いたずらはため息と共に

常森 楽

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5.時間

294.好きのその先

恥部を舐められて、背中が丸まる。
わざと鳴らすように、ピチャピチャと音が聞こえてくる。
「んぁっ…」
蕾に触れられて、背を反る。
「あぁっ…あッ」
ピクッピクッと体が揺れて、「ハァ」と息を溢す。
ほんの少し余韻をくれて、また彼女の指が動き出す。
「ぁぁっ、んっ…あッ…」
またイく。
…今日もか。
まだ昨日の腰の痛みが残っているのに。

何度かイッて、荒く呼吸を繰り返していると、休む間も与えられずに、彼女の指がなかに挿れられた。
「あぁっ…」
「悪い子には、お仕置きだ」
お尻をペシンッと叩かれた。
「千陽のおっぱいに惑わされて」
ペシンッと部屋に音が響く。
…痛くは、ない。
彼女が本気で叩こうとしているわけではないのが伝わってくるから、怖さもない。
だから…それすらも気持ちいいと思っている自分が、心底嫌になる。
彼女の指が動いて、私の気持ちいいところをピンポイントに撫でてくる。
「んぁっ…あぁっ、ぁああッ」
ビクッと膝が浮く。

雨の降る音が、聞こえてきた。
お尻を叩く音と、私の恥部がクチュクチュと鳴る音とで、合唱しているみたいだった。
そこに私の喘ぎ声が加わる。
汗が流れ落ちる。
ポタポタと畳に落ちて、染みを作る。
早く、拭かないと…と思うけど、彼女の動きは止まない。

思考が全く働かなくなって、どのくらいイッたのかもわからなくて、ガクガクと痙攣が止まらなくなった頃…ようやく彼女からのお叱りが終わった。
私はパタリと畳に倒れて、呼吸することに集中する。
「あぁ、さすがにちょっと腕が疲れたな」
最後のほう、体全体が揺らされていた。
永那ちゃんが“開発”と言うと、そうされる。
「今日は、失神してない…」
顔を覗き込まれる。
彼女は、私の顔の横に胡座をかいて座った。
「本当はさ、警官のコスプレとかしたかったんだけど…けっこう高くてさ。穂にも、バニーガールとかしてもらいたかったのに」
彼女がチラリと私を見た。
フフッと笑って、髪を撫でてくれる。
「今日もたくさんイッたね」
その言葉に、子宮がキュゥッと締まって、私は目を閉じた。

雨の音が、心地いい。
私も、雨はけっこう好き。
外に出たいとは思わないけど、家の中から見るだけなら。
でも、いつ雷が鳴るかもわからないし…そういう意味では怖さもある。
「ハァ」とため息をつく。
「永那ちゃん、これ取って」
手錠をガチャガチャ鳴らす。
「だめー」
「なん、で?」
「お菓子が貰えないならイタズラするって言ったでしょ?」
「…貰えても、するんでしょ?」
ニシシと彼女が笑う。
“お礼に”とか言われそう。

「よし!お腹すいたし、ご飯食べるか」
「私、何も作れない…」
「いいよ、作るから」
そう言って、私にブランケットをかけて、彼女はキッチンに立った。
パチッとキッチンの電気がついて、眩しくて目を閉じる。
グゥとお腹が鳴った。
あくびも出る。
制服にシワが出来ないか不安になるけど、動けない。

「穂、出来たよ」
そう言われて、寝ていたことに気づく。
起き上がってテーブルを見ると、カレーが置かれていた。
思わず笑みが溢れる。
「ハロウィン仕様、人参が星の形です!」
「ハロウィンって星なの?」
「他の形出来なかったんだもん」
彼女がカレーを口に運ぶ。
可愛い。
「いただきます」
両手が繋がっていて、すごく食べ難い。
…と思っていたら、彼女が楽しそうにスプーンを私の口に運んでくれた。

食べ終えると、彼女がお皿を洗ってくれる。
雨がザーザー音を立てて降っていて窓に目を遣った。
カーテンを開けて、窓に額をくっつける。
お皿を洗い終えて、彼女が私の横に座った。
「すごい雨だね」
雨粒がアスファルトに叩きつけられて、まるで金平糖が弾くみたい。
「ねー」
彼女がつけないから、私は何も言わないけれど…電気はずっとキッチンしかついていない。
カレーを食べたときも、リビング(居間)の電気は消えたままだった。

永那ちゃんに肩を抱かれて、額が窓から離れる。
彼女に寄りかかるように座らされた。
体育座りになる。
「制服、脱がないとね」
そう言って、彼女は片方の手錠を外す。
永那ちゃんの両足が私の足の前で交差して、私はすっぽり彼女のなかにおさまっている。
…私が逃げられないように押さえられているとも言う。
ブレザーとシャツを脱がされて、上半身を守るものはブラだけになる。
外された手錠をつけられた。
…ん?これじゃあ、服が着れないよね?

チュッと肩にキスされた。
ブラのホックが外されて、胸が露わになる。
「え、永那ちゃん…もう、できないよ…」
「そう?」
優しく、乳房が手に包まれる。
彼女の指がふさに窪みを作った。
雨が道路に染みをつけるように、彼女が私の背中のいたるところにキスをする。
チュゥッと吸われて、ほんの少しの痛みを感じた後、そこを舐められる。
私には見えないけれど、たくさんの赤い花を咲かせているのが想像できた。
雨粒の乗った、綺麗な赤い花を、想像する。
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