義妹が精霊が見えると言ってますが、それ悪霊ですよ。聖女は私です。

十条沙良

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義妹が精霊が見えると言ってますが、それ悪霊ですよ。聖女は私です。

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青い若葉が茂り、草花の間を通り抜ける風が薫る季節になりました。
薫風を愛でる春のパーティの席での事です。

私はクルル・カサンドラと申します。
この国の聖女をしております。

聖女となった日に王命により皇太子の婚約者となりました。

このようなパーティでは婚約者のレオナルド殿下が私をエスコートするはずです。

しかしレオナルド殿下の腕には私の義妹ナターシャがくっついています。

「 クルルよ、お前との婚約を破棄する。
今日から聖女はナターシャ嬢だ。
お前はナターシャをねたみ、いじめていたな!
今すぐに出て行け!」

私は大勢の人達の前で婚約を破棄されました。

どうやらレオナルド殿下はナターシャの精霊が見えるというウソを信じたようです。

「 黒いぼんやりとしたものが見える。」
と、大騒ぎしておりましたから。
「それは悪霊ですよ。」
と、教えても聞く耳を持ちません。

ナターシャは息を吐くように嘘をつく子でした。
子供の頃からナターシャの嘘を信じた両親からどれだけ酷い目にあったか。

私がどんなに辛かったのかを知っていただくのは難しいと思います。

先程までの青い空に稲光が走り、急に暗くなって雷鳴が轟き雨が降り出しました。

天がもう良いよと言ってくれてるような気がして、
「 わかりました。出て行きます。」
と、私は城を出ました。

私は精霊達に頼んで国民に全てを知らせてもらいました。

私の後ろには国民の列が続いています。

この国に魔獣が侵入しました。
私は結界で国民を守り、それぞれが行きたいところまで送りました。

山は燃えて、水はニガヨモギの味になり、この国は地獄のようになりました。

レオナルド殿下とナターシャは聖女を追い出した罪人になったそうです。

私が復讐したと言う人がいるみたいですけど、全ては神さまの言う通りです。

私は新しいところで幸せになります。
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