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第70話 恐怖! 真夏のスイカに捕らわれた男 その③
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ソイツは、ハロウィンの時だけ出現するレアモンスターの『かぼちゃヘッド』にそっくりだった。
スイカの頭をしたモンスター。 体は、まるで西洋の騎士のように甲冑を装備している。
「どういう理屈だよ? 畑の下に甲冑が眠っていたのか?」
俺は悪態をつきながらも、モンスターの装備を確認する。 その手には鉄の剣が握られていた。
有無を言わずに剣が振り回してくる。 俺は、それを避けながら───
「スイカ頭……なんだか中国ホラーの登場人物の名前みたいだな」
あれ? コメントの反応が悪い? 少し古すぎるネタだったか?
幽幻道士……え? もしかして、若い子にキョンシーって怪物は伝わらなかったり?
あまりにも視聴者からの反応がない。 スイカ頭からの攻撃を逃げ続けてながら、コメント欄を確認すると……
『……気づいてない?』
『ミュート!』
『ミュート! ミュート! 音ないよ!』
『何を言ってるのか分からん!』
「ミュート? みんな、何を言ってるんだ?」
「……あっ!」と遅れて気づいた。 先ほどの通話、ダンジョン庁からの緊急連絡で音声を0にしていたんだ。
配信に俺の声が出てない状態。 まずい! 放送事故だ!
俺は慌てて音量を戻す。
攻撃してくるスイカ頭が邪魔だったので、倒さないように吹き飛ばしておく。
「よし! これで音は大丈夫か?」
『OK』
『音OKです!』
『放送事故で草』
『草生えるwww』
『スイカ頭より放送事故が怖いのかw』
怖いに決まってるだろ! 放送事故だぜ!
よし、音声は良好! そろそろ、クライマックスだ!
吹き飛ばしたスイカ頭が戻って来る。
「相変わらず単調な攻撃だ。 弱点は見た目でわかる……そのスイカ頭が弱点だろ?」
振り落としてくるスイカ頭の剣。 俺はそれを拳で合わせて、叩き折る。
そのまま、飛び上がると─── その弱点であるスイカ頭に、頭突き。
俺の頭を叩き込む。 爆発するように頭のスイカ部分が砕け散り、スイカ頭は動かなくなった。
「ふぅ……やっぱり、ダンジョンで農耕は無理みたいだな。 土が悪いのかな?」
『土が悪い(モンスターが出て来る)』
『土が悪い(そういう意味じゃない定期)』
まぁ、ダンジョンの土で無限に農作物が育つなら、既に誰かがやっているか。
ダンジョンの外でモンスターが出現したら、大問題になるだけだからな。
そんな事を考えていると───
ぼこ…… ぼこ……
ぼこ…… ぼこ……
「ん? 変な異音が聞こえて───」と俺は音の方向を見た。 そこには───
「うわぁ! スイカが大量に湧き出ているままだ! 動いてる、動いてる! モンスターの大量出現だ!」
畑をそのままにしていたので、スイカと共にモンスターである『スイカ頭』が大量に出現している。
「これは、流石にまずい! 畑の破壊を優先しなければ!」
うぅ……せっかく作った畑を自分で壊すのは、心苦しい。
けど、この数分で『スイカ頭』の軍隊が生まれつつある。
武装したスイカ頭たち。 剣ではなく魔法の杖を持っている個体もいる。
「いや、待てよ。 何か銃みたいな武器を持ってる奴も───」
バンっ! バンっ! と連続の音。 近距離の銃声は、まるで落雷のような轟音として、俺の耳を激しく揺さぶる。
「マジかよ! 本物の銃なのかよ」
現代の銃ではなく、古いマスケット銃なのがせめてもの救いか?
「けれども……流石に銃はまずい、まずい!」
避けるには速過ぎる攻撃速度─── 何より当たったら痛い!
コメント欄では阿鼻叫喚。 『にげろ!』 『逃げろ!』とコメントが大量に流れている。
「鬼ごっこも良いけど、流石に畑を放置して逃げるのは良くないよなぁ」
少しだけ、台風の日に、畑を見に行く農家さんの気持ちが分かって来た。
遊び半分で始めた事だけど……俺にも作った物への責任感ってのが生まれた。
きっと、全国の農家さんも、こんな気持ちなのだろう。 ……いや、比べること自体が失礼なのかもしれないけど……
~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~
スイカ頭の軍団。 1000匹を越えた辺りから数えるのを止めた。
まさに、死屍累々。 もしも、松尾芭蕉がいたら「夏草や~」と1句読んでくれるだろう。
大量のスイカの破片が広がってる。
「これで、かぶと虫とかクワガタみたなモンスターが連鎖で出現したら本気で怒るぜ。 ・・・・・・さて、そろそろ本番を行おうぜ?」
俺は、ソイツに話しかける。 スイカの軍団が守る畑・・・・・・そこは、まるで堅固な城のようだ。
「だったら、当然はいるだろ? 城の主───スイカ頭の王さまが!」
ゴゴゴゴゴ・・・・・・と地面が鳴る音。 畑が盛り上がり、巨大なモンスターが出現した。
スイカ頭の上に王冠が乗っている。 スイカキングって感じか?
