VTuberでもできるダンジョン配信!

チョーカ-

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第115話 イカを釣りに行こう(?)

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 「よぉ! たけプロ所属1年、獅堂ライガが配信を始めるぜ!」

 俺は肩に武器を担いでいた。 その武器は───釣り竿だ。

「コイツは、オルネとの初コラボの時に使った釣り竿。それを強化した物だ」

『あぁ、あの地獄企画の』

『ラジコン企画だね』

『何それ! 知らない!?』

 結構、新しい視聴者も増えてたみたいだ。 初期の地獄企画を知らない人もいるのかぁ。

「まぁ、気になったらアーカイブが残ってるから見てくれよな。それはそうと───」

 俺は、今回の趣旨を説明する事にした。

「今回は、苦手克服企画だ。 俺が子供の頃に苦手だった料理を作って食べていくぞ!」 

 ぶっちゃけ、前回のメン限で決めた企画そのままだったりする。

 だが、視聴者さんも『おっ! あのメン限の』とは反応しない。 

 なぜなら、メン限配信の内容は門外不出! まぁ、お金を払ってくれた人だけが楽しめるコンテンツって事だからね!

「さて、ここで発表! 俺が嫌いだった食べ物はイカです!」

『へぇ意外だ』

『イカ、美味しいのに!』

 なぜ、イカが嫌いだったのか? 俺なりに出した答えは……

「味じゃないんだよなぁ。 あの松笠切りで焼いて出てきた物が、ちょっと食べ物ぽくない感じがしたんだよな」

『形状かぁ。独特だもんね』

『松笠切りって何?』

『ちょっと、ググって来るわ』

「───と言うわけで、今回の狙いはイカの王様! クラーケンだ!」

『ちょw』

『別にイカの王様ってわけじゃないだろw』 
 
『クラーケンがイカ扱いされるのは、お約束ね!』

 クラーケンは、海に出現する巨大モンスターの代表格だ! 

 通称は───『海の悪夢』

 ちなみに、イカよりもタコに近いらしい……まぁ、小さい事は気にするな!

「というわけで、今回は改良した釣り竿でクラーケンを釣り上げる事から始めていくぞ!」

『お、おう?』

『釣れるのか? クラーケンって?』

『がんばれ!』

 ───と言うわけで、ダンジョンの水ステージに行き、釣りを開始した。

~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ 

「……釣れないなぁ」

 あれから3時間は経過しただろう。  釣れるのは外道───チョボギョ(弱モンスター)だけだった。

 一応、食べれるから、『収納空間』で保存しておくが……おっ! 閃いたぞ!

 俺は釣り上げたチョボギョに糸を巻き付けて、水に戻した。

「どう? 完全自動のルアー釣りにしてみた」

 『ひ、ひどい!』

『チョボギョくんを解放しろ!』

『チョボギョくんがかわいそう……』

 え? なに? コイツ、そんなに人気なの?

「わかった、わかった。1度、引いて……あれ? 来ている!」

 おぉ! 手ごたえが来た! 

「引きが凄いぞ。 コイツは大物だぜ」

 魚釣り……コイツはバトルだ! 釣られずに逃げようとする魚。 それに対して竿を動きで持久戦を行う。

「なんてパワーだ…… 糸の耐久性が持つか!?」

 タイミングとカウンター それで、獲物のスタミナを消費させて───

「取った!」と俺は勢いよく竿を上げた。

 水面の魚影が、肉眼で捉えれるようになる。 

「え? 今、チョボギョに半魚人が2体、乗っていなかった?」

 怖っ! このまま糸を上げたくないのだが……

「ぎょぎょぎょぎょぎょ!」と半魚人が陸地に上がって来た。 何か超怒ってるんですけど!

「ぎょ!」と手にした武器───銛で突いてきたぞ!

「ちぃ! 恨みはないが、襲って来るなら倒す!」

 半魚人は連携が取れていた。 左右にばらけて、挟み撃ちをしかけてきた。

 良いコンビネーションだ。 俺は避けれず、銛が直撃した。

「痛っ! なんで半魚人の武器が鉄製の銛なんだよ! まぁ、もう使えないだろうけど……」

 全力で刺しにきたのだろう。 鉄製の銛は俺の体に直撃して、折れ曲がっていた。

「ギョ……ギョ!?」と半魚人たちは銛が曲がった理由がわからなかったようだ。

 滅茶苦茶に混乱している。 単純に俺の体が硬かっただけ。

「まぁ……おつかれさん!」と半魚人を水辺に向けて殴り飛ばしておいた。
  
「よし! 釣りを再開しよう。今度こそクラーケンを釣るぞ!」  
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