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第1章 酔いどれおじさんと青年
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「よし、とりあえずルカの話はここまで。本題は今日の運営会議で聞いてきた話なんだ」
「運営会議で何かあったのですか?」
ルーカスは先ほどまでの穏やかな雰囲気を切り替えた。ロランの背筋も自然と正される。
「最近、ここ周辺には見かけない貴族のような人間がうろついているらしい。行動は他の観光客達と同じようなことらしいが、念の為注意喚起がされた」
辺境領では多くの物と人間が行き交っている。国境付近に位置しているためその動きは顕著だ。
それは利点をもたらすが同時に難点も生み出している。そのうちの1つが他国からの賊の侵入だ。
今回怪しいとされている男はローブを身につけていることからよりその線は濃厚になる。
賊達は物も人間も簡単に奪い去っていく。ロランが食堂に勤務していた際も知り合いの店舗が被害になっているところを何度も見てきた。
「それは物騒ですね」
「だろう? 何せ小さな領地だから異質な存在に皆、敏感になっている」
「その人には何か特徴があるのでしょうか」
「その人物は背が高く、真っ黒なローブを着た貴族風の男、らしいと運営元の人は言っていたかな」
「背が高くて、真っ黒なローブを着た貴族風の男......」
ロランは引っ掛かりを覚えた。その男とどこかで会った事がある気がしたのだ。
そしてその心当たりの人物を思い出した。
「あの人」
「ん? どうしたんだい」
彼だ。迷子になっていたルカを助けてくれたあの男性に違いない。
「ルーカスさん、俺その人を知っているかもしれません」
「君が?」
そしてロランは事の顛末を詳細に話した。彼はレオナルド・デューラと名乗り、とある貴族の側近をしていると言っていたこと。ロランの目が悪いと知った途端に、視力回復の手伝いができるかもしれないと言われたこと。押しに負けてもう一度会う約束をしたこと。
全てを聞き終えるとルーカスはまいったとため息をついた。
「何となくわかっていたけれど、ロランは本当に巻き込まれ体質なんだねえ。ユーティスが心配するわけだ」
ロランはあははと乾いた笑いを返すしかなかった。
「そうとわかったら今後の方針を決めようか。......コーヒーはもう一杯いるかい?」
「お願いします」
夜が更けるまで、ロランとルーカスは今後のことを綿密に話し合った。
......
今は孤児院の子どもたちが学習を行う時間だ。ロランは一人、ぼんやりしながら庭の椅子に座っていた。
「どうしようかな」
どうしようかなと言うのは、レオナルドと再び会うことについてである。
ルーカスと話しをしても結局決心がつかなかった。
「ぼんやり生きてきたつけが回ってきたみたいだ」
今までの人生を振り返ってみると選択に迷うことなく時の流れのままに生きてきたとわかる。最低限の読み書きだけを学習して就職した食堂も、偶然従業員募集をしていたため決めた。お酒を飲むこともご飯を食べることも好きだが、ほとんど生来のものだ。
どうしたいのかがわからない。どれだけ疑問を投げかけても本心が見えてこないのだ。
自分のことのはずなのに何一つはっきりしていない状況がおかしかった。ロランは自身が何を求めているのかさえ、わからないのだ。
「本当に、すぐには思い浮かばないな」
「何がすぐに思い浮かばないの?」
子ども特有の高い声が聞こえた。孤児院の子ども達の声なら大体聞き分けられる。
「マティか。勉強はもう終わったのか?」
「うん! わたし一番に暗記のテストに合格したの!」
「すごいな。マティはいつも勉強を頑張っているから、いい結果が出たんだろうね」
「ありがとう! それで、もうすぐお昼ご飯を食べるからロランさんを呼んできてってルーカス先生から言われたの」
「わかった。教えてくれてありがとう」
「うん!」
やりたいことについて考えるのはまた時間が空いたら考えよう。孤児院の子どもたちがいる時はそれだけに集中していたい。
「それで何がすぐに思い浮かばないの? 教えて?」
マティはロランの独り言に興味を持ったようだ。隠すようなことではないので素直に答えた。
「知り合いの人から、誘われていることがあるんだよ。でも全然踏ん切りがつかないんだ。自分が何をやりたいのかわからないって感じかな」
「へー、やってみたいことっていうのは将来の夢ってこと?」
「んーちょっと違うけど、やってみたいって気持ちは同じかもね」
「そうなんだー。私はね、将来お洋服屋さんになりたいんだ。かわいいものに囲まれていたら嬉しいだろうし。お裁縫も得意だから」
「すごいな。もう目標があるんだね。すごいな」
マティは目を輝かせながら夢を語った。
ロランにもマティのように将来に期待を馳せながら夢を描いていた時期があったはずだ。
どんな夢だっただろうか。
(あ......)
