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206.文化祭
3人で駅近くのスーパーに寄った。
小学生のときはなかったと思うけど、最近は3合分のお米が売っていて、便利だ。
今日は梅おにぎりと卵焼きと、牛肉とごぼうのしぐれ煮を作ることにした。
味噌汁はインスタント。
野菜が少ないのがネックだけど、ブロッコリーを茹でることにして、誤魔化す。
調味料も買って、これは、明日持ち帰ることにした。
「そ、空井さんの、手作り…ですか…」
森山さんの鼻の下が伸びている。
「えっと…食べていく?」
「いいいえ!い、いけません!…大丈夫です!はい!」
「…そっか」
森山さんって、どんな人なんだろう…?
「じゃあ森山さん、またね?」
千陽が言う。
「は、はい。また…」
千陽の家は、綺麗な戸建てだった。
森山さんの家が千陽の家から見えて、かなり近い距離に住んでいたのだとわかる。
「千陽…森山さんのこと“あんな子いたんだ”って言ってなかった?」
「んー…そうだっけ?」
私は苦笑して、家にお邪魔する。
真っ白な室内。
足元はフローリングではなく、タイル調だった。
大きなソファがリビングにあって、思わず「わぁ」と声が出た。
ほとんど無駄な物が置かれていない。
お掃除ロボットが目に入って「すごい!」と言うと「そお?」と返ってくる。
広いダイニングテーブル。
「これ、大理石…じゃ、ないよね?」
「知らない」
家具1つ1つが高級そうで、なんだかモゾモゾしてしまう。
「たまにパパの会社の人が来て、パーティを開いたりするの。だから、無駄に広くて、あたしは好きじゃない」
「…そっか」
「穂、お腹すいた」
「ああ、うん。ちょっと待ってね」
…す、すごい。
高そうな冷蔵庫…というか、冷蔵庫の横にワインセラーがあって、目が回りそうだ。
フライパンは新品そのもので、これも、高そう…。
本当に使っていいのかな…。
でももう夜も遅いし、早く作っちゃわないと…と、ご飯を炊いて、他のものを作る。
お皿も全部ブランド物で、正直触るのが怖い。
千陽は楽しそうに私のそばに立っていた。
だから、彼女にお皿を運んでもらう。
…お皿が違うだけで、いつものご飯がいつものご飯に見えないから不思議だ。
「いただきます」と言うと、千陽も小さく呟いた。
そのことに驚きを隠せずにいたけれど、彼女がおいしそうにご飯を食べるから、心がふわふわする。
ご飯を食べ終えると、千陽が雑に食洗機にお皿を入れた。
その扱いに恐怖を感じつつも、私は見守ることしかできない。
「お風呂、入る?」
「ああ…うん」
千陽が私の手を引いて、浴室に連れて行ってくれる。
お風呂は2階にあった。
高級なホテル…泊まったことはないけれど、イメージする高級なホテルの浴室って感じがした。
脱衣所とお風呂場の仕切りは全体が磨りガラスになっていて、お洒落に一部が普通の透明のガラスで…なんか、すごい。
…ちょっと、説明できない。
千陽が服を脱ぎ始める。
「ちょ、ちょ…ち、千陽!?」
「なに?」
「あ…えっと…私、1回出るね…」
「なんで?」
「え!?…だって、千陽…服、脱ぎ始めてるし…」
「一緒に入らないの?」
心臓がドッドッドッドッと音を鳴らす。
「は、入らない…よ…」
「なんで?」
「いや…さすがに…」
俯きながら、目だけ彼女に遣ると、「ハァ」とため息をつきつつ、彼女は服を着直した。
「わかった。じゃあ、穂、先入って?…あたし、ルームウェア持ってくる」
「あ、ありがとう…」
彼女が浴室から出ていって、大きく息を吐いた。
「私、大丈夫かな…だ、大丈夫だよね?」
胸に手を当てる。
制服を脱ぐ。
永那ちゃんに“着けて”と言われたマイクロビキニ…。
こういうときのためだったのかな…なんて。
制服のスカートの中に忍び込ませて、隠す。
ネックレスとアンクレットを取って、畳んだ制服の上に置く。
恐る恐るお風呂場に入ると、広々していてソワソワする。
シャワーが天井にもあるし、普通の物もある。
一般家庭に2つもシャワーって必要なの!?
…ああ、そっか。だから2人で入れるのか…。
怖い…。
どうすればいいのかわからなくて、適当にハンドルを回す。
天井からシャワーが降ってくる。
眉頭に力を入れながら、ボタンを押すと、普通のシャワーに切り替わる。
「穂」
心臓が飛び跳ねる…し、体もちょっと飛び跳ねた。
「は、はい」
「ここに、置いとくね」
「あ、ありがとう…」
磨りガラス越しにも、彼女の影が見える。
…これって、私の体も千陽に見えてるってことなのかな。
お風呂場のドアは、透明のガラス部分が縦に1本伸びていて、そこから中を覗こうと思えば、覗けてしまうようになっていた。
そろりそろりと、そこから体が見えないように移動した。
結局そんなのは杞憂で、千陽はすぐにパタンとドアを閉めて、浴室から出ていった。
なぜかシャンプーとコンディショナー、ボディソープが家の物と一緒で、びっくりする。
他にも高そうな物が置かれていたけれど、当然使い慣れた物を選んだ。
ドキドキしながらのお風呂を終えて、彼女が用意してくれた服を着た。
ブラは、今日着けていたストラップレスのマイクロビキニを…ショーツはさっき買ったものを着た。
本当は汗をかいたから、ビキニはつけたくなかったけど、理性を保つためにも必要だと判断した。
小学生のときはなかったと思うけど、最近は3合分のお米が売っていて、便利だ。
今日は梅おにぎりと卵焼きと、牛肉とごぼうのしぐれ煮を作ることにした。
味噌汁はインスタント。
野菜が少ないのがネックだけど、ブロッコリーを茹でることにして、誤魔化す。
調味料も買って、これは、明日持ち帰ることにした。
「そ、空井さんの、手作り…ですか…」
森山さんの鼻の下が伸びている。
「えっと…食べていく?」
「いいいえ!い、いけません!…大丈夫です!はい!」
「…そっか」
森山さんって、どんな人なんだろう…?
