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ヨルハがいなければ、僕はひとりぼっちだった。
僕は、これが夢であることを理解しながら、静かに夢を見ている。白砂の大地に立っていて、ぬるい風が緩やかに肌を撫でて行った。僕は白い肌着を身につけていて、世界の全てが白に同化する。ただ一つ、僕の体から流れ落ちる真っ赤な血を除いては。
とくとくと、止まることなく流れ落ちる血が足元に池を作っていく。明らかに、体内に存在するもの以上の血液量だ。現実的ではない。そうだこれは、現実ではない。
夢であることは間違いないが、どういった類の夢なのだろうか。うたたねのさなかに見るような、それではないように思う。
生と死の狭間に見る、刹那の夢。
きっとそれだ。そう考えると、すとんと腑に落ちた。寒くはないのに、体が凍えている。気付いた時には、全身が震えていた。けれど、それは凍えるよる震えではない。恐怖から生じる震えだった。
死ぬことは、怖くない。
何度も何度も死にたいと思ってきた。むしろこの瞬間を待ち望んでいたとさえ言ってもいい。それなのに、何故怖がるのだろう。僕は何を恐れているというのだろう。答えはあまりにも自明で、思案する間もないほど瞬時に詳らかになった。
ヨルハに、二度と会えないのだということが、
恐ろしくてたまらなかったのだ。
「……ヨルハ」
一緒に生きてみたかった。何のしがらみもなく、ただ単純に彼のことを愛してみたかった。静かに涙が溢れていく。たったひとつの後悔を抱いて、僕は今まさに死に向かわんとしていた。
彼との未来を願わずにはいられない己のことを、愚かだと思う。そうしてまた、彼の人生に、僕という不幸の温床を植え付けることには未だに抵抗がある。
一緒に不幸になって欲しい、なんて僕は願えない。自分勝手に各々の意見を主張する感情たちに引っ張られ、僕の心は激しく摩耗していく。
ただ、そばにいたいと願っているだけなのに。それだけのことが、どうしてこんなにも苦しいのだろう。
血溜まりの中で膝を抱えて蹲る。血は止まらず、涙も流れ続け、いずれ僕は干枯らびることだろう。
もうどうだっていい。結局、僕の心は行き着くべき終着点に辿り着かなかったのだ。彼を不幸にしてでも一緒にいたいと願えるほど強くはなく、彼のことなど忘れてしまおうと覚悟できるほど潔くなかった。こんな僕には、お似合いの結末だ。
全身から力が抜けていき、気力など微塵も沸いてこない。それなのに、彼が僕の名を呼ぶ声だけははっきりと聞こえたのだ。
「アサヒ」
どうしてこんなにも特別なのか、もはや僕には分からなかった。どうして、ヨルハだけがこんなに特別なんだろう。幼いころの苦境を共に乗り越えたからか。僕を抱きしめてくれた初めての人だからなのか。
もう、理由なんて分からない。この胸に巣くう感情が、愛情なのか、恋慕なのか、独占欲なのかも判断がつかない。ただただ、彼と共にいたかった。
「アサヒ」
瞼を開くというただそれだけの行為に、これほどまでに労力が掛かったことなど今までにあっただろうか。差し込む光が容赦なく眼球を抉る。瞼は幾度か痙攣を繰り返したのちに、見開いた。
「……ヨ、ルハ」
僕の視界を埋め尽くしたのは、彼の姿だった。僕は仰向けになって寝台の上で眠っている。そんな僕をヨルハが覗き込んでいるという構図だ。
喉が酷く乾燥していている。往復する空気で、喉の奥がひりひりと痛んだ。舌の根が乾ききっており、うまく言葉を吐き出せない。
「アサヒッ!!」
勢いよく抱きつかれる。否、抱きつかれるというよりも、覆い被さられたという方が正しい。ヨルハの全体重ではないだろうけれど、彼の質量の一部が僕の上にのしかかる。
