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5.時間
259.修学旅行
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穂の集中が途切れて戻らないから、あたしは1回離れた。
肩紐を戻す。
「永那、修学旅行大丈夫そうなの?」
「行くとは、言ってた。あれから、お母さんに何度も説明してるみたいで。たぶん大丈夫って」
「ふーん」
「私も、来週から永那ちゃんの家に行って、一緒に話すつもり。…大丈夫だと、いいけど」
「そうだね」
穂と手を繋ぐ。
「永那が修学旅行に来たら、穂と永那は、初めてのお泊まり?」
「…う、うん」
「夜、2人きりの時間、作ってあげようか?」
「え!?」
彼女と見つめ合う。
「…あ、いや…大丈夫だよ」
「そうなの?…永那は、セックスしたいんじゃない?」
繋いでいないほうの手で、彼女が前髪を梳く。
…さりげなく、セックスの話に持っていく。
「が、学校では、しない約束だから。修学旅行も、学校のうちだと、私は思う」
「へえ」
…学校でそういう機会があって、永那にされそうになった…の、かな?
彼女がそのときのことを想像しているのだとわかって、口元が緩む。
永那、ホント見境ないなあ。怖い。
永那とシたいとずっと思っていたけど、あたしには、とてもじゃないけど、無理だったな。
「明日、一緒に学校行けるね」
「あ、そうだね!」
穂がはにかむ。
初めて、穂と登校。…優里もいるけど。
「穂」
「ん?」
「好き」
「と、唐突だなあ…」
「ずっと、想ってるよ」
彼女に覆いかぶさるようにして、キスをする。
「あたし、穂が愛してくれて、幸せ」
彼女の眉がハの字になって、瞳が揺れる。
ゆっくり瞼が落ちていくから、彼女の甘い果実のような唇を口に含む。
彼女の太ももの間に膝を立てる。
奪いたい。
あたしだけのモノにしたい。
欲が、溢れ出す。
…でも、嫌われたくない。から、我慢。…できるかな?
膝を彼女の恥部に押し付けながら、舌を絡ませる。
彼女の太ももに力が入って、あたしの膝を奥に押し込む。
そっと彼女の胸に触れると、唇が離れる。
「だめ…」
胸が、ズキリと痛む。
さわりたい。
もっと、愛されたい。
もっと、愛したい。
穂があたしの肩紐を下ろして、胸に優しく触れてくれる。
あたしが寝転ぶと、穂が上になる。
自分の手をショーツに忍ばせて、気持ちいいところに触れる。
穂があたしの肌を舐める。
弧を描いて落ちる髪を片手で押さえながら舌を出す姿が愛しくて、髪を撫でた。
あたしを見てくれるから、あたしは笑顔を作る。
彼女が笑みを返してくれる。
彼女の舌が這った跡は、まるであたしの涙が流れた後みたいで、少し悲しい。
乳頭を甘噛みされて、そんな悲しさは、一瞬で消える。
何も考えないで、指を動かした。
「千陽、好き」
子宮がキュゥッと締まる。
「大好き」
「んっ、ぁっ…あッ」
両手で乳房を包まれて、突起を摘まれる。
「穂っ、好き…ぁっ…」
彼女がフフッと笑って、唇を重ねる。
「たくさん、気持ちよくなって?」
…ああ、もう。
「ハァッ…好き…んっ」
「私も、千陽、大好き。可愛い」
たったそれだけの言葉なのに、どうして、こんなに…。
グッと奥歯を強く噛む。
彼女の目を見つめたまま、蕾を擦る。
快楽に、溺れる。
「もっと、愛して…ッ」
穂の目が見開いて、額にキスが落とされる。
彼女の香りがふわりと漂う。
耳にぬくもりを感じて、なかに何かが入ってくる。
ピチャピチャと音が脳に響く。