「......」
「どうしたの、ロランさん」
「......いいや、そういえば俺も夢を持っていた時があったなあと思ってさ」
「今はないの?」
「なかった。でも思い出したよ。俺にもやりたいことがあったんだって。マティのおかげだよ。ありがとう」
「えへへ、どういたしまして!」
自分の気持ちをようやく掴んだという感触がある。ロランはぎゅっと拳を握った。
......
結論としてロランはレオナルドと会うことを決めた。
大まかな理由としては、仮にでも再び会う約束をしてしまったことと、レオナルドがロランに目の治療を持ちかけた理由がはっきりしていない以上放置しておくのは危険だということが挙げられる。
そして後日律儀にも孤児院へ送られてきたレオナルドからの手紙には街角にある小さな喫茶店に来て欲しいと、日時を指定して書かれていた。
「ブスケーさん、お久しぶりです」
「デューラ卿、お久しぶりです。とは言ってもまだ3日しか経っていませんが」
「そうですね。今日はお時間をとってくださりありがとうございます」
店に到着するとすでにレオナルドが待っていた。ロランの目を気遣い、入り口からエスコートをしてくれた。
そして優雅な仕草でロランの手の甲に口付けをした。あまりにも自然でロランは拒み損ねてしまった。
「平民に向かってそんな態度を取ってはいけませんよ」
「失礼しました。でもいいんですよ、あなたになら」
意味のわからないことをレオナルドは言った。
すでに用意されていた椅子に座るとレオナルドは話を続けた。
「さっそくですが本題に入らせていただきます。ブスケーさんあなたには私がお仕えしているブルーナ侯爵家の協力者になっていただきたいのです」
「!?」
ブルーナ侯爵家。その名前を聞いて大声を出さなかった自分をロランは盛大に褒めたいと思った。このシステリア王国で知らない人間はいないと言われるほど有名な貴族だ。
代々国王に忠誠を誓い、その圧倒的な魔法の力と優れた頭脳によって歴史に名を連ねてきた。
そのブルーナ侯爵家がなぜ辺境領に住むロランのような平民に協力を願い出ているのだろうか。
「我々は現在、陛下からの要請により医療における魔法の使用の実験を行っています。そこで実際に事故などで体の一部が欠損し、現在の医療だけではどうにもならない人々に実験への協力をお願いしているのです」
レオナルドは協力者を探すため、わざわざ辺境領まで出向いていたのだ言った。他にもブルーナ侯爵家の人間達が国中を巡って、協力者を集めているらしい。
「事情はわかりました。ですがどうしてわざわざ国中を巡っているのでしょうか。目が見えない人間など王都を探せばいくらでもいるはずです」
「ええ、確かに目が見えない方は王都でも見つかるでしょう。ですが、それだけでは駄目なのです」
あくまで治療は実験の段階に過ぎない。つまりは実験を行うことでどんな症状が生まれてしまうのかがわからないのだ。
だから協力者の条件として治療対象以外は健康である事があげられてしまう。
「ブスケーさんに協力していただきたい実験はすでに最終段階にまで来ています。治療による副作用はほとんどないはずです。どうか、力を貸してください」
「デューラ卿、顔を上げてください」
「いいえ、これが我々の誠意です。協力していただけるのなら、どんなことでも精一杯いたします。だからどうか協力者として侯爵家に来ていただけないでしょうか」
レオナルドはロランに向けて頭を下げたまま動こうとはしなかった。
『協力していただけるのなら、どんなことでも精一杯いたします』
その姿がいつかの自分と重なった。誠意を持って頭を下げることは誰にでもできることではない。
前世でも今世でも頭を下げる立場にいたロランは十分に知っていた。
「運営会議で何かあったのですか?」
ルーカスは先ほどまでの穏やかな雰囲気を切り替えた。ロランの背筋も自然と正される。
「最近、ここ周辺には見かけない貴族のような人間がうろついているらしい。行動は他の観光客達と同じようなことらしいが、念の為注意喚起がされた」
辺境領では多くの物と人間が行き交っている。国境付近に位置しているためその動きは顕著だ。
