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5.時間
310.酸いも甘いも
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「穂、うつ伏せ。…好きなやつ、やったげる」
「ハァ、ハァ」と荒く呼吸しながら、穂が起き上がって、四つん這いになる。
その姿がやたら艶めかしい。
穂が手の置き場所を迷っていたら、永那は待つことなく、彼女の膣に指を挿れた。
穂はあたしの膝に胸をつけて、手を伸ばした。
彼女の体重があたしの膝にかかる。
胸のやわらかな感触よりも、彼女から放出される熱のほうが膝に伝わってくる。
穂の体が小刻みに揺れた。
自分で揺れているというよりも、揺らされているという感じ。
永那が腕全体を使って、彼女を揺らしているのだとわかった。
「あぁっ…あぁぁッ、ハァッ…イ、く…ッ」
穂の背が丸まって、ビクンビクンと震えた。
穂がイッても、永那は手を止めない。
あたしは穂の背中を撫でた。
それだけで、彼女はピクッと反応した。
「千陽はさすがに、自分じゃバックはできないよね?」
永那が話し始める。
「私もバックはされたことないけど、穂、めっちゃ好きなんだよね。そんな気持ちいいの?ってくらいイくからヤっててすごい楽しいんだよ」
あたしは、喘ぐ穂を見下ろす。
フゥッと息を吐いて、ただ彼女を見た。
「千陽も、されてみたい?」
ゴクリと唾を飲む。
永那は、きっと、あたしのことを何度も試してる。
どこまであたしが大丈夫なのか、見定めている。
あたしは、永那をまっすぐ見て、頷いた。
「ちゃんと、言葉にして?」
めっちゃSじゃん…。
「されて、みたい…」
「誰に?なにをされたいの?」
永那から目をそらす。
「永那に…」
「ハァ」と息を吐く。
「エッチなこと、されたい」
フッと永那が笑う。
「めっちゃ可愛い。ちょっとキュンとしたわ」
永那からの“可愛い”に、ただでさえ濡れている恥部が、熱を帯びる。
永那が穂を見下ろす。
「穂、妬いた?…私、千陽にキュンとしたんだけど、妬いた?」
穂が必死に頷く。
「穂。ちゃんと言ってよ」
「妬い、た…ッあぁっ…」
「良い子良い子」
「ああぁッ…!」
ソファに爪を食い込ませて、穂が喘ぐ。
「ご褒美」
永那が卑しく笑う。
穂の恥部がクチュクチュと音を鳴らした。
あたしはお腹に力を入れて、子宮の締めつけを誤魔化す。
でも逆に、ドロッと蜜が出てしまった。
「おわり」
永那は指を抜いた。
穂は力なくペッタリとソファに寝そべって、相変わらず胸は私の膝の上にあった。
彼女が息をするたびに、太ももが圧迫される。
永那が立ち上がって、あたしに近づく。
「はい、舐めて」
右手が、あたしの唇に触れた。
永那の指には乳白色と透明の液体がべっとりとついていた。
指の付け根部分には、乾いた皮膚片のような、粉を吹いたような、白いものがついていた。
「千陽」
冷たい視線が向けられる。
あたしは慌てて口を開く。
指を口内に突っ込まれて、ゴクリと唾を飲んだ。
永那の指を舐める。
…これが、穂の。
どのくらい舐めればいいのかわからなくて、あたしは永那を見た。
でも永那は何も言わないで、ジッとあたしを見下ろしていた。
穂があたしの膝の上で姿勢を変えた。
彼女の胸が露わになる。
紅潮した顔で、潤んだ瞳で、彼女はあたし達を見た。
下唇を噛んでから、口を開く。
「恥ずかしいよ…」
「それが良いんじゃない?…ねえ、千陽が穂の愛液おいしそうに舐めてるよ」
穂は眉間にシワを寄せて、目を細めた。
「永那ちゃん、変態」
「私!?千陽でしょ?」
「舐めさせたのは永那ちゃんでしょ…」
永那が左眉を上げる。
穂が起き上がって、自然と永那の指があたしの口内から出た。
穂はネグリジェを下ろして、ソファに置いてあったショーツに触れた。
「汚れちゃった」
永那を睨む。
「ごめんて」
…なに、この切り替えの早さ。
ついてけないんだけど。
「洗ってドライヤーで乾かせば穿けるかな…」
永那があたしの隣に座る。
「毎日エッチしてたらさ、穂、めっちゃ体力ついちゃったんだよね。もっとバテてて欲しいのにさ?」
「最初は筋肉痛で大変だったんだよ…!毎日眠かったし」
「ハァ」と、あたしがため息をつくと、穂がハッとする。
「ご、ごめんね…。あの、えーっと…も、もう…エッチの話おしまい!」
パタパタと穂が2階に上がった。
「ねえ、どうだった?」
「どう…って…」
「濡れた?」
永那があたしの太ももに手を置く。
眉頭に力が入る。
「濡れたんだ?…そりゃあ、あんなエッチな声聞いたら濡れるよねえ。私も濡れるもん」
永那は楽しそうに笑った。
階段のほうをチラッと見てから、あたしの耳に唇を近づける。
「ちょっと、さわらせて?」
思わず永那を見ると、息がかかるほど顔が近くて、俯く。
「さわるね」
ネグリジェの裾を捲られて、永那の手が布の中に入ってくる。
それがスローモーションのように見えて、「ハァ、ハァ」と自分の呼吸がうるさくなった。
トンと、ショーツ越しに何かが蕾に当たって、スーッと下りていく。
ゾワリと鳥肌が立つ。
「怖い?」
優しい声が降ってくる。