「じゃあ森山さん、またね?」
千陽が言う。
「は、はい。また…」
千陽の家は、綺麗な戸建てだった。
森山さんの家が千陽の家から見えて、かなり近い距離に住んでいたのだとわかる。
「千陽…森山さんのこと“あんな子いたんだ”って言ってなかった?」
「んー…そうだっけ?」
私は苦笑して、家にお邪魔する。
真っ白な室内。
足元はフローリングではなく、タイル調だった。
大きなソファがリビングにあって、思わず「わぁ」と声が出た。
ほとんど無駄な物が置かれていない。
お掃除ロボットが目に入って「すごい!」と言うと「そお?」と返ってくる。
広いダイニングテーブル。
「これ、大理石…じゃ、ないよね?」
「知らない」
家具1つ1つが高級そうで、なんだかモゾモゾしてしまう。
「たまにパパの会社の人が来て、パーティを開いたりするの。だから、無駄に広くて、あたしは好きじゃない」
「…そっか」
「穂、お腹すいた」
「ああ、うん。ちょっと待ってね」
…す、すごい。
高そうな冷蔵庫…というか、冷蔵庫の横にワインセラーがあって、目が回りそうだ。
フライパンは新品そのもので、これも、高そう…。
本当に使っていいのかな…。
でももう夜も遅いし、早く作っちゃわないと…と、ご飯を炊いて、他のものを作る。
お皿も全部ブランド物で、正直触るのが怖い。
千陽は楽しそうに私のそばに立っていた。
だから、彼女にお皿を運んでもらう。
…お皿が違うだけで、いつものご飯がいつものご飯に見えないから不思議だ。
「いただきます」と言うと、千陽も小さく呟いた。
そのことに驚きを隠せずにいたけれど、彼女がおいしそうにご飯を食べるから、心がふわふわする。
ご飯を食べ終えると、千陽が雑に食洗機にお皿を入れた。
その扱いに恐怖を感じつつも、私は見守ることしかできない。
「お風呂、入る?」
「ああ…うん」
千陽が私の手を引いて、浴室に連れて行ってくれる。
お風呂は2階にあった。
高級なホテル…泊まったことはないけれど、イメージする高級なホテルの浴室って感じがした。
脱衣所とお風呂場の仕切りは全体が磨りガラスになっていて、お洒落に一部が普通の透明のガラスで…なんか、すごい。
…ちょっと、説明できない。
千陽が服を脱ぎ始める。
「ちょ、ちょ…ち、千陽!?」
「なに?」
「あ…えっと…私、1回出るね…」
「なんで?」
「え!?…だって、千陽…服、脱ぎ始めてるし…」
「一緒に入らないの?」
心臓がドッドッドッドッと音を鳴らす。
「は、入らない…よ…」
「なんで?」
「いや…さすがに…」
俯きながら、目だけ彼女に遣ると、「ハァ」とため息をつきつつ、彼女は服を着直した。
「わかった。じゃあ、穂、先入って?…あたし、ルームウェア持ってくる」
「あ、ありがとう…」
彼女が浴室から出ていって、大きく息を吐いた。
「私、大丈夫かな…だ、大丈夫だよね?」
胸に手を当てる。
制服を脱ぐ。
永那ちゃんに“着けて”と言われたマイクロビキニ…。
こういうときのためだったのかな…なんて。
制服のスカートの中に忍び込ませて、隠す。
ネックレスとアンクレットを取って、畳んだ制服の上に置く。
恐る恐るお風呂場に入ると、広々していてソワソワする。
シャワーが天井にもあるし、普通の物もある。
一般家庭に2つもシャワーって必要なの!?
…ああ、そっか。だから2人で入れるのか…。
怖い…。
どうすればいいのかわからなくて、適当にハンドルを回す。
天井からシャワーが降ってくる。
眉頭に力を入れながら、ボタンを押すと、普通のシャワーに切り替わる。
「穂」
心臓が飛び跳ねる…し、体もちょっと飛び跳ねた。
「は、はい」
「ここに、置いとくね」
「あ、ありがとう…」
磨りガラス越しにも、彼女の影が見える。
…これって、私の体も千陽に見えてるってことなのかな。
お風呂場のドアは、透明のガラス部分が縦に1本伸びていて、そこから中を覗こうと思えば、覗けてしまうようになっていた。
そろりそろりと、そこから体が見えないように移動した。
結局そんなのは杞憂で、千陽はすぐにパタンとドアを閉めて、浴室から出ていった。
なぜかシャンプーとコンディショナー、ボディソープが家の物と一緒で、びっくりする。
他にも高そうな物が置かれていたけれど、当然使い慣れた物を選んだ。
ドキドキしながらのお風呂を終えて、彼女が用意してくれた服を着た。
ブラは、今日着けていたストラップレスのマイクロビキニを…ショーツはさっき買ったものを着た。
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