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第50話 ライガの配信予定
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「たけプロ所属1年、獅堂ライガが朝配信。朝ライガを始めるぜ」
俺は朝配信を始める。 しかし、いつもと違う様子に視聴者《リスナー》たちは、すぐに気づいたようだ。
『おはライガ……あれ?』
『今、ダンジョンじゃないくて室内?』
『珍しいなぁ』
彼らの言う通りだ。 普段の俺は、ダンジョン配信のために目的地の場所に行く時間を利用して朝配信を始めるのはいつものパターンだったが……
「今日はダンジョン配信はお休みだ。 ……と言うか、しばらくはできそうもない」
『ええぇぇ!』
『マジかよ!? 何があった?』
『ダンジョン配信止めたの???』
「まぁ落ち着け。理由を説明するけど、俺がゲスト出演した雷刃のVデビュー配信を見た人はどのくらいいる?」
『ノ』
『ノ』
『ノ』
「ほとんど、見てくれたんだな」
念のために説明しておく。
『ノ』は腕を伸ばして返事をしている様子を表している。 つまり『YES』って意味だ。
逆に『見てないよ』って表すのは『へ』である。 腕を曲げてる感じだ。
「3か月後に、ダンジョン攻略を競技化したイベント『V祭り』……参加条件はVTuberのみ……と言う事なんだが、俺に相談役《アドバイザー》の仕事が来た」
『はぁ? 待て待て!』
『雷刃がライガと戦いたいってイベントだったはずじゃ?』
『ラスボスが相談役でワロタw』
「配信を見てくれたらわかると思うけど、『オレナイ』の人達はVTuber界隈に詳しくないんだよ」
あくまでダンジョン配信者の運営会社だからね。 本当は「一緒にやりましょう!」とたけプロに話しが来たんだけど、社長が───
『あら、どうせならライガを運営に入れてみたらどうかしら? VTuberでありながら、ダンジョン配信にも精通しているのは、この世界で彼だけよ』
───その鶴の一声で、俺は『V祭り』の相談役に就任する事になってしまった。
まさか、運営側の人間になるなんて……なぁ。
「───そういうわけだ。暫くは事務仕事に追われる事になる。 参加者の選考も面接もするから、最初の1か月は忙しくなる」
『仕事なら仕方ないかぁ』
『う~ん、少しだけ残念。少しだけね』
『大変ですね。お疲れ』
『これでエナドリでもドーゾー ¥200』
「おぉ、スパチャありがとうな! あと、ダンジョン配信の頻度は少なくなるけど完全に0ってわけじゃないからな」
『は~い』
『了解!』
『了解』
「……と言うわけで、今月の配信はコラボ配信が多くなる予定だ」
俺は考えた。
自分の配信頻度が少なくなる。じゃ、どうするか?
以前から申し込まれていたコラボ配信を受けて、相手のチャンネルにお邪魔しよう!
そうすれば、コラボ相手に企画内容をお任せ! サムネなどを作る時間もなくていい!
なにより───
普段、俺の配信を見ていない人にも俺の事を知ってもらえる事になる。
コラボ配信は良い事だらけだ。 ただし、俺のチャンネルは直接的に動かないから、収益はプラスにならないが……
「まぁ、たけプロのみんなとコラボの約束していて、放置していたからな。今月はコラボ強化月間としてやってくぜ!」
『おぉ! 楽しみ』
『ライガはもっとコラボしてもろて!』
『最初は誰から? やっぱりオルネちゃん?』
「そ、そんなにコラボ配信が望まれていたのか……ちょっと待てよ。予定表《スケジュール》を確認したら、最初は───あっ!」
『え?』
『ん? 誰? 誰?』
『なんだ、その不穏なリアクションは!』
「えっと……猿渡モモカ先輩だ……」
猿渡モモカ───たけプロ2期生
名前の通り、猿をイメージした女の子のVTuberだ。
基本的には、ゲーム配信を中心に行っている。
ゲーム以外にも、流行りに敏感で、いろいろなジャンルの配信を行うスタイルだ。
しかし───
『極悪猿かぁ……』
『たけプロ通過儀礼なので……ドンマイ!』
『怪我だけは気をつけてね』
コメントの通り、破天荒な企画も彼女の持ち味であって……
「まさか、怪我をするような配信はしない……と思うぜ?」
この時までは、そう信じていた。
まさか、彼女とのコラボ内容が直接会って行うオフコラボであり……ドッキリ企画の仕掛け人を頼まれるとは思ってもいなかった。
俺は朝配信を始める。 しかし、いつもと違う様子に視聴者《リスナー》たちは、すぐに気づいたようだ。
『おはライガ……あれ?』
『今、ダンジョンじゃないくて室内?』
『珍しいなぁ』
彼らの言う通りだ。 普段の俺は、ダンジョン配信のために目的地の場所に行く時間を利用して朝配信を始めるのはいつものパターンだったが……
「今日はダンジョン配信はお休みだ。 ……と言うか、しばらくはできそうもない」
『ええぇぇ!』
『マジかよ!? 何があった?』
『ダンジョン配信止めたの???』
「まぁ落ち着け。理由を説明するけど、俺がゲスト出演した雷刃のVデビュー配信を見た人はどのくらいいる?」
『ノ』
『ノ』
『ノ』
「ほとんど、見てくれたんだな」
念のために説明しておく。
『ノ』は腕を伸ばして返事をしている様子を表している。 つまり『YES』って意味だ。
逆に『見てないよ』って表すのは『へ』である。 腕を曲げてる感じだ。
「3か月後に、ダンジョン攻略を競技化したイベント『V祭り』……参加条件はVTuberのみ……と言う事なんだが、俺に相談役《アドバイザー》の仕事が来た」
『はぁ? 待て待て!』
『雷刃がライガと戦いたいってイベントだったはずじゃ?』
『ラスボスが相談役でワロタw』
「配信を見てくれたらわかると思うけど、『オレナイ』の人達はVTuber界隈に詳しくないんだよ」
あくまでダンジョン配信者の運営会社だからね。 本当は「一緒にやりましょう!」とたけプロに話しが来たんだけど、社長が───
『あら、どうせならライガを運営に入れてみたらどうかしら? VTuberでありながら、ダンジョン配信にも精通しているのは、この世界で彼だけよ』
───その鶴の一声で、俺は『V祭り』の相談役に就任する事になってしまった。
まさか、運営側の人間になるなんて……なぁ。
「───そういうわけだ。暫くは事務仕事に追われる事になる。 参加者の選考も面接もするから、最初の1か月は忙しくなる」
『仕事なら仕方ないかぁ』
『う~ん、少しだけ残念。少しだけね』
『大変ですね。お疲れ』
『これでエナドリでもドーゾー ¥200』
「おぉ、スパチャありがとうな! あと、ダンジョン配信の頻度は少なくなるけど完全に0ってわけじゃないからな」
『は~い』
『了解!』
『了解』
「……と言うわけで、今月の配信はコラボ配信が多くなる予定だ」
俺は考えた。
自分の配信頻度が少なくなる。じゃ、どうするか?
以前から申し込まれていたコラボ配信を受けて、相手のチャンネルにお邪魔しよう!
そうすれば、コラボ相手に企画内容をお任せ! サムネなどを作る時間もなくていい!
なにより───
普段、俺の配信を見ていない人にも俺の事を知ってもらえる事になる。
コラボ配信は良い事だらけだ。 ただし、俺のチャンネルは直接的に動かないから、収益はプラスにならないが……
「まぁ、たけプロのみんなとコラボの約束していて、放置していたからな。今月はコラボ強化月間としてやってくぜ!」
『おぉ! 楽しみ』
『ライガはもっとコラボしてもろて!』
『最初は誰から? やっぱりオルネちゃん?』
「そ、そんなにコラボ配信が望まれていたのか……ちょっと待てよ。予定表《スケジュール》を確認したら、最初は───あっ!」
『え?』
『ん? 誰? 誰?』
『なんだ、その不穏なリアクションは!』
「えっと……猿渡モモカ先輩だ……」
猿渡モモカ───たけプロ2期生
名前の通り、猿をイメージした女の子のVTuberだ。
基本的には、ゲーム配信を中心に行っている。
ゲーム以外にも、流行りに敏感で、いろいろなジャンルの配信を行うスタイルだ。
しかし───
『極悪猿かぁ……』
『たけプロ通過儀礼なので……ドンマイ!』
『怪我だけは気をつけてね』
コメントの通り、破天荒な企画も彼女の持ち味であって……
「まさか、怪我をするような配信はしない……と思うぜ?」
この時までは、そう信じていた。
まさか、彼女とのコラボ内容が直接会って行うオフコラボであり……ドッキリ企画の仕掛け人を頼まれるとは思ってもいなかった。
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