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7.向
431.期待
「永那ちゃんが私を大切にしてくれてるのが本当で、愛されてるって実感もあって、私も永那ちゃんのことが大好きで大切で…そんな永那ちゃんが苦しくて、エッチでしかストレス発散できないなら、手伝ってあげたいなって思う」
ジッと見つめられる。
「それに…私も、嫌いじゃないし。痛くされるわけでも、乱暴にされるわけでもないし」
前髪を指で梳く。
「“嫌いじゃない”の?」
「うん」
「嫌いじゃない…。嫌いじゃない、ね」
「なに?」
「ちょっと引っかかる言い方だなあって」
見下ろすように彼女が私を見る。
「なに?」
唇を突き出す。
フフッと彼女が笑って、キスされた。
「ホテル、どんなだろうね?」
あからさまな話題転換に少し不満を感じつつも、私も乗ることにする。
「千陽のご両親がおすすめするくらいだから、きっとすごいところだよ」
「ね。楽しみだなあ」
「楽しみだね」
永那ちゃん、結局私と全然できてないけど、それでも良いって思ってくれたのかな?
本人が“楽しみ”って言うんだから、良いんだよね…?
2人で電車に揺られ、永那ちゃんのアパートの前でもう一度キスされた。
頭を撫でられ、「お母さんに見つかったら厄介だから」と永那ちゃんは走って傘から出て、2階に駆け上がる。
手を振って、彼女が部屋に入ったのを確認して、帰途につく。
「誉…」
「んー?」
「これ…」
ラグに寝転んで漫画を読む誉の前に千円を置く。
「え!?な、なに!?」
「あ、明日…もし、ゲームセンター行くなら…」
誉がニヤニヤし始める。
「て、っていうか!何があるかわからないんだから、ちゃんとお小遣いは計画的に使いなさいって、いつも言ってるでしょ?貯金だって大事なんだよ?」
「ふーん?」
「“ふーん”じゃない。“はい”でしょ?いらないんだったら、もういい!」
千円を取ろうとすると、その前に誉に取られる。
「いらないなんて言ってないじゃん」
相変わらずニヤニヤしながら、千円を握りしめて、逃げるようにゴロゴロ床を転がっていく。
「5時半には」
「わかってるよ」
「あんまり遊びす」
「わかってるって」
もう漫画を読み始めている。
ため息をついて、キッチンに行く。
「今日のご飯なにー?」
「生姜焼き」
「またー!?」
「文句言うなら食べなくていい」
「食べます食べます」
翌日は午前中に生徒会の集まりがあった。
永那ちゃんは私が学校に行く前に家に来て、ハグやらキスやら一通りした後、ベッドで眠った。
お昼に帰ってくると、彼女はテレビを見ていた。
一緒にお昼を食べて、午後はオンライン授業。
昨日よりは、永那ちゃん、起きていたかな?
午前中寝ていたからというのもあるだろうし、昨日はお母さんの機嫌が良かったらしく、多少の心配はあったけれど、よく眠れたと言っていた。
授業が終わると、片付けを始める前に手を引かれて部屋に連れて行かれた。
電気をつけないまま部屋のドアが閉まり、永那ちゃんがベッドに座る。
引っ張られるように私も座った。
「今日も怪獣さん?」
「今日は違う」
「永那ちゃん?」
「うん」
優しく唇が触れ合う。
髪を撫でられ、目を伏せる。
顎を上げられ、もう一度触れ合う。
「好きだよ、穂」
「私も永那ちゃんが好き」
唇が触れ合っているだけなのに、溶けてしまいそう。
しっとりとした彼女の唇にちょんと触れるだけで、体がふわりと浮くような感覚になる。
彼女が小さく顔を左右に振り、擦れ合う度に心臓から下腹部へと、何かが下りていく。
音のない、穏やかな触れ合い。
指を絡めて手を繋ぎ、何度も唇を重ねる。
好きという気持ちを重ねるように、何度も。
彼女がゆっくりと口を開き、私の下唇を挟んだ。
チュッと吸われ、舐められる。
自然と私の口も開いて、お互いの吐息がかかった。
舌を小さく出すと、彼女が絡めてくれる。
唾液の混ざり合う水音が鳴り始め、脳を刺激する。
子宮がキュゥッと締まって、手を握る力が強まる。
冷たい水飴でも舐めているような甘美さ。
エッチの最中によく“美味しい”と言う永那ちゃんの気持ちがわかるような気がした。
舌を吸われ、彼女のなかに取り込まれていく。
彼女の口内で踊るように混じり合って、この一時に集中する。
彼女が離れると、薄い橋がかかった。
ペロリと唇を舐めると、すぐに切れてしまう。
ほんの少しの間見つめ合って、彼女が微笑む。
ゆっくりベッドに寝かされ、鼓動は静かに高鳴り始める。
チュッチュッと啄むように口づけされ、彼女の背に腕を回す。
胸に触れられ、足がモゾモゾと動く。
敷いている掛け布団が、足が動く度に擦れ、音を立てる。
やけに敏感になっているのか、そんな音すらも拾う頭の中がうるさい。
うるさいはずなのに…それがまた新たな刺激になる。
「好きだよ。好きだよ、穂」
髪を耳にかけられ、しゃぶられる。
「私も…」
声を出すと、自分の息遣いが粗くなっていることに気づく。
永那ちゃんのも…。
執拗に耳を舐められ、薄く開いていた目を閉じた。
ピチャピチャと彼女の舌が動く。
「んっ」
少し擽ったい。
でも、気持ちいい。
もう片方の耳は、マッサージするように揉んでくれる。
体が火照っていく。
前に、耳にはツボがたくさんあると聞いたことがある。
揉まれているせいかな…?すごく暑い。
ジッと見つめられる。
「それに…私も、嫌いじゃないし。痛くされるわけでも、乱暴にされるわけでもないし」
前髪を指で梳く。
「“嫌いじゃない”の?」
「うん」
「嫌いじゃない…。嫌いじゃない、ね」
「なに?」
「ちょっと引っかかる言い方だなあって」
見下ろすように彼女が私を見る。
「なに?」
唇を突き出す。
フフッと彼女が笑って、キスされた。
「ホテル、どんなだろうね?」
あからさまな話題転換に少し不満を感じつつも、私も乗ることにする。
「千陽のご両親がおすすめするくらいだから、きっとすごいところだよ」
「ね。楽しみだなあ」
「楽しみだね」
永那ちゃん、結局私と全然できてないけど、それでも良いって思ってくれたのかな?
