いまそこにある媚肉

島村春穂

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口でするからソコだけはどうか許して、と言ってしまい……

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 ただでさえはちきれんばかりの胸の媚肉は、押し合い、せめぎ合って、ほとんど元の形を留めずに、瑞々しく豪快な揺らぎを打った。やがて、まろやかな肉房のさきが固締まりに弾み、僅かに脂を刷いたかぐろい乳暈が、裸電球の明かりを妖艶に反射させていた。


 双つの巨大な肉房が、思いついたままに揉みにじられると、指の狭間からジューシーな凝脂がまろびでる。肉毬がえぐるようにすくいあげられ、圧迫し、緊められてしまう。


「やっ、やめてぇ……もう、気が済んだでしょ……お願いよ…ォ……」
 貴子の足もとで、すのこがうるさく鳴った。あらがいながらも、くなりくなりとグラマーな腰が勝手に踊りだしてしまう。その豊満さは、下半身だけを見れば、貴子のほうがはるかに体格がよい。


 汗の味のするうなじから首筋へと、匠の口づけが滑り下りていった。


「ああっ……ああぁ…っ……」
 貴子から、熱い溜息がどうにもとまらない。


 自分の意のままになるのが、よほど嬉しいのであろうか、爆乳が迫力満点に責め立てられつづけた。


「やめてっ、やめてーっ……アン、ア、あぁんっ……やめてって…ッ…やめて、お願いっ……」
 眉間を狭め、顔を顰めて、息子の腕のなかであらがった。


「うっせえんだよ」
 毛むらを、ぎゅうと握り込まれたら、角を握られたカモシカのように、貴子はおとなしくなった。哀しい女の習性なのだろうか。男にこうして乱暴されてしまうと、たとえそれがまだ年端のいかぬ少年で、たとえそれが義理の息子とはいえ、はらのあたりから滾ってくる女の性があった。


 女はどこかで、獰猛な野生を牡に求めているところがある。理性でこれを拒むのは、恐れるからだ。だから、貴子はこうも頑なにあらがった。これはな関係なのだ。到底許されっこない。


「やめてぇ……匠さんっ、ゆるしてぇ…っ……」
 もはや恥も外聞も、女のプライドや年甲斐や継母の威厳すら捨てて、貴子は涙ながらに訴えた。


「うっるせえ」


「ひどい…っ……」
 貴子がこぼしたのは、おそらく女の悔し涙であった。



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