華妖風月〜和風乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました〜

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4、第ニ皇子といとこ令嬢

私が転生前の記憶を思い出して1ヶ月。私の生活も元通りになっていた。

私がなった病気自体は50年程前からこの世界にあるようで、症状自体は2週間で治まっていた。でも、医師が他の人にうつさないように治っても1週間は休むように言ったので、1週間は自分の部屋の隣の部屋で休んで、あとの1週間はお祓いをしたり消毒をしたりしていた。
もしかしたら、あの病気は転生する前の世界でいうところのインフルエンザのような病気なのかもしれない。



　「お嬢様。」


かおう「どうしたの？」


　学舎の幼年舎の授業が終わり、部屋で寛いでいたかおうの部屋の前に立つ侍女から声をかけられたかおうは、侍女に返事を返した。


侍女「お客様がお越しです。」

かおう「どなた？」

侍女「第ニ皇子様でございます。」

　かおう「わかりました。お通ししてください。」