それは利点をもたらすが同時に難点も生み出している。そのうちの1つが他国からの賊の侵入だ。
今回怪しいとされている男はローブを身につけていることからよりその線は濃厚になる。
賊達は物も人間も簡単に奪い去っていく。ロランが食堂に勤務していた際も知り合いの店舗が被害になっているところを何度も見てきた。
「それは物騒ですね」
「だろう? 何せ小さな領地だから異質な存在に皆、敏感になっている」
「その人には何か特徴があるのでしょうか」
「その人物は背が高く、真っ黒なローブを着た貴族風の男、らしいと運営元の人は言っていたかな」
「背が高くて、真っ黒なローブを着た貴族風の男......」
ロランは引っ掛かりを覚えた。その男とどこかで会った事がある気がしたのだ。
そしてその心当たりの人物を思い出した。
「あの人」
「ん? どうしたんだい」
彼だ。迷子になっていたルカを助けてくれたあの男性に違いない。
「ルーカスさん、俺その人を知っているかもしれません」
「君が?」
そしてロランは事の顛末を詳細に話した。彼はレオナルド・デューラと名乗り、とある貴族の側近をしていると言っていたこと。ロランの目が悪いと知った途端に、視力回復の手伝いができるかもしれないと言われたこと。押しに負けてもう一度会う約束をしたこと。
全てを聞き終えるとルーカスはまいったとため息をついた。
「何となくわかっていたけれど、ロランは本当に巻き込まれ体質なんだねえ。ユーティスが心配するわけだ」
ロランはあははと乾いた笑いを返すしかなかった。
「そうとわかったら今後の方針を決めようか。......コーヒーはもう一杯いるかい?」
「お願いします」
夜が更けるまで、ロランとルーカスは今後のことを綿密に話し合った。
......
今は孤児院の子どもたちが学習を行う時間だ。ロランは一人、ぼんやりしながら庭の椅子に座っていた。
「どうしようかな」
どうしようかなと言うのは、レオナルドと再び会うことについてである。
ルーカスと話しをしても結局決心がつかなかった。
「ぼんやり生きてきたつけが回ってきたみたいだ」
今までの人生を振り返ってみると選択に迷うことなく時の流れのままに生きてきたとわかる。最低限の読み書きだけを学習して就職した食堂も、偶然従業員募集をしていたため決めた。お酒を飲むこともご飯を食べることも好きだが、ほとんど生来のものだ。
どうしたいのかがわからない。どれだけ疑問を投げかけても本心が見えてこないのだ。
自分のことのはずなのに何一つはっきりしていない状況がおかしかった。ロランは自身が何を求めているのかさえ、わからないのだ。
「本当に、すぐには思い浮かばないな」
「何がすぐに思い浮かばないの?」
子ども特有の高い声が聞こえた。孤児院の子ども達の声なら大体聞き分けられる。
「マティか。勉強はもう終わったのか?」
「うん! わたし一番に暗記のテストに合格したの!」
「すごいな。マティはいつも勉強を頑張っているから、いい結果が出たんだろうね」
「ありがとう! それで、もうすぐお昼ご飯を食べるからロランさんを呼んできてってルーカス先生から言われたの」
「わかった。教えてくれてありがとう」
「うん!」
やりたいことについて考えるのはまた時間が空いたら考えよう。孤児院の子どもたちがいる時はそれだけに集中していたい。
「それで何がすぐに思い浮かばないの? 教えて?」
マティはロランの独り言に興味を持ったようだ。隠すようなことではないので素直に答えた。
「知り合いの人から、誘われていることがあるんだよ。でも全然踏ん切りがつかないんだ。自分が何をやりたいのかわからないって感じかな」
「へー、やってみたいことっていうのは将来の夢ってこと?」
「んーちょっと違うけど、やってみたいって気持ちは同じかもね」
「そうなんだー。私はね、将来お洋服屋さんになりたいんだ。かわいいものに囲まれていたら嬉しいだろうし。お裁縫も得意だから」
「すごいな。もう目標があるんだね。すごいな」
マティは目を輝かせながら夢を語った。
ロランにもマティのように将来に期待を馳せながら夢を描いていた時期があったはずだ。
どんな夢だっただろうか。
(あ......)