彼女を見ると、その表情も優しくて、体の緊張が解けていく。
あたしは小さく首を横に振った。
「ハァ、ハァ」と荒く呼吸しながら、穂が起き上がって、四つん這いになる。
その姿がやたら艶めかしい。
穂が手の置き場所を迷っていたら、永那は待つことなく、彼女の膣に指を挿れた。
穂はあたしの膝に胸をつけて、手を伸ばした。
彼女の体重があたしの膝にかかる。
胸のやわらかな感触よりも、彼女から放出される熱のほうが膝に伝わってくる。
穂の体が小刻みに揺れた。
自分で揺れているというよりも、揺らされているという感じ。
永那が腕全体を使って、彼女を揺らしているのだとわかった。
「あぁっ…あぁぁッ、ハァッ…イ、く…ッ」
穂の背が丸まって、ビクンビクンと震えた。
穂がイッても、永那は手を止めない。
あたしは穂の背中を撫でた。
それだけで、彼女はピクッと反応した。
「千陽はさすがに、自分じゃバックはできないよね?」
永那が話し始める。
「私もバックはされたことないけど、穂、めっちゃ好きなんだよね。そんな気持ちいいの?ってくらいイくからヤっててすごい楽しいんだよ」
あたしは、喘ぐ穂を見下ろす。
フゥッと息を吐いて、ただ彼女を見た。
「千陽も、されてみたい?」
ゴクリと唾を飲む。
永那は、きっと、あたしのことを何度も試してる。
どこまであたしが大丈夫なのか、見定めている。
あたしは、永那をまっすぐ見て、頷いた。
「ちゃんと、言葉にして?」
めっちゃSじゃん…。
「されて、みたい…」
「誰に?なにをされたいの?」
永那から目をそらす。
「永那に…」
「ハァ」と息を吐く。
「エッチなこと、されたい」
フッと永那が笑う。
「めっちゃ可愛い。ちょっとキュンとしたわ」
永那からの“可愛い”に、ただでさえ濡れている恥部が、熱を帯びる。
永那が穂を見下ろす。
「穂、妬いた?…私、千陽にキュンとしたんだけど、妬いた?」
穂が必死に頷く。
「穂。ちゃんと言ってよ」
「妬い、た…ッあぁっ…」
「良い子良い子」
「ああぁッ…!」
ソファに爪を食い込ませて、穂が喘ぐ。
「ご褒美」
永那が卑しく笑う。
穂の恥部がクチュクチュと音を鳴らした。
あたしはお腹に力を入れて、子宮の締めつけを誤魔化す。
でも逆に、ドロッと蜜が出てしまった。
「おわり」
永那は指を抜いた。
穂は力なくペッタリとソファに寝そべって、相変わらず胸は私の膝の上にあった。
彼女が息をするたびに、太ももが圧迫される。
永那が立ち上がって、あたしに近づく。
「はい、舐めて」
右手が、あたしの唇に触れた。
永那の指には乳白色と透明の液体がべっとりとついていた。
指の付け根部分には、乾いた皮膚片のような、粉を吹いたような、白いものがついていた。
「千陽」
冷たい視線が向けられる。
あたしは慌てて口を開く。
指を口内に突っ込まれて、ゴクリと唾を飲んだ。
永那の指を舐める。
…これが、穂の。
どのくらい舐めればいいのかわからなくて、あたしは永那を見た。
でも永那は何も言わないで、ジッとあたしを見下ろしていた。
穂があたしの膝の上で姿勢を変えた。
彼女の胸が露わになる。
紅潮した顔で、潤んだ瞳で、彼女はあたし達を見た。
下唇を噛んでから、口を開く。
「恥ずかしいよ…」
「それが良いんじゃない?…ねえ、千陽が穂の愛液おいしそうに舐めてるよ」
穂は眉間にシワを寄せて、目を細めた。
「永那ちゃん、変態」
「私!?千陽でしょ?」
「舐めさせたのは永那ちゃんでしょ…」
永那が左眉を上げる。
穂が起き上がって、自然と永那の指があたしの口内から出た。
穂はネグリジェを下ろして、ソファに置いてあったショーツに触れた。
「汚れちゃった」
永那を睨む。
「ごめんて」
…なに、この切り替えの早さ。
ついてけないんだけど。
「洗ってドライヤーで乾かせば穿けるかな…」
永那があたしの隣に座る。
「毎日エッチしてたらさ、穂、めっちゃ体力ついちゃったんだよね。もっとバテてて欲しいのにさ?」
「最初は筋肉痛で大変だったんだよ…!毎日眠かったし」
「ハァ」と、あたしがため息をつくと、穂がハッとする。
「ご、ごめんね…。あの、えーっと…も、もう…エッチの話おしまい!」
パタパタと穂が2階に上がった。
「ねえ、どうだった?」
「どう…って…」
「濡れた?」
永那があたしの太ももに手を置く。
眉頭に力が入る。
「濡れたんだ?…そりゃあ、あんなエッチな声聞いたら濡れるよねえ。私も濡れるもん」
永那は楽しそうに笑った。
階段のほうをチラッと見てから、あたしの耳に唇を近づける。
「ちょっと、さわらせて?」
思わず永那を見ると、息がかかるほど顔が近くて、俯く。
「さわるね」
ネグリジェの裾を捲られて、永那の手が布の中に入ってくる。
それがスローモーションのように見えて、「ハァ、ハァ」と自分の呼吸がうるさくなった。
トンと、ショーツ越しに何かが蕾に当たって、スーッと下りていく。
ゾワリと鳥肌が立つ。
「怖い?」
優しい声が降ってくる。
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あたしは小さく首を横に振った。
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