いまそこにある媚肉

島村春穂

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口でするからソコだけはどうか許して、と言ってしまい……

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「はあぁあんっ…ッ…あんっ! あっ、はっあんっ…ッ…っ…はあぁあぁあぁッ! あんっあんっあんっ! あぁんあぁんッ…っ…ッ……」
 もはや匠に支えられなければ立っていられないほど、もう躰中の力が抜けてしまっていた。二三度、太腿をおおきく波打たせたかと思えば、喉を小刻みに振るえさせ、ガクついてやまない膝を庇うようにして、はたと握り締めた勃起珍宝子を支えとしながら、足を踏みしめるしかなかった。


「たっ……匠さんっ……匠さんっ…ッ……」
 ああッ、とうめき、眉間を厳しく狭め、下唇がさがりきり、首筋を悲愴に浮きただせ、そして瞼を閉じて仰向いてから、諦めの声を絞りだした。


「尋常じゃねえ悶え方だな」
 股ぐらへの責め苦がいよいよ激しくなると、熟女然とした段腹がたぷたぷと波打つ。


「はあぁっ…いっいいっ…はあぁあぁあぁ……ああっ、アアアアッ…い、いくっ…ああっ…ッ……」


「なんて?」


「はあっ! イクーッ!」
 股ぐらから、いままで呵責に苛まれていた分だけ、しずくが滴り落ちてきた。すごいかなりの量だ。


 内股の脚がハの字となって痙攣しだし、股ぐらが愛撫する手を挟み付けた。諦めの声をぜんぶ絞り切ると、余韻から、膝が内外におおきく振るえだす。


 逝ったそのあとでも、規格外のデカ乳を揉まれつづけ、乳頭抓みまでされてしまう。そのままとんがりを持ちあげられると、肉房が円錐のような形にまで変貌させられ、その不格好な肉房を見せつけられながら、シコりきった乳頭を握り潰されていった。どんなに強く潰されようが、貴子はもはや感じ入ってしまうばかりだった。痛気持いいってやつだった。


「……ほんっと可愛いな……石原さんのこと、世界中に自慢したいぜ」
 気色の悪い嗤い声を立てて、匠が、耳打ち際で喜んだ。


 貴子の背から、熱気が沸き立ってきた。大汗が噴き出してきて、湯のしずくとは別に、艶めかしい肌から玉の汗を弾き返し、あちこちに集めていた。


 女のフェロモンが浴室に立ち昇っていく。貴子の地の匂いを数倍濃ゆくしたかのような芳香で、まるで脳髄が痺れてくる。


 その心地よさに浮遊していると、眠気すら誘ってきて、嗅ぐ者の目つきを妖しくさせていくらしい。こいつは極上のダウナーだ。


 匠は、眼をほとんどトロン、とさせて、うしろから貴子を抱き寄せるや、勃然としたものを双臀の割れ目に宛てがっていった。


 慌てたのは貴子である。弾んだ吐息がいまだ収まりがつかない。拒絶めいたことを口にするけれど、どもっていてほとんどが聞き取れない。


 後ろ手をやっとまわして、お尻に宛てがわれた勃然としたものを除けようとした。が、逆に、その手をむんずり掴まれ、うしろから手繰られる格好となり、貴子の躰が弓なりにきつく撓っていった。


「……ああっ…ッ…ああぁ…ッ……」
 すのこが、ガダン、ガダンと浴室に木霊した。お尻を突き出す格好で、やっと足を踏み締めていた。


 貴子が、やにわに匠の腕を掴み返した。が、そこはやはり男の子だ。筋肉が張っていて逞しい。


「ううぅ…ッ…っ……」
 ツボ口に、奔馬のように勃やかって脈打つ、熱い肉冠が触った。


「やめてぇ…っ……」
 やっと振り絞ったそんなか弱い声では、猛り切った肉悍を沈められそうになかった。


 このまま姦婦とさせられてしまうのか。しかも、ただの姦婦ではない。少年の、それも義理の息子にである。あれだけ全身に大汗を滲ませながら、貴子は総毛立っていた。


「……そこだけはァ……やめてぇ…っ…お願い…っ……」
 頼りない哀願を言っているこの間にも、熱い肉冠がぐいのぐいのとツボ口をこじ開けようとしている。


 獰猛な肉食獣のように、アソコを狙っている!


「ウウゥ…ッ…ウウゥ…ッ…ウウウゥ…ッ……」
 と匠が、獣じみてきた。


 ダメだ! 姦されてしまう! 貴子のほうも獣じみたうめきを発した。しかし、それはどこか物哀しい遠吠えであった。諦めやら覚悟やら、喜悦やらやけっぱちやら、一概に言い尽くせない女の遠吠えだ。


「……ちょっと待って…ッ…口でするからっ……匠さんっ、口でするからっ許してっ…ッ……」
 これでも、貴子は悍婦を自負していた。その女が、貞操を守るためにできた最後のあらがいがこれであった。


 素直にも、匠が言うことを聞きいれて、乱暴をしなくなった。もしかして、計られたのかもしれない! まさに愚鈍の極みであった。しかし、そう貴子が思ったときには、もう遅すぎた。



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