小宇宙冒険 ~選ばれし7人の少年少女~

西森の鉱石の秘密

この星にすむ少年

「さっき見つけた暗号パスワード！」
晋一がパスワードを見つけた。

啓介が言う。
「これ解読したら今いる状況わかるんじゃない?」


その瞬間、人影が見えた。
おかしい、ここには6人しか人はいないはずだ。


地球以外に人がいると言うのか?
絶対いないと思うが、、、。


すると、一人の青年が現れた。

「うわっ!」
彼は驚いていた。

突然人がいてびっくりしたのだろう。


「どなた、、です、、か?」
その質問に、今まであったことを話してみんなは答えた。


すると、啓介が逆質問した。


「なぜ、この星に住んでるのですか?
なぜ、日本語が話せるのですか?」


その瞬間みんなが静かになった。


「実は、僕は日本の東京都世田谷区に住んでいました。
小学3年生の時宇宙のことを考えてたら突然周りがバッとひかり気がついたらここにいました。」


幸い北森にはイノゾウという地球にはいない動物がいてそれを大繁殖させ食料にしたり宇宙船の中に入っていた米を育てることができたそうで良かったという。

その瞬間、みんなはハッとした。


この人は、あの人に似ている、と。



現在地球で”世田谷小3行方不明事件”として扱われている事件の被害者の男の子だ。

その時学校で、気をつけましょうと何回も聞かされたことをみんな覚えていた。


もうそれは4年も前、彼らが小3の時のことだ。


「地球にはどうやって戻れますか?」


「そんなもん知ってたらとっくに戻ってますよ」


とにかく西森の秘密を探す前に人がいて良かった。



彼らは新たに、7人で動き始めた。


そう、帰還ただいまを求めて。




「さっき洞窟なかったか?」


この翔志の一言が、運命を変えることになる、､､。