いまそこにある媚肉

島村春穂

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口でするからソコだけはどうか許して、と言ってしまい……

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 毛むらを覆い込む形で、手の平が股ぐらに挟まり込んでいる。足場の悪いすのこを気にしてか、貴子の双脚が、肩幅まで披いてしまっていた。指さきのある肉層の分かれ目あたりを起点にして、肉付きのよい段腹ごと揺すぶられながら、愛撫されていく。


「……ああっ……あぁ…っ……ああっ……」
 とば口から湧きでてきた女の練乳を、秘溝に馴染ませる指使いで可愛がられると、艶麗な口もとから、熱い溜息がでる。さきほど流した涙が、およそ、堰が決壊する最後のあらがいだったかのように、感涙に咽び泣きながら、まんざらでもなく、喜色さえ浮かべているように思えた。


 ちぢれ毛の叢を掻き分けつつ、股ぐらでなにをされるのかと思えば、あわいの土手肉をもぎられ、ぷにぷにと鼠径部から食みだすまでかい抓み込まれてしまう。ゼラチンのように恥肉がぷるぷる振るえた。


「若いね。まだモリマンじゃん」
 どこで覚えたのか。息子から、そんな破廉恥なことを耳際で囁かれてしまうなんて。今夜の匠はよくしゃべった。


「やだんっ……言わないで……羞ずかしいっ……」


「へへっ。モリマン。モリマン。モリマン。モリマーン……」


「やだーっ……やめてぇ…っ……」


「……って言って、いい音がしてるんですけど」
 指の侵入を許した奥あいで、肉粒がぞよぞよと蠢き、ひとりでに喰い締めて離さない。慎ましく肉襞を濡らしていた女の練乳が、いまは水飴のように粘度を高め、肉裂から蕩けでてきた。


 奥あいで気圧されながら、出し容れされる指と肉襞の狭間で、水飴のような愛液が引きずられていった。


「うぅ……あんっ……うぅ、うぅあぁん…っ……」
 ときおり、生唾を呑みこみながら、貴子が愉悦に悶えている。考えてみれば、さきほどとは違い、通話口の一郎もいないのだし、なんら気兼ねなどする必要がなかった。


「あんっ……たっ、匠さん……そこっだめっ…はぁっ……アア…アン、アアンッ……」
 躰を前へのめらせ、足踏みをし、妖艶な腰つきでグラマーなお尻を「の」の字にくねらす。


 内股のふくろはぎから、内側に向いた足さきまでに見せる楕円の曲線が、男心を妙にそそらせる。しかも、内股になることで上体が弓なりに撓るものだから、太腿から鼠径部がムチッとせり出す。


 爆乳をうしろから手繰られ、凛として姿勢を正されると、カッと躰を熱くさせ、頤をあげて細い首筋を張り詰めさせた。


「……アァ……たまんねえ…っ…可愛すぎて……優しくできない…っ……」
 高まってきているのは、匠のほうだって一緒だった。


 この超Aランクの美魔女を思いつくままに、おもしろいように愛奴扱いができるのである。しかも、まだ未熟な自分の指戯によって、上の口からも下の口からも咽び泣かせているのだ。男として自信をつけないはずがない。


 貴子のような円熟した女に、このような痴態をまざまざと見せつけられて、まだ年端のいかない少年に、荒ぶるなというほうが無理があるだろう。


 匠もまた熱い溜息を貴子のうなじで洩らし、肉房を搗き捏ねる腕に重ねられている手を手繰って、屹立した男の道具を握らせようとした。


「あぁっ…っ…匠さんっ……そこはァ…っ……」
 壊れ物ででもあるように、匠の勃起道具を強く握れない、どこか利己的な貴子の姿があった。


 匠は、無防備となって胸からぶら下がるFカップに気をよくして、さも嬉しそうに、肉裂の奥あいとともに愛撫をつづけた。


 そのどさくさに紛れるかのようにして、年増のいやらしさからなのか、匠の道具を包む手の平に、確かな力がこもっていった。いいや、それだけじゃない。なんと! 勃起珍宝子を上下にシゴきさえした。甘美な波動を味わうようにして、五本の白くて細い指をしっかりと絡み付かせて、上下上下と自らの意志を表明しだしたではないか。


 こうなってしまうと、貴子はもうダメであった。



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