501 / 595
8.閑話
16.永那 中2 秋〜春《室橋芹奈編》
馬鹿にガツガツあれを突っ込まれて、痛かったところ。
最後の最後まで、血こそ出ないけど、痛かったはずのところ…。
…なんでっ?
恐る恐る永那を見た。
永那の手は、全然動いているように見えなかった。
でも、お腹のなかの指は、あたしを撫で続けている。
永那と目が合って、優しく微笑まれた。
「んぁっ…」
クチュクチュと音が鳴り始めて、頭がボーッとしてくる。
「んんっ、んぅッ…」
気持ち良さに浸り始めた頃、「んぁぁっ…!」クリトリスに触れられて、あたしは一気に絶頂に達した。
「お、キツくなった」
イっても、永那の指はなかで動き続ける。
そして、あたしはすぐに果てた。
初めて、なかでイった。
ビクビクと痙攣が止まらなかった。
永那の指が出ていって、彼女がティッシュで指を拭く。
「もう…終わり…?」
気づけば、そんなことを言っていた。
永那がニヤリと笑う。
「もっとシてほしいの?」
あたしが頷くと「しょーがないなあ」と言いながら、彼女がなかに入ってきた。
汗まみれになって、でもそれを拭くのも億劫なくらい、疲れ果てた。
永那が楽しそうに「芹奈、めっちゃイくじゃん」と笑った。
「積極的だし、喘ぎ声可愛いし…。あいつの言ってることは全部めちゃくちゃだったな」
「…あいつって」
「あの馬鹿だよ。前話したとき、“芹奈は全然イかない”とか“全然積極的じゃなくてつまんない”とか“喘ぎ声が小さい”とか言われたんだけど、全部違った」
「そんな話…してたの…」
「うん」
「“良いこと教えてやる”ってのは…?」
「ん?…あー、女の子が本当に気持ち良くなると、なかがキツくなって、もっと気持ち良いはずだぞーって教えてやった。女の子が気持ち良くなるためには、たくさん褒めてあげたり、安心させてあげたりすることが大事で、逆にそれをしてあげないと、嫌われるって。1回嫌われたら好きになんてなってもらえないから、諦めて他の子探せって」
「ふーん?…じゃあ、永那があたしを褒めてくれるのは、そういうことなんだ?」
あたしが唇を尖らせると、キスされた。
「私は本当に思ったことしか言わないよ。嘘で言っても、きっと相手には気づかれる」
「ま、まあ…たしかに…?」
あたしはシャワーを浴びて、永那のためにお昼を作った。
「せっかくのネイル、剥げちゃわない?」
後ろから抱きしめられて、ドキッとした。
「だ、大丈夫…。慣れてるし」
「そっか」
ハンバーグとサラダとご飯。
ちょっと奮発した。
「うおー!すげー!芹奈って料理上手だったんだ!」
「馬鹿にも同じこと言われた…」
ニシシと永那が笑う。
「いただきます!」
“うまいうまい”と食べる姿が可愛い。
「そういえば永那」
「ん?」
「前、男ともヤったことあるって言ってたけど、相手って誰なの?」
「あー…」
永那がクラスの男子の名前を言う。
たしか…永那に告って振られたんじゃなかった?
それでも何度も永那に話しかけて…キモい奴だなあとは思ってたけど…そういうことか。
永那に告る前は、かなり鬱陶しい奴で有名だった。
女子にダル絡みしてくるし、「俺、佐藤千陽と付き合うから!佐藤千陽とパコパコしちゃうから!」と、腰を振ってコンドームを見せびらかしてたような…。
あたしの初カレも馬鹿だけど、そいつも同じくらいの馬鹿。
…最初は千陽狙いだったのに、なんで永那に変わったんだろう?
まあ、永那も美人だしな…男なんて、そんなもんか。
ファミレスのパートを終えた後、夕方にママが一旦帰ってくる。
永那はその前に帰った。
それからあたしは、千陽に張り合うようになった。
千陽が永那の腕に抱きつくなら、あたしは永那の背中。
千陽が永那の背中に抱きつくなら、あたしは腕。
千陽に睨まれるけど、気にしない。
ちゃっかりメイク情報は得つつ、永那の恋人になりたくて、毎日頑張った。
でも…そうすればするほど、永那は冷たくなった。
なんで…?