王冠だけではない。手に王杖を握っていて、背中には深紅のマント・・・・・・
「まさにスイカキングって感じだな。こいよ!」
俺の言葉に反応して、スイカキングは王杖を振り上げた。 そこに魔力が集中していく。
次の瞬間───
「自分を中心にして、広範囲の攻撃魔法・・・・・・雷系魔法か!」
俺は背を向けて、全力で距離を取る。 だが、避けられない。
地面から高速で広がっていく雷───それが俺の踵に触れる。
「ぬっぐぐぐ! 足が痺れる!?」
まるで長時間の正座をした後みたいだ。 うまく足が動かない。
スイカキングがニヤリと笑った。 きっと、ここが勝機《チャンス》だと感じ取ったのだろう。
さらに攻撃魔法。 王杖に炎が宿る。
「広範囲魔法でダメージで足を止めて、炎の一撃で倒すのが必勝パターンって感じか」
この攻撃は避けられない。 避けられないならどうする?
「簡単だよな! 火の玉をぶつけようとするなら───」
迫り来る火球。 俺は、それを真っ直ぐ殴り返した。
「これが本当の火の玉ストレートだぜ!」
炎系の攻撃魔法を殴って、スイカキングに打ち返した。
その全身が火に包まれた。 だが、体がスイカだからだろうか?
ダメージは少ないみたいだが、それでも動きが止まった。
「勝機《チャンス》! ここは、スイカらしく───」
地面に転がってるこん棒。 スイカ頭の雑兵が持っていた武器だったのだろう。
それを手にした俺は───
「スイカ割りで決着だぜ!」
こん棒による渾身の打撃。 それをスイカキングの頭部に叩きつけた。
勝利。
「ふう・・・・・・ダンジョンの土。 外で使えれば食糧難も一気に解決するんだろうけど・・・・・・そこら辺は専門家に任せようか」
こうして俺の酪農配信は終わった。
次に、植物を育てるダンジョン配信をするのは、さまざまな問題点が解決した───数年後の未来になるだろう。
だが、この時の俺は大事な事を失念していた。
ゴト…… ゴト……
ゴト…… ゴト……
誰もいないはずの収納空間。 何か物音が聞こえてきた。
「んん? 気のせいか?」
もしも、この時……収納空間に置いていた100個のスイカの事を、俺が忘れてなかったら、未来は変わっていただろうか?
今、孵化を前にした卵のように揺れていているスイカたち……
それがどうなるのか?
────それは、また別の話で。
スイカの頭をしたモンスター。 体は、まるで西洋の騎士のように甲冑を装備している。
「どういう理屈だよ? 畑の下に甲冑が眠っていたのか?」
俺は悪態をつきながらも、モンスターの装備を確認する。 その手には鉄の剣が握られていた。
有無を言わずに剣が振り回してくる。 俺は、それを避けながら───
「スイカ頭……なんだか中国ホラーの登場人物の名前みたいだな」
あれ? コメントの反応が悪い? 少し古すぎるネタだったか?
幽幻道士……え? もしかして、若い子にキョンシーって怪物は伝わらなかったり?
あまりにも視聴者からの反応がない。 スイカ頭からの攻撃を逃げ続けてながら、コメント欄を確認すると……
『……気づいてない?』
『ミュート!』
『ミュート! ミュート! 音ないよ!』
『何を言ってるのか分からん!』
「ミュート? みんな、何を言ってるんだ?」
「……あっ!」と遅れて気づいた。 先ほどの通話、ダンジョン庁からの緊急連絡で音声を0にしていたんだ。
配信に俺の声が出てない状態。 まずい! 放送事故だ!
俺は慌てて音量を戻す。
攻撃してくるスイカ頭が邪魔だったので、倒さないように吹き飛ばしておく。
「よし! これで音は大丈夫か?」
『OK』
『音OKです!』
『放送事故で草』
『草生えるwww』
『スイカ頭より放送事故が怖いのかw』
怖いに決まってるだろ! 放送事故だぜ!
よし、音声は良好! そろそろ、クライマックスだ!