少しばかり息苦しい。けれど、その息苦しさが生きていることの実感を与えてくれた。そうだ、僕は生きている。
「良かったっ、アサヒ……っ、もう、駄目かと……思った」
ヨルハは僕の首筋に顔を埋めている。声が震えていた。ヨルハも、こんなに細い声を出すのかと、ぼんやりと思う。彼の頭を撫でてあげたいのに、僕の手は微塵も動かなくて、手足に鉛でも付けられているような感覚があった。
「馬鹿野郎っ、伸し掛かるんじゃねぇ! 傷が開くだろうが!」
聞きなれない声に、見知らぬ人だった。老人と言って差し支えない年齢だろう。だが、何故だか老いとは縁遠い人に見える。活力に満ちているように見受けられるからだろうか。白髪と白髭を揺らしながら、老人の手が勢いよくヨルハの頭を叩いた。
「急に様態が悪くなったと思ったら、今度は急に目覚めるんだもんなぁ。人間ってのは本当によく分からん」
長く伸びた髭を手で撫でつけながら、しみじみとした声音でそんなことを言いながら僕を見る。気付いた時には、ヨルハが少しばかり僕から離れていた。
「俺は軍医をしているハシャクスだ。ここは病棟、といっても軍のもので、ここで軍人ではないあんたを診てるのは、かなりの異例だ。そもそも、俺にあんたを診る義務はない……が、担ぎ込まれた怪我人を放っておいて死なれても目覚めが悪いからな。死にかけのあんたを、俺が救ってやったってとこだ」
「救うだ? 三日もアサヒは目が覚めなかっただろうが」
「俺じゃなきゃ、永遠に目覚めなかっただろうさ」
ハシャクスと名乗った老人は、温厚で善良というよりは老獪といった形容が似合う空気を纏っていた。どこか悪辣で、粗野。けれど悪人には見えなかった。覚醒したばかりの頭は、何も思案することが出来ず、ぼうっと世界を俯瞰で眺める。
口を開いてみたが、乾燥した空気が出入りするだけだった。喉が渇き切っていたのだ。それを察したのか、ハシャクス医師が器に入れた白湯を差し出してくれた。器を受け取ろうとした矢先、ヨルハがそれを奪いとき、僕の口元にそっと押し当て白湯を飲ませてくれた。
少しずつ喉に白湯を流し込み、ゆっくりと飲み干す。久しぶりの水分に体が追い付かず、随分と時間をかけて飲んでしまったが、ヨルハもハシャクス医師も焦らせるようなことは一切しなかった。
「……ありがとう、ございます。迷惑をかけてしまって、ごめんなさい」
「そんなこと、アサヒが謝るようなことじゃないだろ」
「ヨルハの言う通りだ。感謝は受け取るが、謝罪はいらん」
ヨルハの言葉尻には怒りの気配があった。彼に許しを乞いたいのに、体が言うことを聞かなかった。力が入らず、目は自然と閉じて行ってしまう。吸った息をふうっと吐きながら、僕はまどろみに落ち始めていた。
「……まだ辛いか?」
「あんな大怪我をしたんだ、辛いのは当然だろう」
辛いのかどうかも、よく分からない。自分の体が、己のものではないような、そんな感覚がある。ただただ体と頭が重たくて、ぼうっとするのだ。ヨルハからの問いに答えたいのに、声を出す力も沸いてこない。
「暫くは高熱が続くだろう、安静にしていないと熱で命を落とす」
「俺がずっと看病してやるからな」
「お前はいらん。医者である俺に任せておけ」
「あんたみたいなガサツな奴に任せられるか」
軽妙なやり取りだった。お互いへの配慮も遠慮もなくて、本当に気心知れた相手だからこそ出来るやりとり。それが何だか面白くて、気付いた時には口元が緩んでいた。
「笑えるなら、大丈夫だ」
ハシャクス医師がそう言った。大丈夫。それはとても心強い言葉だった。大丈夫、僕はもう大丈夫。
悩んでいたこと、迷っていたこと、それらの全てをどうやら僕は死の淵に置いてきたようだった。
僕は、これが夢であることを理解しながら、静かに夢を見ている。白砂の大地に立っていて、ぬるい風が緩やかに肌を撫でて行った。僕は白い肌着を身につけていて、世界の全てが白に同化する。ただ一つ、僕の体から流れ落ちる真っ赤な血を除いては。
とくとくと、止まることなく流れ落ちる血が足元に池を作っていく。明らかに、体内に存在するもの以上の血液量だ。現実的ではない。そうだこれは、現実ではない。
夢であることは間違いないが、どういった類の夢なのだろうか。うたたねのさなかに見るような、それではないように思う。
生と死の狭間に見る、刹那の夢。
きっとそれだ。そう考えると、すとんと腑に落ちた。寒くはないのに、体が凍えている。気付いた時には、全身が震えていた。けれど、それは凍えるよる震えではない。恐怖から生じる震えだった。
死ぬことは、怖くない。
何度も何度も死にたいと思ってきた。むしろこの瞬間を待ち望んでいたとさえ言ってもいい。それなのに、何故怖がるのだろう。僕は何を恐れているというのだろう。答えはあまりにも自明で、思案する間もないほど瞬時に詳らかになった。
ヨルハに、二度と会えないのだということが、
恐ろしくてたまらなかったのだ。
「……ヨルハ」
一緒に生きてみたかった。何のしがらみもなく、ただ単純に彼のことを愛してみたかった。静かに涙が溢れていく。たったひとつの後悔を抱いて、僕は今まさに死に向かわんとしていた。
彼との未来を願わずにはいられない己のことを、愚かだと思う。そうしてまた、彼の人生に、僕という不幸の温床を植え付けることには未だに抵抗がある。
一緒に不幸になって欲しい、なんて僕は願えない。自分勝手に各々の意見を主張する感情たちに引っ張られ、僕の心は激しく摩耗していく。
ただ、そばにいたいと願っているだけなのに。それだけのことが、どうしてこんなにも苦しいのだろう。
血溜まりの中で膝を抱えて蹲る。血は止まらず、涙も流れ続け、いずれ僕は干枯らびることだろう。
もうどうだっていい。結局、僕の心は行き着くべき終着点に辿り着かなかったのだ。彼を不幸にしてでも一緒にいたいと願えるほど強くはなく、彼のことなど忘れてしまおうと覚悟できるほど潔くなかった。こんな僕には、お似合いの結末だ。
全身から力が抜けていき、気力など微塵も沸いてこない。それなのに、彼が僕の名を呼ぶ声だけははっきりと聞こえたのだ。
「アサヒ」
どうしてこんなにも特別なのか、もはや僕には分からなかった。どうして、ヨルハだけがこんなに特別なんだろう。幼いころの苦境を共に乗り越えたからか。僕を抱きしめてくれた初めての人だからなのか。
もう、理由なんて分からない。この胸に巣くう感情が、愛情なのか、恋慕なのか、独占欲なのかも判断がつかない。ただただ、彼と共にいたかった。
「アサヒ」
瞼を開くというただそれだけの行為に、これほどまでに労力が掛かったことなど今までにあっただろうか。差し込む光が容赦なく眼球を抉る。瞼は幾度か痙攣を繰り返したのちに、見開いた。
「……ヨ、ルハ」
僕の視界を埋め尽くしたのは、彼の姿だった。僕は仰向けになって寝台の上で眠っている。そんな僕をヨルハが覗き込んでいるという構図だ。
喉が酷く乾燥していている。往復する空気で、喉の奥がひりひりと痛んだ。舌の根が乾ききっており、うまく言葉を吐き出せない。
「アサヒッ!!」
勢いよく抱きつかれる。否、抱きつかれるというよりも、覆い被さられたという方が正しい。ヨルハの全体重ではないだろうけれど、彼の質量の一部が僕の上にのしかかる。
