げちゃえぇーーーっ!】
《ちょっ、お前っ……言い逃げすんなよ、ゴルァーーーッ!!》


〈───やれやれ、次回からもこんな調子なのでしょうか……?
 はぁ、先が思いやられますね……まったく〉
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました

小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。 しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!? 助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、 「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。 幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。 ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく! ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー

世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~

きよらかなこころ
ファンタジー
 シンゴはある日、事故で死んだ。  どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。  転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。  弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

追放された聖女は旅をする

織人文
ファンタジー
聖女によって国の豊かさが守られる西方世界。 その中の一国、エーリカの聖女が「役立たず」として追放された。 国を出た聖女は、出身地である東方世界の国イーリスに向けて旅を始める――。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

狼になっちゃった!

家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで? 色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!? ……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう? これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。

処理中です...