【虐げヒロインはドSエリートに翻弄される】〜囚える鎖を放すか否か(仮)

光月海愛(こうつきみあ)

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SM(藍野視点Ⅱ)

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 倉庫の戸を開けると、明日美が泣きそうな顔で寄って来て、俺の腕の中で崩れおちる。華奢な身体が微かに震えていた。

 大の男だって、こんな所に何時間も閉じ込められたら不安になる。常務や雅夫の性格を思えば、幼い明日美をそうやって虐待していた可能性も否めない。

 しかし、今回彼女を閉じ込めたのは竹林だ。
 見たら、明日美のシャツの胸元が開いていた。彼女らしくない着こなしだ、と思ったらボタンが無かった。 

 俺の視線に気が付いて、気まずそうに俯いた。

「兄に叱られた時……ボタン、取れちゃって」

 そっちか。
 もしかして竹林かと思ったけど。
 
「あの社長も、なかなかだよな」

 相当イカれてる。

 俺は乱雑な倉庫を見回した。
 不正を働いた明日美の父親は、死ぬ前に証拠品を処分しないまま病気になったんだろう。

 ――……あれ、臭いな。

 明日美が台車に乗せたらしい賃金台帳の中から、俺は背表紙が無いものを手に取った。軽く捲ると、俺の父親の名前があった。
 これは、背任隠蔽と私文書偽造の証拠。
 あいつら家族を、UMENOと明日美のそばから引き剥がす一手となる。

 当たり前のように持ち出そうとする俺に、明日美は何か言いたげだ。

 
「……雅夫兄さんとは買収の話だけをしたんですか?」


 俺の父親が横領の罪を擦り付けられた話を彼女にすると、不可解そうな顔をしていた。

「藍野さんのお父さんは、嵌められたと分かって何故会社を訴えたりしなかったんでしょうか?」

 俺もそう思った。
 だけど、大手とはいえ、ファミリー企業で社長に権限が集中してしまうと、不正発覚が難しくなる。内部監査も緩くなり、証拠隠滅もしやすい。
 そんな会社の中では、父の冷徹ぶりはたとえ仕事が出来たとしても、疎ましがられたはずだ。味方なんて居なかったんじゃなかろうか。

 そんな父親に本質的には俺は似ている。
 性癖までも。
 今は穏やかな下面を被っていても、いつ剥がれるか自分でも分からない。
 そう言えば、明日美は否定した。

「……私は、あなたが酷い人とは思えません」

 買いかぶりだ。
 俺に拘束されたり、車内とはいえ、露出を強要された癖に、どうしてそう思える?
 そんな恥ずかしい明日美の写真を竹林や他の男に晒されて、少しでも興奮した俺はけして良い奴じゃない。

 写真を雅夫に見せられていたのか、明日美は耳から真っ赤にしていた。
 反して色白の肌が艶めかしい。
 開いた胸元から、華奢な身体に不釣り合いな谷間が見えている。
 これで、ヤりたくならないわけがない。

 この倉庫で、箱の上に押し倒し、ストッキングだけ裂いて、明日美の中に挿れる所をイメージした。それだけで十分に勃起した。





 


 




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みんなの感想(1件)

sakaepanda
2026.02.22 sakaepanda

酷い...酷すぎる😭
明日美ちゃんが救われる日は来るのか…
藍野さん…
明日美ちゃんをこの地獄から
救ってあげてほしい…🥺

解除

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