本人が“楽しみ”って言うんだから、良いんだよね…?
2人で電車に揺られ、永那ちゃんのアパートの前でもう一度キスされた。
頭を撫でられ、「お母さんに見つかったら厄介だから」と永那ちゃんは走って傘から出て、2階に駆け上がる。
手を振って、彼女が部屋に入ったのを確認して、帰途につく。
「誉…」
「んー?」
「これ…」
ラグに寝転んで漫画を読む誉の前に千円を置く。
「え!?な、なに!?」
「あ、明日…もし、ゲームセンター行くなら…」
誉がニヤニヤし始める。
「て、っていうか!何があるかわからないんだから、ちゃんとお小遣いは計画的に使いなさいって、いつも言ってるでしょ?貯金だって大事なんだよ?」
「ふーん?」
「“ふーん”じゃない。“はい”でしょ?いらないんだったら、もういい!」
千円を取ろうとすると、その前に誉に取られる。
「いらないなんて言ってないじゃん」
相変わらずニヤニヤしながら、千円を握りしめて、逃げるようにゴロゴロ床を転がっていく。
「5時半には」
「わかってるよ」
「あんまり遊びす」
「わかってるって」
もう漫画を読み始めている。
ため息をついて、キッチンに行く。
「今日のご飯なにー?」
「生姜焼き」
「またー!?」
「文句言うなら食べなくていい」
「食べます食べます」
翌日は午前中に生徒会の集まりがあった。
永那ちゃんは私が学校に行く前に家に来て、ハグやらキスやら一通りした後、ベッドで眠った。
お昼に帰ってくると、彼女はテレビを見ていた。
一緒にお昼を食べて、午後はオンライン授業。
昨日よりは、永那ちゃん、起きていたかな?
午前中寝ていたからというのもあるだろうし、昨日はお母さんの機嫌が良かったらしく、多少の心配はあったけれど、よく眠れたと言っていた。
授業が終わると、片付けを始める前に手を引かれて部屋に連れて行かれた。
電気をつけないまま部屋のドアが閉まり、永那ちゃんがベッドに座る。
引っ張られるように私も座った。
「今日も怪獣さん?」
「今日は違う」
「永那ちゃん?」
「うん」
優しく唇が触れ合う。
髪を撫でられ、目を伏せる。
顎を上げられ、もう一度触れ合う。
「好きだよ、穂」
「私も永那ちゃんが好き」
唇が触れ合っているだけなのに、溶けてしまいそう。
しっとりとした彼女の唇にちょんと触れるだけで、体がふわりと浮くような感覚になる。
彼女が小さく顔を左右に振り、擦れ合う度に心臓から下腹部へと、何かが下りていく。
音のない、穏やかな触れ合い。
指を絡めて手を繋ぎ、何度も唇を重ねる。
好きという気持ちを重ねるように、何度も。
彼女がゆっくりと口を開き、私の下唇を挟んだ。
チュッと吸われ、舐められる。
自然と私の口も開いて、お互いの吐息がかかった。
舌を小さく出すと、彼女が絡めてくれる。
唾液の混ざり合う水音が鳴り始め、脳を刺激する。
子宮がキュゥッと締まって、手を握る力が強まる。
冷たい水飴でも舐めているような甘美さ。
エッチの最中によく“美味しい”と言う永那ちゃんの気持ちがわかるような気がした。
舌を吸われ、彼女のなかに取り込まれていく。
彼女の口内で踊るように混じり合って、この一時に集中する。
彼女が離れると、薄い橋がかかった。
ペロリと唇を舐めると、すぐに切れてしまう。
ほんの少しの間見つめ合って、彼女が微笑む。
ゆっくりベッドに寝かされ、鼓動は静かに高鳴り始める。
チュッチュッと啄むように口づけされ、彼女の背に腕を回す。
胸に触れられ、足がモゾモゾと動く。
敷いている掛け布団が、足が動く度に擦れ、音を立てる。
やけに敏感になっているのか、そんな音すらも拾う頭の中がうるさい。
うるさいはずなのに…それがまた新たな刺激になる。
「好きだよ。好きだよ、穂」
髪を耳にかけられ、しゃぶられる。
「私も…」
声を出すと、自分の息遣いが粗くなっていることに気づく。
永那ちゃんのも…。
執拗に耳を舐められ、薄く開いていた目を閉じた。
ピチャピチャと彼女の舌が動く。
「んっ」
少し擽ったい。
でも、気持ちいい。
もう片方の耳は、マッサージするように揉んでくれる。
体が火照っていく。
前に、耳にはツボがたくさんあると聞いたことがある。
揉まれているせいかな…?すごく暑い。
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