「ぁぁっ、んっ…あッ」
ぬくもりは首筋に移動して、耳がひんやりと冷たくなった。
チュッと肌を吸われる。
鎖骨に移動して、また吸われる。
「ハァッ、あぁっ」
滑りの良くなった指が硬くなった蕾に触れると、ピリピリと電気が流れるような感覚に襲われた。
あたしは腰を浮かせて、ピクッピクッと痙攣した。
中指と薬指を膣に一度深く挿れる。
「フんんぅっ」
何度か抜き挿ししてから、ショーツから手を出す。
乳房に口付けしていた彼女の目の前に手をやる。
彼女が上目遣いにあたしを見た。
「千陽も、変態だ…」
「違うよ?」
あたしは笑う。
あたしの液がべっとりついた指を、彼女が咥える。
指の間まで舐められて、一瞬、腰が浮く。
乳首を抓られて、思わず声が出た。
あいている手を、恥部にやる。
利き手じゃないほうの手だけど、それでも、気持ちいい。
イけはしないけど、ずっとこうしていたいと思った。
彼女があたしの指を解放する。
ペロリと唇を舐めて「綺麗にしたよ?」と笑う。
恥部に触れていた手を上げる。
穂がパチパチと瞬きする。
「…そんなに、気に入ったの?」
あたしが頷くと、唇を尖らせて、少しあたしを睨んだ。
それでも、パクリと口を開けて、しゃぶってくれる。
…もう、直接舐めてくれればいいのに。なんて。
利き手が蕾に戻ってきて、あたしはすぐに気持ちよくなる。
「ぁあっ…」
指を舐められながら、彼女の手のぬくもりが乳房を包む。
この光景を目に焼き付けたくて、閉じかける瞼を必死に上げる。
「んんっ…ぁあっ、あっ」
ビクビクと体が跳ねて、あたしは荒い呼吸を整える。
溢れる自分の蜜を指で掬う。
そのまま、彼女の目の前にやる。
「もう…」
彼女が舐める。
ドキドキする。
永那は穂のをよく舐めると言っていたけど、穂は、舐められてどんな気持ちになるんだろう?
彼女の喉が上下して、あたしの蜜がまた溢れる。
肩紐を戻す。
「永那、修学旅行大丈夫そうなの?」
「行くとは、言ってた。あれから、お母さんに何度も説明してるみたいで。たぶん大丈夫って」
「ふーん」
「私も、来週から永那ちゃんの家に行って、一緒に話すつもり。…大丈夫だと、いいけど」
「そうだね」
穂と手を繋ぐ。
「永那が修学旅行に来たら、穂と永那は、初めてのお泊まり?」
「…う、うん」
「夜、2人きりの時間、作ってあげようか?」
「え!?」
彼女と見つめ合う。
「…あ、いや…大丈夫だよ」
「そうなの?…永那は、セックスしたいんじゃない?」
繋いでいないほうの手で、彼女が前髪を梳く。
…さりげなく、セックスの話に持っていく。
「が、学校では、しない約束だから。修学旅行も、学校のうちだと、私は思う」
「へえ」
…学校でそういう機会があって、永那にされそうになった…の、かな?
彼女がそのときのことを想像しているのだとわかって、口元が緩む。
永那、ホント見境ないなあ。怖い。
永那とシたいとずっと思っていたけど、あたしには、とてもじゃないけど、無理だったな。
「明日、一緒に学校行けるね」
「あ、そうだね!」
穂がはにかむ。
初めて、穂と登校。…優里もいるけど。
「穂」
「ん?」
「好き」
「と、唐突だなあ…」
「ずっと、想ってるよ」
彼女に覆いかぶさるようにして、キスをする。
「あたし、穂が愛してくれて、幸せ」
彼女の眉がハの字になって、瞳が揺れる。
ゆっくり瞼が落ちていくから、彼女の甘い果実のような唇を口に含む。
彼女の太ももの間に膝を立てる。
奪いたい。
あたしだけのモノにしたい。
欲が、溢れ出す。
…でも、嫌われたくない。から、我慢。…できるかな?