「永那、シようよ」
1年生がクラスに来たときは、永那の手を引っ張って4階に行った。
最初、多目的室に行こうとしたら、鍵がかかっていて入れなかった。
仕方なく、トイレに行く。
個室に入って、永那をドアに押し付ける。
強引にキスして、永那の体をさわった。
永那は応えてくれたけど、日に日にあたしへの扱いが雑になった。
永那は1年生とも、このトイレでするようになって、嫉妬した。
それでもあたしを見てほしくて、あたしは永那を誘い続けた。
春休み前の昼休み、いきなり歌が聞こえてきた。
永那の股を舐めていたときだった。
永那に頭を押さえられて、動きを止められる。
「ちょっと、行ってくる」
「いやっ!」
「芹奈…」
「芽衣…先輩…でしょ?嫌…」
「芹奈…」
永那が眉間にシワを寄せて、あたしを見下ろした。
「早くしてよー!」
人の声が聞こえて、ビクッとする。
「だって漏れそうだったんだもん!」
バタンとドアが閉まる。
流水音が流れた後、ガシャーッとトイレが流される音がした。
ドアが開いて「早く!」と、また急かす声。
パタパタと人が走り去る音がして、少ししてから、2人で「ハァ」と息を吐いた。
最後の最後まで、血こそ出ないけど、痛かったはずのところ…。
…なんでっ?
恐る恐る永那を見た。
永那の手は、全然動いているように見えなかった。
でも、お腹のなかの指は、あたしを撫で続けている。
永那と目が合って、優しく微笑まれた。
「んぁっ…」
クチュクチュと音が鳴り始めて、頭がボーッとしてくる。
「んんっ、んぅッ…」
気持ち良さに浸り始めた頃、「んぁぁっ…!」クリトリスに触れられて、あたしは一気に絶頂に達した。
「お、キツくなった」
イっても、永那の指はなかで動き続ける。
そして、あたしはすぐに果てた。
初めて、なかでイった。
ビクビクと痙攣が止まらなかった。
永那の指が出ていって、彼女がティッシュで指を拭く。
「もう…終わり…?」
気づけば、そんなことを言っていた。
永那がニヤリと笑う。
「もっとシてほしいの?」
あたしが頷くと「しょーがないなあ」と言いながら、彼女がなかに入ってきた。
汗まみれになって、でもそれを拭くのも億劫なくらい、疲れ果てた。
永那が楽しそうに「芹奈、めっちゃイくじゃん」と笑った。
「積極的だし、喘ぎ声可愛いし…。あいつの言ってることは全部めちゃくちゃだったな」
「…あいつって」
「あの馬鹿だよ。前話したとき、“芹奈は全然イかない”とか“全然積極的じゃなくてつまんない”とか“喘ぎ声が小さい”とか言われたんだけど、全部違った」
「そんな話…してたの…」
「うん」
「“良いこと教えてやる”ってのは…?」
「ん?…あー、女の子が本当に気持ち良くなると、なかがキツくなって、もっと気持ち良いはずだぞーって教えてやった。女の子が気持ち良くなるためには、たくさん褒めてあげたり、安心させてあげたりすることが大事で、逆にそれをしてあげないと、嫌われるって。1回嫌われたら好きになんてなってもらえないから、諦めて他の子探せって」
「ふーん?…じゃあ、永那があたしを褒めてくれるのは、そういうことなんだ?」
あたしが唇を尖らせると、キスされた。
「私は本当に思ったことしか言わないよ。嘘で言っても、きっと相手には気づかれる」
「ま、まあ…たしかに…?」
あたしはシャワーを浴びて、永那のためにお昼を作った。
「せっかくのネイル、剥げちゃわない?」
後ろから抱きしめられて、ドキッとした。
「だ、大丈夫…。慣れてるし」
「そっか」
ハンバーグとサラダとご飯。
ちょっと奮発した。
「うおー!すげー!芹奈って料理上手だったんだ!」
「馬鹿にも同じこと言われた…」
ニシシと永那が笑う。
「いただきます!」
“うまいうまい”と食べる姿が可愛い。
「そういえば永那」
「ん?」
「前、男ともヤったことあるって言ってたけど、相手って誰なの?」
「あー…」
永那がクラスの男子の名前を言う。
たしか…永那に告って振られたんじゃなかった?
