いたずらはため息と共に

常森 楽

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6.さんにん

373.まだ?

「ふ、2人ともッ…やめて、よっ…んぅっ」
穂が眉間にシワを寄せる。
「千陽、これ、めっちゃムードないんじゃない?」
千陽が楽しそうに笑った。
「もっと、教えて」
「いやっ」
「穂~、良い子だから、バタバタしないの」
彼女の足に私の足を絡ませて押さえる。
「んーっ!!」
「気持ち良くしてあげるからね」
穂が下唇を噛んで、大人しくなる。
可愛い。

左手の人差し指と中指で、大陰唇から恥丘にかけての皮膚を上に伸ばす。
「これ、クリトリス。可愛いよね」
千陽が首を傾げるから、納得いかない。
「気持良くなってる状態なら、これで簡単に皮が捲れるんだよ。捲ったクリトリスは敏感だから、触れる程度で…」
Gスポットに触れている右手の中指と薬指を動かしながら、左手の親指でクリトリスに触れる。
最近の私の流行りは、残ってる左手の4本の指で、恥丘の上のお腹を押すこと。
そうすれば子宮全体に振動が伝わってポルチオの刺激にもなるし…なんか、穂が気持ち良さそう。
「んぁぁっ、ハァッあっ」
穂の腰が浮く。

「少し奥に挿れるよ。お前が気持ち良いって言ってるとこ。穂がおしっこ出るって言うところだね」
今日は“激しく”を望まれてるからな…。
「いつもは、優しくさわるだけなんだけど…今日は、ちょっと、動かすね」
千陽を見る。
彼女が頷くから、手を動かし始める。
指先は、爪が当たらないように指の腹で触れるのを意識。
いつもは指先だけ動かしてるけど…今日は、腕全体を使って、ピストンする。
穂と最初にシたときも、ちょっと興奮して激しめにしちゃったんだよな。
今日は、あのときよりも…速く。
同時に、左手の指でお腹をマッサージするみたいに押す。
「あぁぁっ、んんッ…ハァッああっ…ハァッんッ」
穂の背中が仰け反って、ビクビク揺れた後、膝が震える。

「気持ち良い?穂」
「きもちぃ…きも、ちぃっ」
「ん。じゃあ、もうちょっと激しくしてみるね」
ケホケホと穂が咽て、ちゃんと息を吸ったのを確認してから、指をグッとさらに奥に押しやる。
指の限界。
これだとピストンできないから、左手で、右手首を固定して、体全体を使って出し挿れする。
「ハァッああぁッ…んっッ…ぁっ…」
穂が絶頂に達する。
それでも、続ける。
穂の胸が揺れる。
もっと、激しく…してあげたい…。
「穂、イきたい?」
穂は頷くけど、ちゃんと言葉で聞きたい。
「イきたい?」
「イ、ぎ…たいッ…イきたぃっ」
「いいよ」
右手を固定していた左手を離して、彼女の腰を掴む。

騎乗位のほうが奥まで届くと聞いたことがある。
でもそれはたぶん、男性器の話で…指でするなら…彼女の腰を押し付けたほうが、良い気がした。
何が正解とか、何が間違ってるとか、そういうのは、未だによくわからない。
いろんな女の子とシてきたけど…みんな違って…それぞれ好きな場所も違って…。
そりゃ、定番の場所はある。
でも、どういうシチュエーションが好きとか、どういう言葉がけが好きとか、どういう風にさわられるのが好きとか、そういうのって、全然違うんだ。
その違いを知るのが楽しくて、私は、ずっと、セックスしてきた。

でも…。
そんな“楽しい”を凌駕するほどに、穂とのエッチは幸せを感じる。
穂は、いつも真っ直ぐ私を見てくれる。
愚直に信じようとしてくれる。
いつも受け止めてくれて、ちゃんと気持ちを伝えてくれて、大事にしようとしてくれる。
それが、嬉しい。
嬉しくて、幸せで、たまらないんだ。
絶対、手放したくない。

彼女の腰をしっかり掴んで、右手を奥に挿れるのと同時に、腰を引き寄せた。
…ああ、腕が疲れる。
「んぁっ、ぁッ…イぐッ…ぁっ」
穂の体がビクビクと跳ねた。
ピュッと穂の愛液が漏れ出た。
え…?
これ、もしかして…潮吹きみたいな、そういうこと?
でも潮って、透明なんだよね…?
穂から漏れ出たのは、乳白色の体液だった。
後で調べてみよう。
とりあえず込み上げてくる嬉しさは横に置いて、腕を動かす。

ずっと力を入れているよりも、力を入れたり抜いたりするほうが疲労感が増す気がする。
でも…潮吹きかもしれないという喜びが、その疲れをないことにさせた。
彼女の腰を引き寄せる。
そのタイミングで右手を奥に挿れる。
彼女がイくと、サラサラの乳白色の液体が私の手を覆っていく。
「すごい、すごいっ!穂、穂!!」
「ハァッハァッ、んぅっ」
「めっちゃ濡れてる…ラグ汚れちゃうかも…」
「ゃっ…あッ」

腕の限界がきて、指を抜いた。
穂の足がガクガクと震えて、さっきの千陽みたいに体中がビクビクと痙攣している。
「見て」
手首まで覆われた乳白色の体液を見せびらかすように、手を穂の顔の目の前にやる。
「見せ…なくて、いぃっ」
顔を背けられてしまう。
「ほら」
今度は、千陽に見せる。
千陽は戸惑いながらも、頷いてくれた。
「すげー…こんなの、初めて見た」
舐めてみる。
…いつもの愛液と同じ感じ。
「お前も舐める?」
「え!?」
千陽が腕を擦った。
少し考えて、小さく頷く。
手を差し出すと、チロっと舌を出して舐めた。
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