膝を彼女の恥部に押し付けながら、舌を絡ませる。
彼女の太ももに力が入って、あたしの膝を奥に押し込む。
そっと彼女の胸に触れると、唇が離れる。
「だめ…」
胸が、ズキリと痛む。
さわりたい。
もっと、愛されたい。
もっと、愛したい。
穂があたしの肩紐を下ろして、胸に優しく触れてくれる。
あたしが寝転ぶと、穂が上になる。
自分の手をショーツに忍ばせて、気持ちいいところに触れる。
穂があたしの肌を舐める。
弧を描いて落ちる髪を片手で押さえながら舌を出す姿が愛しくて、髪を撫でた。
あたしを見てくれるから、あたしは笑顔を作る。
彼女が笑みを返してくれる。
彼女の舌が這った跡は、まるであたしの涙が流れた後みたいで、少し悲しい。
乳頭を甘噛みされて、そんな悲しさは、一瞬で消える。
何も考えないで、指を動かした。
「千陽、好き」
子宮がキュゥッと締まる。
「大好き」
「んっ、ぁっ…あッ」
両手で乳房を包まれて、突起を摘まれる。
「穂っ、好き…ぁっ…」
彼女がフフッと笑って、唇を重ねる。
「たくさん、気持ちよくなって?」
…ああ、もう。
「ハァッ…好き…んっ」
「私も、千陽、大好き。可愛い」
たったそれだけの言葉なのに、どうして、こんなに…。
グッと奥歯を強く噛む。
彼女の目を見つめたまま、蕾を擦る。
快楽に、溺れる。
「もっと、愛して…ッ」
穂の目が見開いて、額にキスが落とされる。
彼女の香りがふわりと漂う。
耳にぬくもりを感じて、なかに何かが入ってくる。
ピチャピチャと音が脳に響く。
「ぁぁっ、んっ…あッ」
ぬくもりは首筋に移動して、耳がひんやりと冷たくなった。
チュッと肌を吸われる。
鎖骨に移動して、また吸われる。
「ハァッ、あぁっ」
滑りの良くなった指が硬くなった蕾に触れると、ピリピリと電気が流れるような感覚に襲われた。
あたしは腰を浮かせて、ピクッピクッと痙攣した。
中指と薬指を膣に一度深く挿れる。
「フんんぅっ」
何度か抜き挿ししてから、ショーツから手を出す。
乳房に口付けしていた彼女の目の前に手をやる。
彼女が上目遣いにあたしを見た。
「千陽も、変態だ…」
「違うよ?」
あたしは笑う。
あたしの液がべっとりついた指を、彼女が咥える。
指の間まで舐められて、一瞬、腰が浮く。
乳首を抓られて、思わず声が出た。
あいている手を、恥部にやる。
利き手じゃないほうの手だけど、それでも、気持ちいい。
イけはしないけど、ずっとこうしていたいと思った。
彼女があたしの指を解放する。
ペロリと唇を舐めて「綺麗にしたよ?」と笑う。
恥部に触れていた手を上げる。
穂がパチパチと瞬きする。
「…そんなに、気に入ったの?」
あたしが頷くと、唇を尖らせて、少しあたしを睨んだ。
それでも、パクリと口を開けて、しゃぶってくれる。
…もう、直接舐めてくれればいいのに。なんて。
利き手が蕾に戻ってきて、あたしはすぐに気持ちよくなる。
「ぁあっ…」
指を舐められながら、彼女の手のぬくもりが乳房を包む。
この光景を目に焼き付けたくて、閉じかける瞼を必死に上げる。
「んんっ…ぁあっ、あっ」
ビクビクと体が跳ねて、あたしは荒い呼吸を整える。
溢れる自分の蜜を指で掬う。
そのまま、彼女の目の前にやる。
「もう…」
彼女が舐める。
ドキドキする。
永那は穂のをよく舐めると言っていたけど、穂は、舐められてどんな気持ちになるんだろう?
彼女の喉が上下して、あたしの蜜がまた溢れる。
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