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戦い
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「よくわからないけど……悪い狐が、日本に王様を生み出そうとしているって事?」
「うむ、その通りだな、リズム」
そんな2人の会話に「ちょっと、将門くん」と道真が話を挟んだ。
「いいの? 話、適当すぎない? 最初に僕ら悪霊って明かしてるけど?」
「むっ……」と言い淀む将門だったが、リズムは――――
「2人とも悪い幽霊なんだよね?」
「あれ? リズムちゃんは僕らの事を知らない?」
「しらない……」
「僕は菅原道真。君の体に入っているのは平将門だよ」
「しらない……」
「それは妙だな」と将門。
「俺はともかく、道真は知っているはずだろ? 高校受験の時、太宰府天満宮の鉛筆は必須……今は違うのか?」
「わたし、高校に行ってないの」
「それは不登校とかではなく、最初から……中学から進学してないと意味か?」
「それって、そんなに不思議? みんな高校生になるが当たり前じゃないと思うけど?」
リズムは淡々と述べる。
「わたしは中学生の頃から格闘技で稼げた。あと10年戦えれば、蓄えは完璧。一生安泰」
彼女は、こう付け加えた。
「だから、楽しみ。2人と戦うためにわたしの体を選んだのでしょ? それじゃ、行く場所は――――」
彼女……それと人には見えない2人の目前には門。
校門だ。 正道翔と鳥羽あかりがいる学校の前だった。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
時間は、放課後だった。
翔は――――
(なんだ、今の感覚は? 総毛立つような寒気……)
自然と窓を見る。 視界には校庭……歩いている少女が1人。
(……1人? 何か、どこかおかしい。 ――――3人いる?)
この時、翔が行った行動は衝動的だった。
窓を開けると、3階の高さから飛び降りた。
着地の衝撃を緩和するために前転。
回転を数回。
その後、何事もなかったように立ち上がるとリズムの前まで歩きだす。
「正道翔……君は?」
「皆月リズム……戦いに来た」
「君、強いね。構えでわかる……というか、普通の人は構えないよ」
「貴方は構えてない。でも、構えてないのが構え」
「凄いね。わかるんだ」
「武道系の人?」
「そうだよ」
「それじゃ、いきなり襲い掛かっても問題ないよね?」
「問題ないわけじゃないでしょ? いや、俺は別に良いんだけどね……狙いは、鳥羽あかり?」
「……その名前はターゲットの1人。もう1人は貴方」
「そう、ちょうどよかっ――――」
最後まで言えなかった。
リズムのジャブが翔に襲った。
「うむ、その通りだな、リズム」
そんな2人の会話に「ちょっと、将門くん」と道真が話を挟んだ。
「いいの? 話、適当すぎない? 最初に僕ら悪霊って明かしてるけど?」
「むっ……」と言い淀む将門だったが、リズムは――――
「2人とも悪い幽霊なんだよね?」
「あれ? リズムちゃんは僕らの事を知らない?」
「しらない……」
「僕は菅原道真。君の体に入っているのは平将門だよ」
「しらない……」
「それは妙だな」と将門。
「俺はともかく、道真は知っているはずだろ? 高校受験の時、太宰府天満宮の鉛筆は必須……今は違うのか?」
「わたし、高校に行ってないの」
「それは不登校とかではなく、最初から……中学から進学してないと意味か?」
「それって、そんなに不思議? みんな高校生になるが当たり前じゃないと思うけど?」
リズムは淡々と述べる。
「わたしは中学生の頃から格闘技で稼げた。あと10年戦えれば、蓄えは完璧。一生安泰」
彼女は、こう付け加えた。
「だから、楽しみ。2人と戦うためにわたしの体を選んだのでしょ? それじゃ、行く場所は――――」
彼女……それと人には見えない2人の目前には門。
校門だ。 正道翔と鳥羽あかりがいる学校の前だった。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
時間は、放課後だった。
翔は――――
(なんだ、今の感覚は? 総毛立つような寒気……)
自然と窓を見る。 視界には校庭……歩いている少女が1人。
(……1人? 何か、どこかおかしい。 ――――3人いる?)
この時、翔が行った行動は衝動的だった。
窓を開けると、3階の高さから飛び降りた。
着地の衝撃を緩和するために前転。
回転を数回。
その後、何事もなかったように立ち上がるとリズムの前まで歩きだす。
「正道翔……君は?」
「皆月リズム……戦いに来た」
「君、強いね。構えでわかる……というか、普通の人は構えないよ」
「貴方は構えてない。でも、構えてないのが構え」
「凄いね。わかるんだ」
「武道系の人?」
「そうだよ」
「それじゃ、いきなり襲い掛かっても問題ないよね?」
「問題ないわけじゃないでしょ? いや、俺は別に良いんだけどね……狙いは、鳥羽あかり?」
「……その名前はターゲットの1人。もう1人は貴方」
「そう、ちょうどよかっ――――」
最後まで言えなかった。
リズムのジャブが翔に襲った。
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