「......」
「どうしたの、ロランさん」
「......いいや、そういえば俺も夢を持っていた時があったなあと思ってさ」
「今はないの?」
「なかった。でも思い出したよ。俺にもやりたいことがあったんだって。マティのおかげだよ。ありがとう」
「えへへ、どういたしまして!」
自分の気持ちをようやく掴んだという感触がある。ロランはぎゅっと拳を握った。
......
結論としてロランはレオナルドと会うことを決めた。
大まかな理由としては、仮にでも再び会う約束をしてしまったことと、レオナルドがロランに目の治療を持ちかけた理由がはっきりしていない以上放置しておくのは危険だということが挙げられる。
そして後日律儀にも孤児院へ送られてきたレオナルドからの手紙には街角にある小さな喫茶店に来て欲しいと、日時を指定して書かれていた。
「ブスケーさん、お久しぶりです」
「デューラ卿、お久しぶりです。とは言ってもまだ3日しか経っていませんが」
「そうですね。今日はお時間をとってくださりありがとうございます」
店に到着するとすでにレオナルドが待っていた。ロランの目を気遣い、入り口からエスコートをしてくれた。
そして優雅な仕草でロランの手の甲に口付けをした。あまりにも自然でロランは拒み損ねてしまった。
「平民に向かってそんな態度を取ってはいけませんよ」
「失礼しました。でもいいんですよ、あなたになら」
意味のわからないことをレオナルドは言った。
すでに用意されていた椅子に座るとレオナルドは話を続けた。
「さっそくですが本題に入らせていただきます。ブスケーさんあなたには私がお仕えしているブルーナ侯爵家の協力者になっていただきたいのです」
「!?」
ブルーナ侯爵家。その名前を聞いて大声を出さなかった自分をロランは盛大に褒めたいと思った。このシステリア王国で知らない人間はいないと言われるほど有名な貴族だ。
代々国王に忠誠を誓い、その圧倒的な魔法の力と優れた頭脳によって歴史に名を連ねてきた。
そのブルーナ侯爵家がなぜ辺境領に住むロランのような平民に協力を願い出ているのだろうか。
「我々は現在、陛下からの要請により医療における魔法の使用の実験を行っています。そこで実際に事故などで体の一部が欠損し、現在の医療だけではどうにもならない人々に実験への協力をお願いしているのです」
レオナルドは協力者を探すため、わざわざ辺境領まで出向いていたのだ言った。他にもブルーナ侯爵家の人間達が国中を巡って、協力者を集めているらしい。
「事情はわかりました。ですがどうしてわざわざ国中を巡っているのでしょうか。目が見えない人間など王都を探せばいくらでもいるはずです」
「ええ、確かに目が見えない方は王都でも見つかるでしょう。ですが、それだけでは駄目なのです」
あくまで治療は実験の段階に過ぎない。つまりは実験を行うことでどんな症状が生まれてしまうのかがわからないのだ。
だから協力者の条件として治療対象以外は健康である事があげられてしまう。
「ブスケーさんに協力していただきたい実験はすでに最終段階にまで来ています。治療による副作用はほとんどないはずです。どうか、力を貸してください」
「デューラ卿、顔を上げてください」
「いいえ、これが我々の誠意です。協力していただけるのなら、どんなことでも精一杯いたします。だからどうか協力者として侯爵家に来ていただけないでしょうか」
レオナルドはロランに向けて頭を下げたまま動こうとはしなかった。
『協力していただけるのなら、どんなことでも精一杯いたします』
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