いたずらはため息と共に

常森 楽

文字の大きさ
310 / 595
5.時間

309.酸いも甘いも

しおりを挟む
穂の肺が大きく上下している。
彼女の吐く息が熱くて、あたしに伝わってくる。
永那は片手で太ももを撫でて、片手で胸を揉んでいた。
“お前、ホントにできんのかよ?…途中で“やっぱ無理”ってなんじゃないの?”
永那の言葉を思い出す。
永那が、まるであたしに“こうするんだよ。本当にできんの?”って聞いてくれているみたいで、目が離せない。
穂のブラのホックが外される。
永那の手が動くたびに、ブラが揺れた。
「穂」
永那の声で、穂は手を永那のほうに伸ばした。
…やば。
“穂”って言われただけで、どうすればいいかわかってるの?エロすぎない?
穂は目を薄く開けながら、ローテーブルを見ていた。
彼女の肩から、スルリとブラが取られる。
綺麗な胸が露わになって、あたしは深く息を吐く。
鼓動が、速い。

穂は永那の後頭部に手を回して、完全に永那に身を任せている。
永那は両手で彼女の胸を揉む。
穂の乳房のやわらかさを強調するみたいに、永那の指が沈む。
指の間から穂の突起が顔を出している。
“早くさわって”と言っているみたいに。
永那は胸を揉んでいる間にも、彼女の肌に口付けしていた。
…こんな、愛情表現…されたら…やばいよね。
これだから、いろんな女の子を泣かせるんだ、永那は。

永那の手が、胸から離れていく。
こんなに主張してるのに、乳首にさわってあげないの?
永那は太もものほうまで口付けして、愛を落としていく。
穂のショーツをずらして、膝を立たせる。
赤い舌を見せびらかすようにして、彼女の恥部を舐めた。
「ぁっ…」
ドア越しに聞いた、穂の喘ぎ声が、目の前で…。
穂は腕をまた顔の上に乗せてしまった。
ジワッとショーツに蜜が滲む。
ピチャピチャと音が鳴る。
穂の腰が浮く。
「ぁぁッ…永那、ちゃん…」

永那と目が合う。
あたしが耐えられるのかどうか、試しているような目。
「穂、声出していいんだからね?…家では出せなかったけど」
永那が笑う。
首を横に振って、穂の蕾に鼻を当てているようだった。
「ハァッ…あっ…」
穂の腰がピクピクと動いて、それは、自然と動いてしまっているようにも見えるし、自分で動かしているようにも見えた。

思ったよりも長い時間、永那は穂の恥部を舐めていた。
フゥッと息を吐いて、永那の手が穂の胸に戻ってくる。
2度揉んで、突起を摘んだ。
「あぁっ…あッ…」
あたしがその手をジッと見ていると、永那の片手が浮いた。
あたしの顎をクイッと上げて、キスされる。
体が一気に、熱くなる。
永那の舌がヌルっと入ってきて、あたしの舌と絡む。
永那の舌は、やたら滑りが良くて、口から背中を伝って子宮まで快楽が押し寄せてきた。
なんか、甘い…。
「んぁっ…ぁっ…」
穂の声で、脳が痺れそう。

離れると、橋がかかる。
「穂の、おいしい?」
そう聞かれて、キュッと太ももに力が入った。
胸が、ドキドキして、上手く、呼吸ができない。
永那が微笑んで、胸の突起を口に含んだ。
あたしは思わず目を閉じて、両手で顔を覆った。
「んぅッ…あぁっ…」
「穂、気持ちいい?」
「気持ちいい…気持ちいい…」
フッと永那が笑う。
「もっとさわってほしい?」
「うん…さわって…」
…なにこの会話。
恥ずかしくて、体が火照って、暑い。
「どこ、さわってほしいの?」
「ハァッ…ぁっ…クリ、トリス…」
「いいよ」

あたしは指のすき間から、永那を見る。
永那があたしを見ていて、すき間を閉じた。
でもすぐにまた、指を開く。
それを確認するように、永那の口角が上がった。
永那の指が、ショーツ越しに彼女の気持ちいいところに触れる。
「あぁっ…」
穂の腰が浮いて、一瞬宙で止まった。
アダルトビデオで見たときは、けっこう激しめに手を動かしていたけど、永那の手の動きは全然激しくない。
指先だけが動いていて…なのに、穂は気持ちよさそうに喘ぐ。
ビクビクと体を揺らして、何度もイく。
彼女の額から汗が流れ始める。
あたしは手をおろして、彼女の髪を撫でた。

「今日はもう遅いし、ちょっと短めね」
永那が言って、穂のショーツを下ろした。
中指と薬指を、彼女のなかに挿れる。
穂の声が一段と大きくなったのに、相変わらず永那の手の動きは小刻みで、全然激しくなかった。
現実と、作り物の違いを、見せつけられる。
「穂さ、おしっこ出そうって言うのに、全然出さないんだよ」
永那があたしを見て、まるで世間話をするみたいに言う。
「おもらしするの、楽しみにしてんのにさ」
…ここでおもらしされても、困るんだけど。
「千陽は、そういう感覚になったことある?」
あたしは小さく首を横に振る。
「じゃあ、玩具はまた感覚が違うのかな?」
「…知らないよ」
永那がハハッと笑う。
「そうだよね。…今度貸してよ、マジで。千陽にヤってあげるから」
あたしは下唇を噛んで、穂の顔を見た。
話している間に、穂が何度もイく。
こんな話してても気持ちいいの?
そんなに…気持ちいいの?
子宮がキュゥキュゥ締まって、もう、ショーツがぐしょぐしょで気持ち悪い。
しおりを挟む
感想 56

あなたにおすすめの小説

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに

家紋武範
恋愛
 となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。  ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...