1 / 1
私の婚約者を奪った令嬢の顔は整形ですけど、ご存知ない?
しおりを挟む「 クラウディア・ハフスフィア、お前との婚約は破棄させてもらう。
僕はカミル嬢を愛しているから。
真実の愛を見つけてしまったから、僕はもうカミル嬢と結婚しないと生きていけないんだ。」
青葉が芽吹き風かおる季節のパーティの席でした。
私の婚約者ダニエル王子は大勢の人達の目の前で、私に婚約破棄を宣言しました。
ダニエル王子は右手で私を指差し、左手を腰に当ててポーズまで決めてます。
ダニエル王子の後ろにはカミル嬢が勝ち誇った顔をして私を見ています。
綺麗なピンク色の長い髪にカールを巻き巻きにして、異常に長いエクステのまつ毛をバシャバシャさせて。
不自然に幅の広い二重の幅。
異様な鼻筋に、腫れ上がった唇。
綺麗か?
妖精達が教えてくれた情報を知らないでも、見たらわかるけどね。
いや、別にいいですけどね。
綺麗になるのは良い事ですから。
否定はしません。
ダニエル王子は続けた。
「 お前は、カミル嬢をイジメたな!
聖女の力もないくせに、よくも可愛いカミル嬢をイジメたな。許さない。
今すぐ城を出て行け!」
イヤイヤ、嘘は良く無いよう。
なんで、そんなバカな話を信じるかなぁ。
私が今まで命懸けで国を守って来たのにな。
嫌になってしまいました。
このダニエル王子と結婚しても幸せになれる気がしません。
あれ、もしかして、コレってラッキーなのでは?
「 わかりました。出て行きます。」
私は城を出た。
精霊達に頼んで、このいきさつを国民達の目の前に全て映してもらった。
私の後ろには国民達の列が出来た。
この国に魔獣が侵入した。
山は噴火し、水はニガヨモギの味になって、土地は燃えた。
私は国民達を結界で守りながら、それぞれが行きたいところまで送り届けた。
風の噂で、ダニエル殿下はあんなに大好きだったカミル嬢を追い出したそうだ。
ダニエル殿下も国王から勘当されて王族を名乗る事も許されないそうだ。
私が復讐したと言う人がいるみたいだが、私は復讐なんてしてません。
全ては神さまの言う通りですから。
26
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
馬小屋の令嬢
satomi
恋愛
産まれた時に髪の色が黒いということで、馬小屋での生活を強いられてきたハナコ。その10年後にも男の子が髪の色が黒かったので、馬小屋へ。その一年後にもまた男の子が一人馬小屋へ。やっとその一年後に待望の金髪の子が生まれる。女の子だけど、それでも公爵閣下は嬉しかった。彼女の名前はステラリンク。馬小屋の子は名前を適当につけた。長女はハナコ。長男はタロウ、次男はジロウ。
髪の色に翻弄される彼女たちとそれとは全く関係ない世間との違い。
ある日、パーティーに招待されます。そこで歯車が狂っていきます。
薫る袖の追憶を捨て、月光の君に溺愛される
あとりえむ
恋愛
名門の姫君・茜は、夫の高彬に蔑まれ、寂れた離れで孤独な死を迎えた……
けれど意識が途切れた瞬間、視界を埋め尽くしたのは命を削って輝く緋色の夕映え。
目が覚めると、そこは高彬との婚約が決まったばかりの十五歳の春に戻っていた。
「二度目の人生では、誰のことも愛さず、ただあの方の幸せだけを願おう」
茜は、かつて自身の孤独を救ってくれた「最推し」の東宮・暁を、未来の知識で密かに支えることを決意する。
執着を捨て、元夫に無関心を貫く茜。
一方、高彬は自分に興味を失った茜の価値に気づき、今更遅い後悔に狂い始めるが……。
「見つけた。お前は俺の、運命の番だ」
正体を隠して東宮を支えていたはずが、冷徹な暁に見出され、逃げ場のないほどの執着と溺愛を注がれることに。
平安の雅な風情の中で描かれる、逆転と救済の物語。
最後は、二人が永遠の契りを交わす和歌で幕を閉じます。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
おさななじみの次期公爵に「あなたを愛するつもりはない」と言われるままにしたら挙動不審です
ワイちゃん
恋愛
伯爵令嬢セリアは、侯爵に嫁いだ姉にマウントをとられる日々。会えなくなった幼馴染とのあたたかい日々を心に過ごしていた。ある日、婚活のための夜会に参加し、得意のピアノを披露すると、幼馴染と再会し、次の日には公爵の幼馴染に求婚されることに。しかし、幼馴染には「あなたを愛するつもりはない」と言われ、相手の提示するルーティーンをただただこなす日々が始まり……?
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
「不吉な子」と罵られたので娘を連れて家を出ましたが、どうやら「幸運を呼ぶ子」だったようです。
荒瀬ヤヒロ
恋愛
マリッサの額にはうっすらと痣がある。
その痣のせいで姑に嫌われ、生まれた娘にも同じ痣があったことで「気味が悪い!不吉な子に違いない」と言われてしまう。
自分のことは我慢できるが娘を傷つけるのは許せない。そう思ったマリッサは離婚して家を出て、新たな出会いを得て幸せになるが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる