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家族から愛されず、妹に婚約者を奪われ追い出されましたが、隣国の王子様に溺愛されてます。
しおりを挟む「 どういう事なんだ。ちゃんと説明しろ!この役立たずが!ジョージ殿下から婚約破棄されたバカ娘が。」
怒鳴っているのは私の父親。この人は本当の父なのかと子供の頃から不思議だったけど、どうやら家族らしい。
私は家族に愛された記憶がない。優しくされた事も無ければ、まともにご飯をもらった事も無い。生きているのが不思議なくらいの環境で育った。
だからなのか私には言葉も喋れなかった乳飲み子の頃の記憶がある。
人には見えない者も沢山見えた。家族にも信じてもらえず嘘つき呼ばわりされて育ったが、学校で魔力を認められ今まで聖女として、この国を守ってきた。
しかし義妹マリーゴールドに婚約者を奪われて、罪人呼ばわりされて祖国を出た。家族には未練は無いが国民の皆様には知らせを出した。
私の後ろには国民の行列が続いた。私の結界により私達は無事だったが、祖国には魔獣が侵入した。山は噴火し、土地は燃えて、水はニガヨモギの味になって飲めなくなった。
隣国で皆と一緒に平和に暮らしていると、私の噂を聞いた王子様がやって来た。愛を知らない私にとって、驚くくらいに真っ直ぐに愛情を注いでくれる。
くすぐったいくらいなんですけど幸せになってるみたいです。
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