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第116話 イカを釣りに行こう(?) その2
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「釣れないなぁ」
あれから1時間が経過した。 しかし、釣れるのは狙ったクラーケン以外。
やたら半魚人が釣れる。水中で何か起きているのか?
そうかと思えば河童が釣れた。 きゅうりをあげて帰って貰った。
「かっぱ!」と喜んでいた。
しかし、どうするかな…… このままじゃ企画倒れだぞ。
「みんな、狙った魚を釣る方法ある?」
俺は視聴者にアイディアを求めた。
『餌と仕掛けを魚の習性に合わせて変える』
『生息場所の情報重要』
『餌を撒いておびき寄せる』
「なるほど、なるほど……どれを参考にしようかなぁ!」
そこで目に止まったコメントがあった。
『逆に考えるだ! 釣るのではなく釣らせるのだ!』
「逆転の発想か。 釣るのではなく……よし! 作戦を思い付いたぞ」
俺は『収納空間』を発動させた。
中から取り出したのは太いワイヤー。ワイヤーの先端には鋼鉄のフックがつけられている。
「こいつを使って、水中にいるクラーケンに直接刺してやるぜ!」
『待て! それは釣りなのか!?』
『素潜り定期』
『とったぞ!』
『逆転の発想ではなく、発想の飛躍だね』
そんな視聴者たちのツッコミを受けながら、俺は水中に飛び込んだ。
後ろからドローンカメラが追随している。 うん、高性能だ。
ただ、問題があるとしたら、俺の声が視聴者に届かないこと。
ん~ 骨伝達みたいに振動で声が通じるような機械ってないのかなぁ? 帰ったら探してみるか......
そうして進んでいくと俺を餌だと思った水系モンスターが襲いかかってくる。
重力の影響なのだろう。水中だとモンスターは巨大化してるやつが多い。
まぁ、特に気にせずに倒して進むと───
(全くクラーケンが見つからねぇ!)
もう1時間は潜ってる。 まだ余裕はあるが、そろそろ息継ぎをした方が良いかもしれない。
(───いや、集中しろ! 巨大な魔力の揺らぎ。それに水中の振動。集中して感知すれば、居場所はわかるはず!)
魔力の流れを感じとる。 巨大な魔力を───
(いた!)
俺は、その場所を目指して、高速に泳ぐ。
見えてきたクラーケンの体。 そいつは巨大な巨大なイカのモンスターだ!
手にしてたワイヤー。それを叩き込むようにクラーケンに突き刺してやる!
俺の敵意を感じ取ったらしい。 クラーケンも臨戦態勢ってやつだ。
(うおぉ! 水中なのに足をムチのように───速い!)
水の抵抗はどうなっているんだ!? あの巨大さで速いぞ!
俺が怯んだ隙にクラーケンは口から黒い墨を吐き出し始めた。
(煙幕かよ! 聴覚が利かない水中で視界まで奪われたら、さすがにヤバイ!)
どうする!? どうする、俺!
(───いやいや、俺は何を悩んでいるんだ? 俺の目的は、クラーケンの体にフックを突き刺すこと。じゃ......足を振り回してくれたら、願ったり叶ったりじゃねぇか!)
暗闇。体に向かってくる巨大な鞭。 それを俺は全身で受けきる!
(くぅ~ 流石の質量だぜ! 衝撃で体がバラバラになりそうだぜ!)
だが、耐えきった。 クラーケンの足に対して、俺は全身で抱きつくようする。
そのまま、手にしたフックを突き刺した。
(おっし! このまま離脱! 地上に戻ったら、そのまま釣り上げてやる!)
急浮上。 水上の光が見えてきた。
だが、後ろを振り向けばクラーケンが追いかけてきていた。
(いやいや、この勢いだったらお前も地上に───釣りにならないだろが!!!)
だが、もう止まれない。 急加速したまま、俺とクラーケンは地上に飛び出して、そのまま宙を舞った。
「このっ! お前のせいで企画が失敗したじゃねぇか! 吹き飛べ!」
急な空中戦。 水中での抵抗が消えて、クラーケンの攻撃速度は、遥かに向上した。
けど───
「けど、手加減なしなら、俺の方が速いぜ!」
クラーケンの攻撃を空中で避ける。 避ける、避ける、避ける!