吹き飛ばしたスイカ頭が戻って来る。
「相変わらず単調な攻撃だ。 弱点は見た目でわかる……そのスイカ頭が弱点だろ?」
振り落としてくるスイカ頭の剣。 俺はそれを拳で合わせて、叩き折る。
そのまま、飛び上がると─── その弱点であるスイカ頭に、頭突き。
俺の頭を叩き込む。 爆発するように頭のスイカ部分が砕け散り、スイカ頭は動かなくなった。
「ふぅ……やっぱり、ダンジョンで農耕は無理みたいだな。 土が悪いのかな?」
『土が悪い(モンスターが出て来る)』
『土が悪い(そういう意味じゃない定期)』
まぁ、ダンジョンの土で無限に農作物が育つなら、既に誰かがやっているか。
ダンジョンの外でモンスターが出現したら、大問題になるだけだからな。
そんな事を考えていると───
ぼこ…… ぼこ……
ぼこ…… ぼこ……
「ん? 変な異音が聞こえて───」と俺は音の方向を見た。 そこには───
「うわぁ! スイカが大量に湧き出ているままだ! 動いてる、動いてる! モンスターの大量出現だ!」
畑をそのままにしていたので、スイカと共にモンスターである『スイカ頭』が大量に出現している。
「これは、流石にまずい! 畑の破壊を優先しなければ!」
うぅ……せっかく作った畑を自分で壊すのは、心苦しい。
けど、この数分で『スイカ頭』の軍隊が生まれつつある。
武装したスイカ頭たち。 剣ではなく魔法の杖を持っている個体もいる。
「いや、待てよ。 何か銃みたいな武器を持ってる奴も───」
バンっ! バンっ! と連続の音。 近距離の銃声は、まるで落雷のような轟音として、俺の耳を激しく揺さぶる。
「マジかよ! 本物の銃なのかよ」
現代の銃ではなく、古いマスケット銃なのがせめてもの救いか?
「けれども……流石に銃はまずい、まずい!」
避けるには速過ぎる攻撃速度─── 何より当たったら痛い!
コメント欄では阿鼻叫喚。 『にげろ!』 『逃げろ!』とコメントが大量に流れている。
「鬼ごっこも良いけど、流石に畑を放置して逃げるのは良くないよなぁ」
少しだけ、台風の日に、畑を見に行く農家さんの気持ちが分かって来た。
遊び半分で始めた事だけど……俺にも作った物への責任感ってのが生まれた。
きっと、全国の農家さんも、こんな気持ちなのだろう。 ……いや、比べること自体が失礼なのかもしれないけど……
~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~
スイカ頭の軍団。 1000匹を越えた辺りから数えるのを止めた。
まさに、死屍累々。 もしも、松尾芭蕉がいたら「夏草や~」と1句読んでくれるだろう。
大量のスイカの破片が広がってる。
「これで、かぶと虫とかクワガタみたなモンスターが連鎖で出現したら本気で怒るぜ。 ・・・・・・さて、そろそろ本番を行おうぜ?」
俺は、ソイツに話しかける。 スイカの軍団が守る畑・・・・・・そこは、まるで堅固な城のようだ。
「だったら、当然はいるだろ? 城の主───スイカ頭の王さまが!」
ゴゴゴゴゴ・・・・・・と地面が鳴る音。 畑が盛り上がり、巨大なモンスターが出現した。
スイカ頭の上に王冠が乗っている。 スイカキングって感じか?
王冠だけではない。手に王杖を握っていて、背中には深紅のマント・・・・・・
「まさにスイカキングって感じだな。こいよ!」
俺の言葉に反応して、スイカキングは王杖を振り上げた。 そこに魔力が集中していく。
次の瞬間───
「自分を中心にして、広範囲の攻撃魔法・・・・・・雷系魔法か!」
俺は背を向けて、全力で距離を取る。 だが、避けられない。
地面から高速で広がっていく雷───それが俺の踵に触れる。
「ぬっぐぐぐ! 足が痺れる!?」
まるで長時間の正座をした後みたいだ。 うまく足が動かない。
スイカキングがニヤリと笑った。 きっと、ここが勝機《チャンス》だと感じ取ったのだろう。
さらに攻撃魔法。 王杖に炎が宿る。
「広範囲魔法でダメージで足を止めて、炎の一撃で倒すのが必勝パターンって感じか」
この攻撃は避けられない。 避けられないならどうする?
「簡単だよな! 火の玉をぶつけようとするなら───」
迫り来る火球。 俺は、それを真っ直ぐ殴り返した。
「これが本当の火の玉ストレートだぜ!」
炎系の攻撃魔法を殴って、スイカキングに打ち返した。
その全身が火に包まれた。 だが、体がスイカだからだろうか?
ダメージは少ないみたいだが、それでも動きが止まった。
「勝機《チャンス》! ここは、スイカらしく───」
地面に転がってるこん棒。 スイカ頭の雑兵が持っていた武器だったのだろう。
それを手にした俺は───
「スイカ割りで決着だぜ!」
こん棒による渾身の打撃。 それをスイカキングの頭部に叩きつけた。
勝利。
「ふう・・・・・・ダンジョンの土。 外で使えれば食糧難も一気に解決するんだろうけど・・・・・・そこら辺は専門家に任せようか」
こうして俺の酪農配信は終わった。
次に、植物を育てるダンジョン配信をするのは、さまざまな問題点が解決した───数年後の未来になるだろう。
だが、この時の俺は大事な事を失念していた。
ゴト…… ゴト……
ゴト…… ゴト……
誰もいないはずの収納空間。 何か物音が聞こえてきた。
「んん? 気のせいか?」
もしも、この時……収納空間に置いていた100個のスイカの事を、俺が忘れてなかったら、未来は変わっていただろうか?
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