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第92話 ダンジョン墓地を散策しよう!
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さて……VTuber獅堂ライガの朝は早い。 ───とは言え、今回は早すぎるかもしれない。
「はい、みなさん。おはようございます!」
『はえぇよ!』
『今、何時だと思ってやがる!』
「何時って? 今は朝の3時だが?」
『3時は朝じゃねぇよ!』
『太陽さんに悪いと思わないの???』
こんなに不満たらたらの視聴者たちであるが、深夜3時から配信を行う事は前日から通知済みだ。
加えて、世間は夏休み。そして今日は日曜日。
「すまないが、多少は無理な配信スケジュールも問題ないと思ってる」
『ふざけ! 今日は徹夜だ!』
『こっちは休日返上で配信を見るんだぞ! 面白いだろうな!!!』
こうやって視聴者とお約束的なやり取りを交えて(ガチぽいけど、本気じゃないよな?)配信をスタートさせた。
「今回は、長い調理時間が想定されているから、2回に分けて配信するぜ! 今は食材集め! 下処理を終わらせた夕方から調理配信をするので、そのつもりでよろしく頼むぜ!」
『下処理に半日以上???』
『何を作るつもりなんだ?』
「まだまだ料理は秘密だぜ! 楽しみにしておいてくれ! その前に───」
俺は周囲が配信に映るように移動した。
当然、ここはダンジョンの中だ。 けれども、この階層はある意味では人間的な場所───あるいは非人間的な場所というべきだろうか?
『墓地!?』
『なんでダンジョンに西洋風の墓地があるんだ?』
『奥に見えているのは教会か? いや、それにしてはデカ過ぎる気も......』
視聴者たちの言う通り、ここは墓地だ。
なんでダンジョンに墓地があるのか? それはわかっていない。
どうやら、誰かが人工的に作った物ではなく、自然発生した墓地らしい。
『野生の墓地?』
『自然に墓地ができることがあるんだ......』
「ダンジョンが人間の頭の中───記憶を読み込んで、モンスターや地形を再現してるなんて説もあるからなぁ。 なんでもありよ!」
さっそく第一モンスターと遭遇! 墓地に相応しくゾンビさまの出現だぁ!
「よっ!」と噛み付いてくるゾンビを避けた。おまけにカウンターで吹き飛ばした。
「俺は状態異常を完全無効化する体質だけど、ゾンビに噛まれるのは良くないんだよな」
コイツらが噛みつき攻撃してくるのは、唾液に含まれたウィルスを注入するためだ。
噛み付き、流血した箇所にウィルスを注入して、自分達の仲間にする。
「───最近は、対ゾンビ用のワクチンをダンジョンに入る者に義務付けられているから、感染の心配はないけど、昔はひどい事件があったんだ」
『あぁ、パンデミック事件な』
『あの事件......ゾンビになった人でも、治療は可能になったけど......』
『まだ後遺症に悩まされている人も多いよな』
そういう理由もあって、現在もゾンビに噛まれた人は3日は隔離される決まりになっている。
無効化されるからと言っても、これを無視するわけにはいかない。
そんなわけで、次から次に墓地から出現するゾンビたちの攻撃を避けながら進んでいく。
無限のように出現するゾンビに対して、触れさせる隙も与えずに倒して行くと───
再奥に陣取っていた巨大な教会に到着した。
「この中から、出現するモンスターも変化していくぞ!」
『いや、後ろ後ろ!』
『ゾンビたちの列が形成されてる!』
『本能的に襲いたいけど、襲うと倒されるから?』
『食欲VS生存本能VSダークフライ』
後ろを振り向くと、同人誌即売会みたいになってた。 夏......だからか?
「まぁ良いや。せっかく並んでくれたなら、倒して行くか───おらっ!」
俺は戦闘のゾンビを殴り飛ばした。 続けてボーリングのピンみたいに(例えるにはゾンビの数が多すぎるかな?)後方のゾンビまで吹き飛んでいった。
コメント欄には───
『ひぇ!』
『この光景がホラーだよ』
『本当に怖いのは人間なのかもしれませんね』
そんな感想が並んだ。 むっ失礼な!