少しばかり息苦しい。けれど、その息苦しさが生きていることの実感を与えてくれた。そうだ、僕は生きている。
「良かったっ、アサヒ……っ、もう、駄目かと……思った」
ヨルハは僕の首筋に顔を埋めている。声が震えていた。ヨルハも、こんなに細い声を出すのかと、ぼんやりと思う。彼の頭を撫でてあげたいのに、僕の手は微塵も動かなくて、手足に鉛でも付けられているような感覚があった。
「馬鹿野郎っ、伸し掛かるんじゃねぇ! 傷が開くだろうが!」
聞きなれない声に、見知らぬ人だった。老人と言って差し支えない年齢だろう。だが、何故だか老いとは縁遠い人に見える。活力に満ちているように見受けられるからだろうか。白髪と白髭を揺らしながら、老人の手が勢いよくヨルハの頭を叩いた。
「急に様態が悪くなったと思ったら、今度は急に目覚めるんだもんなぁ。人間ってのは本当によく分からん」
長く伸びた髭を手で撫でつけながら、しみじみとした声音でそんなことを言いながら僕を見る。気付いた時には、ヨルハが少しばかり僕から離れていた。
「俺は軍医をしているハシャクスだ。ここは病棟、といっても軍のもので、ここで軍人ではないあんたを診てるのは、かなりの異例だ。そもそも、俺にあんたを診る義務はない……が、担ぎ込まれた怪我人を放っておいて死なれても目覚めが悪いからな。死にかけのあんたを、俺が救ってやったってとこだ」
「救うだ? 三日もアサヒは目が覚めなかっただろうが」
「俺じゃなきゃ、永遠に目覚めなかっただろうさ」
ハシャクスと名乗った老人は、温厚で善良というよりは老獪といった形容が似合う空気を纏っていた。どこか悪辣で、粗野。けれど悪人には見えなかった。覚醒したばかりの頭は、何も思案することが出来ず、ぼうっと世界を俯瞰で眺める。
口を開いてみたが、乾燥した空気が出入りするだけだった。喉が渇き切っていたのだ。それを察したのか、ハシャクス医師が器に入れた白湯を差し出してくれた。器を受け取ろうとした矢先、ヨルハがそれを奪いとき、僕の口元にそっと押し当て白湯を飲ませてくれた。
少しずつ喉に白湯を流し込み、ゆっくりと飲み干す。久しぶりの水分に体が追い付かず、随分と時間をかけて飲んでしまったが、ヨルハもハシャクス医師も焦らせるようなことは一切しなかった。
「……ありがとう、ございます。迷惑をかけてしまって、ごめんなさい」
「そんなこと、アサヒが謝るようなことじゃないだろ」
「ヨルハの言う通りだ。感謝は受け取るが、謝罪はいらん」
ヨルハの言葉尻には怒りの気配があった。彼に許しを乞いたいのに、体が言うことを聞かなかった。力が入らず、目は自然と閉じて行ってしまう。吸った息をふうっと吐きながら、僕はまどろみに落ち始めていた。
「……まだ辛いか?」
「あんな大怪我をしたんだ、辛いのは当然だろう」
辛いのかどうかも、よく分からない。自分の体が、己のものではないような、そんな感覚がある。ただただ体と頭が重たくて、ぼうっとするのだ。ヨルハからの問いに答えたいのに、声を出す力も沸いてこない。
「暫くは高熱が続くだろう、安静にしていないと熱で命を落とす」
「俺がずっと看病してやるからな」
「お前はいらん。医者である俺に任せておけ」
「あんたみたいなガサツな奴に任せられるか」
軽妙なやり取りだった。お互いへの配慮も遠慮もなくて、本当に気心知れた相手だからこそ出来るやりとり。それが何だか面白くて、気付いた時には口元が緩んでいた。
「笑えるなら、大丈夫だ」
ハシャクス医師がそう言った。大丈夫。それはとても心強い言葉だった。大丈夫、僕はもう大丈夫。
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