それでも何度も永那に話しかけて…キモい奴だなあとは思ってたけど…そういうことか。
永那に告る前は、かなり鬱陶しい奴で有名だった。
女子にダル絡みしてくるし、「俺、佐藤千陽と付き合うから!佐藤千陽とパコパコしちゃうから!」と、腰を振ってコンドームを見せびらかしてたような…。
あたしの初カレも馬鹿だけど、そいつも同じくらいの馬鹿。
…最初は千陽狙いだったのに、なんで永那に変わったんだろう?
まあ、永那も美人だしな…男なんて、そんなもんか。
ファミレスのパートを終えた後、夕方にママが一旦帰ってくる。
永那はその前に帰った。
それからあたしは、千陽に張り合うようになった。
千陽が永那の腕に抱きつくなら、あたしは永那の背中。
千陽が永那の背中に抱きつくなら、あたしは腕。
千陽に睨まれるけど、気にしない。
ちゃっかりメイク情報は得つつ、永那の恋人になりたくて、毎日頑張った。
でも…そうすればするほど、永那は冷たくなった。
なんで…?
「永那、シようよ」
1年生がクラスに来たときは、永那の手を引っ張って4階に行った。
最初、多目的室に行こうとしたら、鍵がかかっていて入れなかった。
仕方なく、トイレに行く。
個室に入って、永那をドアに押し付ける。
強引にキスして、永那の体をさわった。
永那は応えてくれたけど、日に日にあたしへの扱いが雑になった。
永那は1年生とも、このトイレでするようになって、嫉妬した。
それでもあたしを見てほしくて、あたしは永那を誘い続けた。
春休み前の昼休み、いきなり歌が聞こえてきた。
永那の股を舐めていたときだった。
永那に頭を押さえられて、動きを止められる。
「ちょっと、行ってくる」
「いやっ!」
「芹奈…」
「芽衣…先輩…でしょ?嫌…」
「芹奈…」
永那が眉間にシワを寄せて、あたしを見下ろした。
「早くしてよー!」
人の声が聞こえて、ビクッとする。
「だって漏れそうだったんだもん!」
バタンとドアが閉まる。
流水音が流れた後、ガシャーッとトイレが流される音がした。
ドアが開いて「早く!」と、また急かす声。
パタパタと人が走り去る音がして、少ししてから、2人で「ハァ」と息を吐いた。
あなたにおすすめの小説
小さくなって寝ている先輩にキスをしようとしたら、バレて逆にキスをされてしまった話
穂鈴 えい
恋愛
ある日の放課後、部室に入ったわたしは、普段しっかりとした先輩が無防備な姿で眠っているのに気がついた。ひっそりと片思いを抱いている先輩にキスがしたくて縮小薬を飲んで100分の1サイズで近づくのだが、途中で気づかれてしまったわたしは、逆に先輩に弄ばれてしまい……。
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
✽全28話完結
✽辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
✽他誌にも掲載中です。
✽2026.4/11 エブリスタ用に使用している表紙に変更しました。
→表紙はイラストをGrok タイトルをChatGPTでAI生成しています。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
みのりすい
恋愛
「ボディタッチくらいするよね。女の子同士だもん」
三崎早月、15歳。小佐田未沙、14歳。
クラスメイトの二人は、お互いにタイプが違ったこともあり、ほとんど交流がなかった。
中学三年生の春、そんな二人の関係が、少しだけ、動き出す。
※百合作品として執筆しましたが、男性キャラクターも多数おり、BL要素、NL要素もございます。悪しからずご了承ください。また、軽度ですが性描写を含みます。
12/11 ”原田巴について”投稿開始。→12/13 別作品として投稿しました。ご迷惑をおかけします。
身体だけの関係です 原田巴について
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789
作者ツイッター: twitter/minori_sui
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。