「それじゃ、今度こそ教会の中を探索していくからな!」
それは異常にデカい教会に足を踏み入れた。
するとゾンビの代わりに新手のモンスターが襲いかかってくる。
そのモンスターは、アンデット系......つまり、動き回る骸骨騎士たちだった。
「はい、みなさん。おはようございます!」
『はえぇよ!』
『今、何時だと思ってやがる!』
「何時って? 今は朝の3時だが?」
『3時は朝じゃねぇよ!』
『太陽さんに悪いと思わないの???』
こんなに不満たらたらの視聴者たちであるが、深夜3時から配信を行う事は前日から通知済みだ。
加えて、世間は夏休み。そして今日は日曜日。
「すまないが、多少は無理な配信スケジュールも問題ないと思ってる」
『ふざけ! 今日は徹夜だ!』
『こっちは休日返上で配信を見るんだぞ! 面白いだろうな!!!』
こうやって視聴者とお約束的なやり取りを交えて(ガチぽいけど、本気じゃないよな?)配信をスタートさせた。
「今回は、長い調理時間が想定されているから、2回に分けて配信するぜ! 今は食材集め! 下処理を終わらせた夕方から調理配信をするので、そのつもりでよろしく頼むぜ!」
『下処理に半日以上???』
『何を作るつもりなんだ?』
「まだまだ料理は秘密だぜ! 楽しみにしておいてくれ! その前に───」
俺は周囲が配信に映るように移動した。
当然、ここはダンジョンの中だ。 けれども、この階層はある意味では人間的な場所───あるいは非人間的な場所というべきだろうか?
『墓地!?』
『なんでダンジョンに西洋風の墓地があるんだ?』
『奥に見えているのは教会か? いや、それにしてはデカ過ぎる気も......』
視聴者たちの言う通り、ここは墓地だ。
なんでダンジョンに墓地があるのか? それはわかっていない。
どうやら、誰かが人工的に作った物ではなく、自然発生した墓地らしい。
『野生の墓地?』
『自然に墓地ができることがあるんだ......』
「ダンジョンが人間の頭の中───記憶を読み込んで、モンスターや地形を再現してるなんて説もあるからなぁ。 なんでもありよ!」
さっそく第一モンスターと遭遇! 墓地に相応しくゾンビさまの出現だぁ!
「よっ!」と噛み付いてくるゾンビを避けた。おまけにカウンターで吹き飛ばした。
「俺は状態異常を完全無効化する体質だけど、ゾンビに噛まれるのは良くないんだよな」
コイツらが噛みつき攻撃してくるのは、唾液に含まれたウィルスを注入するためだ。
噛み付き、流血した箇所にウィルスを注入して、自分達の仲間にする。
「───最近は、対ゾンビ用のワクチンをダンジョンに入る者に義務付けられているから、感染の心配はないけど、昔はひどい事件があったんだ」
『あぁ、パンデミック事件な』
『あの事件......ゾンビになった人でも、治療は可能になったけど......』
『まだ後遺症に悩まされている人も多いよな』
そういう理由もあって、現在もゾンビに噛まれた人は3日は隔離される決まりになっている。
無効化されるからと言っても、これを無視するわけにはいかない。
そんなわけで、次から次に墓地から出現するゾンビたちの攻撃を避けながら進んでいく。
無限のように出現するゾンビに対して、触れさせる隙も与えずに倒して行くと───
再奥に陣取っていた巨大な教会に到着した。
「この中から、出現するモンスターも変化していくぞ!」
『いや、後ろ後ろ!』
『ゾンビたちの列が形成されてる!』
『本能的に襲いたいけど、襲うと倒されるから?』
『食欲VS生存本能VSダークフライ』
後ろを振り向くと、同人誌即売会みたいになってた。 夏......だからか?
「まぁ良いや。せっかく並んでくれたなら、倒して行くか───おらっ!」
俺は戦闘のゾンビを殴り飛ばした。 続けてボーリングのピンみたいに(例えるにはゾンビの数が多すぎるかな?)後方のゾンビまで吹き飛んでいった。
コメント欄には───
『ひぇ!』
『この光景がホラーだよ』
『本当に怖いのは人間なのかもしれませんね』
そんな感想が並んだ。 むっ失礼な!
「それじゃ、今度こそ教会の中を探索していくからな!」
それは異常にデカい教会に足を踏み入れた。
するとゾンビの代わりに新手のモンスターが襲いかかってくる。
そのモンスターは、アンデット系......つまり、動き回る骸骨騎士たちだった。
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