16 / 29
口でするからソコだけはどうか許して、と言ってしまい……
7
しおりを挟む
弾んだ吐息が整え切らないうちに、匠から、正面を振り向かされる。息子の顔に、不安そうに貴子が一瞥を送る。
仏頂面の匠を恐れてか、下を向かざる得ない貴子の姿があった。が、しかし、とても正視などできたものではない。貴子の視線は、臍のあたりまででせいいっぱであった。
そこは性毛が渦巻いていて、臍の周りにまで繁茂して生えていた。貴子は、年の功からか、薄々匠のことが分かってきた。
この性毛の生え方といい、うしろから抱き付くあの性癖といい、それに自己愛が強いこの偏愛ぶりなところといい、どこか陰険っぽいところがある。しかも、無類の女好きで、むっつりだ。
もしかしたら、この少年は、貴子が思う以上に、とんでもないモンスターなのかもしれない。この若さで大人の女など覚えたなら、あとは怖いものなしである。しかも、その一端に、継母という関係でありながら、自分が加担してしまっているのだ。貴子の呵責は、ますます強いものとなっていった。
仁王立ちしたままの匠の足もとに、片膝立ちで貴子が屈した。なにをさせられるのかはもう分かっている。
熱い吐息と、おおきく息を吸うのを交互にしながら、哀願めいて匠を見上げた。匠はなにも言ってこない。獣じみたうめき声をつぶさにあげて、やにわに貴子の頭にもろ手を掛けた。
「あっ、ああっ…ッ……」
貴子は恐れをなして、これから口淫させられる匠のお道具を、初めて正視することになった。
その勃起器官は異形であった。ストローのような紫紅色の血管を肉悍に浮きただせ、先端部に向かうほど上反りが太い。どこか、カブトムシの幼虫を思い起こさせた。匠が、仮性包茎だったからだ。
包皮のさきが輪重の皺でたわんでいて、その少し下で肉冠の鰓を浮きぼらせていた。血管の色とよく似た紫紅色の肉頭さきから、女性器を縮小したかのようなおしっこの穴が、少しだけ剥けた包皮から覗き見えた。
仮性包茎だったにせよ、貴子は可愛らしいとは、とてもじゃないが思えそうもなかった。一郎の暗紫色の肉悍に較べ、匠の紫紅色の肉悍というのは、まるで毒素でも持っていそうに不気味に思えたらしい。
濃厚な童貞ホルモン臭に目をしばたかせながら、貴子はどうしてよいか分からず、恐る恐る匠を見上げるのであった。
仁王立ちの匠は、表情ひとつ変えず、貴子に向けて目を伏せていた。仮性包茎を貴子に見られてもまるで気後れがないのだ。そのことのほうが、寧ろ、貴子を不安にさせた。これがもし、一皮剥けて自信などつけたのなら、これからさき一体どうなってしまうのか。
仏頂面の匠を恐れてか、下を向かざる得ない貴子の姿があった。が、しかし、とても正視などできたものではない。貴子の視線は、臍のあたりまででせいいっぱであった。
そこは性毛が渦巻いていて、臍の周りにまで繁茂して生えていた。貴子は、年の功からか、薄々匠のことが分かってきた。
この性毛の生え方といい、うしろから抱き付くあの性癖といい、それに自己愛が強いこの偏愛ぶりなところといい、どこか陰険っぽいところがある。しかも、無類の女好きで、むっつりだ。
もしかしたら、この少年は、貴子が思う以上に、とんでもないモンスターなのかもしれない。この若さで大人の女など覚えたなら、あとは怖いものなしである。しかも、その一端に、継母という関係でありながら、自分が加担してしまっているのだ。貴子の呵責は、ますます強いものとなっていった。
仁王立ちしたままの匠の足もとに、片膝立ちで貴子が屈した。なにをさせられるのかはもう分かっている。
熱い吐息と、おおきく息を吸うのを交互にしながら、哀願めいて匠を見上げた。匠はなにも言ってこない。獣じみたうめき声をつぶさにあげて、やにわに貴子の頭にもろ手を掛けた。
「あっ、ああっ…ッ……」
貴子は恐れをなして、これから口淫させられる匠のお道具を、初めて正視することになった。
その勃起器官は異形であった。ストローのような紫紅色の血管を肉悍に浮きただせ、先端部に向かうほど上反りが太い。どこか、カブトムシの幼虫を思い起こさせた。匠が、仮性包茎だったからだ。
包皮のさきが輪重の皺でたわんでいて、その少し下で肉冠の鰓を浮きぼらせていた。血管の色とよく似た紫紅色の肉頭さきから、女性器を縮小したかのようなおしっこの穴が、少しだけ剥けた包皮から覗き見えた。
仮性包茎だったにせよ、貴子は可愛らしいとは、とてもじゃないが思えそうもなかった。一郎の暗紫色の肉悍に較べ、匠の紫紅色の肉悍というのは、まるで毒素でも持っていそうに不気味に思えたらしい。
濃厚な童貞ホルモン臭に目をしばたかせながら、貴子はどうしてよいか分からず、恐る恐る匠を見上げるのであった。
仁王立ちの匠は、表情ひとつ変えず、貴子に向けて目を伏せていた。仮性包茎を貴子に見られてもまるで気後れがないのだ。そのことのほうが、寧ろ、貴子を不安にさせた。これがもし、一皮剥けて自信などつけたのなら、これからさき一体どうなってしまうのか。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)その後
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合つまた。
その後、大学を卒業した祐輔(ユウスケ)の新たなストーリーが始まった。
全15話を予定
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる