ゲッコウキ

神無月 花

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 月夜の秘密 (1/4) 
一政「最近、月夜がまた夜中に出歩いているようだ。…俺が後をつける。護衛を呼べ。」


側近「かしこまりました。」

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一政と護衛と側近は、牛車に乗り、月夜の後をつける。しかし月夜はそれに気づかない。月夜はいつもの丘の前で足を止めた。


側近『一政様、月夜さんの足が止まりました。』


一政『ここは…丘か?何故こんな所に?』


一政達は、月夜に見つからないように小声で話す。 


側近『月でも観にきているのでしょうか。』


一政『月?確かに美しい月夜だが…それだけではない気がする。』


一政達は、木々の側に居る月夜を見張った。 


「月光!」


月夜の嬉しそうな声が聞こえ、一政は一層真剣に月夜見る。そして月夜の側には… 


一政『!?』


額から二本の角の生えた 男が居た。男は、月夜と親しそうに話している。月夜も男もとても楽しそうに。


一政(あれは…まさか…鬼?!)



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