そのまま、接近して───
「吹き飛べ!」
クラーケンの巨体を地面に向かって殴り倒して見せた。
地面と衝突したクラーケンは激しい砂ぼこりを撒き散らし───口から墨を出したが、そこで動きを止めた。
「うん! それじゃ、調理を開始していくぜ!」
あれから1時間が経過した。 しかし、釣れるのは狙ったクラーケン以外。
やたら半魚人が釣れる。水中で何か起きているのか?
そうかと思えば河童が釣れた。 きゅうりをあげて帰って貰った。
「かっぱ!」と喜んでいた。
しかし、どうするかな…… このままじゃ企画倒れだぞ。
「みんな、狙った魚を釣る方法ある?」
俺は視聴者にアイディアを求めた。
『餌と仕掛けを魚の習性に合わせて変える』
『生息場所の情報重要』
『餌を撒いておびき寄せる』
「なるほど、なるほど……どれを参考にしようかなぁ!」
そこで目に止まったコメントがあった。
『逆に考えるだ! 釣るのではなく釣らせるのだ!』
「逆転の発想か。 釣るのではなく……よし! 作戦を思い付いたぞ」
俺は『収納空間』を発動させた。
中から取り出したのは太いワイヤー。ワイヤーの先端には鋼鉄のフックがつけられている。
「こいつを使って、水中にいるクラーケンに直接刺してやるぜ!」
『待て! それは釣りなのか!?』
『素潜り定期』
『とったぞ!』
『逆転の発想ではなく、発想の飛躍だね』
そんな視聴者たちのツッコミを受けながら、俺は水中に飛び込んだ。
後ろからドローンカメラが追随している。 うん、高性能だ。
ただ、問題があるとしたら、俺の声が視聴者に届かないこと。
ん~ 骨伝達みたいに振動で声が通じるような機械ってないのかなぁ? 帰ったら探してみるか......
そうして進んでいくと俺を餌だと思った水系モンスターが襲いかかってくる。
重力の影響なのだろう。水中だとモンスターは巨大化してるやつが多い。
まぁ、特に気にせずに倒して進むと───
(全くクラーケンが見つからねぇ!)
もう1時間は潜ってる。 まだ余裕はあるが、そろそろ息継ぎをした方が良いかもしれない。
(───いや、集中しろ! 巨大な魔力の揺らぎ。それに水中の振動。集中して感知すれば、居場所はわかるはず!)
魔力の流れを感じとる。 巨大な魔力を───
(いた!)
俺は、その場所を目指して、高速に泳ぐ。
見えてきたクラーケンの体。 そいつは巨大な巨大なイカのモンスターだ!
手にしてたワイヤー。それを叩き込むようにクラーケンに突き刺してやる!
俺の敵意を感じ取ったらしい。 クラーケンも臨戦態勢ってやつだ。
(うおぉ! 水中なのに足をムチのように───速い!)
水の抵抗はどうなっているんだ!? あの巨大さで速いぞ!
俺が怯んだ隙にクラーケンは口から黒い墨を吐き出し始めた。
(煙幕かよ! 聴覚が利かない水中で視界まで奪われたら、さすがにヤバイ!)
どうする!? どうする、俺!
(───いやいや、俺は何を悩んでいるんだ? 俺の目的は、クラーケンの体にフックを突き刺すこと。じゃ......足を振り回してくれたら、願ったり叶ったりじゃねぇか!)
暗闇。体に向かってくる巨大な鞭。 それを俺は全身で受けきる!
(くぅ~ 流石の質量だぜ! 衝撃で体がバラバラになりそうだぜ!)
だが、耐えきった。 クラーケンの足に対して、俺は全身で抱きつくようする。
そのまま、手にしたフックを突き刺した。
(おっし! このまま離脱! 地上に戻ったら、そのまま釣り上げてやる!)
急浮上。 水上の光が見えてきた。
だが、後ろを振り向けばクラーケンが追いかけてきていた。
(いやいや、この勢いだったらお前も地上に───釣りにならないだろが!!!)
だが、もう止まれない。 急加速したまま、俺とクラーケンは地上に飛び出して、そのまま宙を舞った。
「このっ! お前のせいで企画が失敗したじゃねぇか! 吹き飛べ!」
急な空中戦。 水中での抵抗が消えて、クラーケンの攻撃速度は、遥かに向上した。
けど───
「けど、手加減なしなら、俺の方が速いぜ!」
クラーケンの攻撃を空中で避ける。 避ける、避ける、避ける!
そのまま、接近して───
「吹き飛べ!」
クラーケンの巨体を地面に向かって殴り倒して見せた。
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「うん! それじゃ、調理を開始していくぜ!」
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