私の婚約者を奪った令嬢の顔は整形ですけど、ご存知ない?

十条沙良

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私の婚約者を奪った令嬢の顔は整形ですけど、ご存知ない?

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「 クラウディア・ハフスフィア、お前との婚約は破棄させてもらう。
僕はカミル嬢を愛しているから。
真実の愛を見つけてしまったから、僕はもうカミル嬢と結婚しないと生きていけないんだ。」

青葉が芽吹き風かおる季節のパーティの席でした。
私の婚約者ダニエル王子は大勢の人達の目の前で、私に婚約破棄を宣言しました。

ダニエル王子は右手で私を指差し、左手を腰に当ててポーズまで決めてます。

ダニエル王子の後ろにはカミル嬢が勝ち誇った顔をして私を見ています。
綺麗なピンク色の長い髪にカールを巻き巻きにして、異常に長いエクステのまつ毛をバシャバシャさせて。

不自然に幅の広い二重の幅。
異様な鼻筋に、腫れ上がった唇。
綺麗か?

妖精達が教えてくれた情報を知らないでも、見たらわかるけどね。
いや、別にいいですけどね。
綺麗になるのは良い事ですから。
否定はしません。

ダニエル王子は続けた。
「 お前は、カミル嬢をイジメたな!
聖女の力もないくせに、よくも可愛いカミル嬢をイジメたな。許さない。
今すぐ城を出て行け!」

イヤイヤ、嘘は良く無いよう。
なんで、そんなバカな話を信じるかなぁ。

私が今まで命懸けで国を守って来たのにな。
嫌になってしまいました。

このダニエル王子と結婚しても幸せになれる気がしません。

あれ、もしかして、コレってラッキーなのでは?

「 わかりました。出て行きます。」
私は城を出た。

精霊達に頼んで、このいきさつを国民達の目の前に全て映してもらった。

私の後ろには国民達の列が出来た。

この国に魔獣が侵入した。
山は噴火し、水はニガヨモギの味になって、土地は燃えた。

私は国民達を結界で守りながら、それぞれが行きたいところまで送り届けた。

風の噂で、ダニエル殿下はあんなに大好きだったカミル嬢を追い出したそうだ。
ダニエル殿下も国王から勘当されて王族を名乗る事も許されないそうだ。

私が復讐したと言う人がいるみたいだが、私は復讐なんてしてません。

全ては神さまの言う通りですから。
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