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第57話 V祭りの面接 中編
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波乱の面接《オーディション》。 そこに現れたのは、たけプロから刺客───
その正体とは一体!? 何者なのかッ!
「たけプロ4期生 野町オルネです! 今日はよろしくお願いします」
「はい! よろしくお願いします。ちなみに不合格です!」
「ちょっと、なんでよ!?」
はい、俺の同期でした。 野町オルネでした。
何のために来た!?
「何って『V祭り』に参加したくて面接を受けに来たのよ?」
「いや、無理だろ。おまえ、体力ないじゃん……」
同期だから、同じ舞台に立つから知っている。 ダンスレッスンで倒れるように休んでいるオルネの姿を毎回、見ている。
「大丈夫よ。この数か月、ダンジョン配信者にコーチングを頼んで───」
「いや、VTuberなら、その様子も配信しろっ!」
「……はっ!? 確かに、配信のネタになる」
そんなやり取りをしていると――――
「はい、そこまでです。 たけプロ同期の掛け合いとして楽しめましたが、真面目に面接をしましょう」
――――と不知火さんから注意が入った。彼は続けて、こう言った。
「それじゃ、野町さん。やれますか?」
「はい、やれます」
ん? なんだ、そのやり取りは? まるでアレじゃないか
「それじゃ、そことそこ─── オルネさんとライガさんで試合決定で」
「急にブレイキングでダウン的なノリを!? 」
予め用意していたのだろう。不知火さんは、グラサンをかけて物真似を始めた。
某格闘家の物真似───いや、そんなことよりも、事前に打ち合わせがあったのだろう。 俺を除いての打ち合わせ───
会議室の仕切りは外されると、隠されていた八角形のリングが出現した。
ちゃんと金網が張られている…… えぇ……(ドン引き)
「これ、どういう企画なんですか? ドッキリなのはわかりますけど、どこからどこまで?」
しかし、不知火さんは、俺の言葉を否定した。
「いえ、正確にはドッキリじゃないですよ」
「はい!?」
「面接応募者の中に『ライガと戦わせろ!』って有名人も多いって話をですね。たけし社長にしたんですよ」
「あ―――わかった。じゃ、こう言ったのだろ?
『あら、それじゃ希望者全員とライガを戦わせればいいじゃない。それもライガに秘密で企画にしたら面白いじゃない?』
って感じの事を!」
「はい、全くその通り。一言一句、同じですね」
「いや、アドバイザーに秘密の企画を……あれ? それじゃ、今から本当に戦うの? オルネと……? それこそ、何で?」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
俺の前でオルネ本人。VTuberとしての彼女ではなく、生身の彼女だ。
どこかで控えていたのだろう。軽く運動をしている。
なぜ、オルネは俺と戦おうとしているのか? そんなに嫌われているつもりはないのだが……
「あら、ライガ そんな事もわからないの?」
「げっ! 社長!? どうしてここに? どうやって俺の心を読んで?」
「げっ! って何よ!」とたけし社長は不服そうに登場した。
「ワタクシのプレゼンした企画よ? ワタクシがいてもおかしくないでしょ?」
「……それもそうだ」と俺は納得した。
「それで、どういう主旨なんですか? これ?」
「わからないの? 彼女も本気で『V祭り』に出たい。その気持ちをあなたにぶつけようとしているのよ」
「いや、そこまでして出たい理由が・・・・・・」
「ん~ ダンジョン配信者である獅堂ライガを理解したい」
「・・・・・・」
「それと同時に、私たちがあなたのダンジョン配信をどんな気持ちで見てるのか理解させたい・・・・・・って感じかしら?」
「なるほど、少しだけわかった気がしましたよ」
「そう、いってらっしゃい。 本当にわかり合うのは、殴り合ってからよ!」
いや、バイオレンスすぎじゃないですか? 物理的コミュニケーションって!?
その正体とは一体!? 何者なのかッ!
「たけプロ4期生 野町オルネです! 今日はよろしくお願いします」
「はい! よろしくお願いします。ちなみに不合格です!」
「ちょっと、なんでよ!?」
はい、俺の同期でした。 野町オルネでした。
何のために来た!?
「何って『V祭り』に参加したくて面接を受けに来たのよ?」
「いや、無理だろ。おまえ、体力ないじゃん……」
同期だから、同じ舞台に立つから知っている。 ダンスレッスンで倒れるように休んでいるオルネの姿を毎回、見ている。
「大丈夫よ。この数か月、ダンジョン配信者にコーチングを頼んで───」
「いや、VTuberなら、その様子も配信しろっ!」
「……はっ!? 確かに、配信のネタになる」
そんなやり取りをしていると――――
「はい、そこまでです。 たけプロ同期の掛け合いとして楽しめましたが、真面目に面接をしましょう」
――――と不知火さんから注意が入った。彼は続けて、こう言った。
「それじゃ、野町さん。やれますか?」
「はい、やれます」
ん? なんだ、そのやり取りは? まるでアレじゃないか
「それじゃ、そことそこ─── オルネさんとライガさんで試合決定で」
「急にブレイキングでダウン的なノリを!? 」
予め用意していたのだろう。不知火さんは、グラサンをかけて物真似を始めた。
某格闘家の物真似───いや、そんなことよりも、事前に打ち合わせがあったのだろう。 俺を除いての打ち合わせ───
会議室の仕切りは外されると、隠されていた八角形のリングが出現した。
ちゃんと金網が張られている…… えぇ……(ドン引き)
「これ、どういう企画なんですか? ドッキリなのはわかりますけど、どこからどこまで?」
しかし、不知火さんは、俺の言葉を否定した。
「いえ、正確にはドッキリじゃないですよ」
「はい!?」
「面接応募者の中に『ライガと戦わせろ!』って有名人も多いって話をですね。たけし社長にしたんですよ」
「あ―――わかった。じゃ、こう言ったのだろ?
『あら、それじゃ希望者全員とライガを戦わせればいいじゃない。それもライガに秘密で企画にしたら面白いじゃない?』
って感じの事を!」
「はい、全くその通り。一言一句、同じですね」
「いや、アドバイザーに秘密の企画を……あれ? それじゃ、今から本当に戦うの? オルネと……? それこそ、何で?」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
俺の前でオルネ本人。VTuberとしての彼女ではなく、生身の彼女だ。
どこかで控えていたのだろう。軽く運動をしている。
なぜ、オルネは俺と戦おうとしているのか? そんなに嫌われているつもりはないのだが……
「あら、ライガ そんな事もわからないの?」
「げっ! 社長!? どうしてここに? どうやって俺の心を読んで?」
「げっ! って何よ!」とたけし社長は不服そうに登場した。
「ワタクシのプレゼンした企画よ? ワタクシがいてもおかしくないでしょ?」
「……それもそうだ」と俺は納得した。
「それで、どういう主旨なんですか? これ?」
「わからないの? 彼女も本気で『V祭り』に出たい。その気持ちをあなたにぶつけようとしているのよ」
「いや、そこまでして出たい理由が・・・・・・」
「ん~ ダンジョン配信者である獅堂ライガを理解したい」
「・・・・・・」
「それと同時に、私たちがあなたのダンジョン配信をどんな気持ちで見てるのか理解させたい・・・・・・って感じかしら?」
「なるほど、少しだけわかった気がしましたよ」
「そう、いってらっしゃい。 本当にわかり合うのは、殴り合ってからよ!」
いや、バイオレンスすぎじゃないですか? 物理的コミュニケーションって!?
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