VTuberでもできるダンジョン配信!

チョーカ-

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第45話 『オレナイ』雷刃の話題 朝雑談!

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「ふぁい! たけプロ所属1年、獅堂ライガが朝配信。朝ライガを始めるぜ……」

 俺、獅堂ライガの朝は早い。 ダンジョン配信をする場合、朝早くからダンジョンに入り、夕方には目的の配信ポイントに到着しないといけないからだ。

 その道中、朝の雑談配信をしながらダンジョンを歩く。 それが朝ライガなわけだが…… 

「ふぁ~ 眠いぜ。 昨日は雷刃さんのVTuberデビューで俺のところまで取材が来たんだよ」

 めちゃくちゃ問い合わせが来た。 各種メディアから、大量に……
 
『あぁ、話題になっていたからね』

『VTuberのダンジョン配信って可能なの? いや、たけプロ以外って意味で』

『ただ、VTuberの3D配信じゃないんだよね。背景やモンスターの加工もしてるって』

 ん~ 今日は、妙に長文コメが多いなぁ。 新規さんが多い……もしかして、普段は来ない視聴者層が来ているみたいだ。

 確認してみたら、朝配信にしては同時接続者が多かったりする。

「ちなみに、俺は雷刃さんの事を詳しくないんだぜ。有名なダンジョン配信者ってのは知っているが…… 今回の件で、俺と全く同じ技術を使ってるって事はない」

 一応、説明しておこう。

 俺が使ってるVTuberでのダンジョン配信技術は、たけプロ社員の岡京さんが作ったシステムだ。

 リアルタイムで半自動で、配信映像に処理が入るから、VTuberとしてダンジョン配信が可能になっている。

「岡京さんに確認したけど、技術的には他でも再現が可能……はぁ~ 眠い」

『あくびしながら、モンスターを瞬殺して進むのかぁ』

『えぇ……今の中ボスとか言われるレベルのモンスターじゃ?』

『おっ! 初見さんかな? いつもの流れだぞ』

 やっぱり、初見さんが多いみたいだ。  

 これがオレナイ雷刃さん効果か。 凄いなぁ。

「まぁ、VTuberのダンジョン配信技術は俺たちの独占技術じゃない。特許も取ってないから好きにやってくれても良いんだぜ」 

 むしろ、VTuber界隈が盛り上がってくれればOK

 同業他社さん(?)の新規参戦は、歓迎すべき事だ。

「ちなみに、Twitterのダイレクトメールで───

『たまたま、先にダンジョン配信をしていただけで雷刃くんの先輩みたいに振る舞わないで!』

『雷刃くんを使って売名したりしないでください!』

『偉そう。メッチャムカつく! ●ばいいのに!』

───なんて、送られてきました。 そう言うのは止めれくださいね。
こっちは、ダンジョンパワーで相手の名前と住所がわかるので」

『オレナイのファンやばっ!』

『開示請求しなくても、個人情報筒抜けだもんね』

『え? どういう事? なんで名前と住所がわかるんです?』

『探査魔法。それで過去に某暴露系さんの自宅凸した事もある』

『コワっ!』

 まぁ、あくまで誹謗中傷への注意勧告ね。 個人情報保護の観点ってやつよ。

 俺から、誹謗中傷した奴の名前や住所を公開したり、悪用する事はしない。 

 法令遵守《コンプライアンス》大切! まぁ、度を越えたやつには、俺じゃなくて会社が正規の方法で開示請求をするけどね。

「うん、案の定コメントが荒れてきたな。チャンネル主の俺が名前を出している時は……あ、あれ?」 

『なになに?』

『突然、どうした?』

「……オレナイ雷刃さんからメッセージ来た」

『ほわっ!?』

『マジ? もしかして、この配信見てたり???』

『イエーイ! 雷刃くん見てる?』

 すごい盛り上がりだ。     流石に、個人宛のメッセージを配信で流すわけにはいかない。

「ちょっと確認してみるから、音声をミュートにするぞ」

 メッセージを開くと、音声が流れる可能性もあるからな。 配信用のマイクをオフにして・・・・・・

「VTuberデビューの配信予定日か。ご丁寧にURLまで貼ってあって、俺も見ろってことかな?」

 同時視聴配信してもおもしろいかもしれない。 許可は必要になるだろうけど……

「あとは…… 公開前のVTuberの三面図!? 企業秘密だろ! 何を考えているだ!こいつ!?」

 三面図は、VTuberのデザインを 3方向から書かれた物。言ってしまえば、VTuberの設計図だ。

「どことなく、俺に似ているな・・・・・・」

 そう考えてみたら、雷刃とライガで名前も似ている。 もしかしたら、そこで対抗心を持たれたのかもしれない。

 ミュートを解除して雑談配信に戻った俺は、テンションが高くなっていた。

 普段よりも早くボス部屋ににたどり着いた。そのまま、ボス───アルラウネを撃破した。  

 アルラウネは植物系のモンスター。 採取した野菜でシチューを作って食べた。

 この時は、まだ想像にもしていなかった。 まさか、オレンジナイトの人たちとガッツリと関わる事になるなんて・・・・・・

 3日後、俺はゲストとして『オレンジナイト』のスタジオに呼ばれた。
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