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第一集 壱ノ巻
芦屋の末裔
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紫苑「...え?何で皆倒れてるの…?」
次の日曜日。紫苑は再び本家に来ていた。しかし、本家は静まり返り、人の気配がしない。紫苑が戸を開けると、紫苑の目の前に本家所属の陰陽師が多数倒れていた。
紫苑「なに、これ...どうゆうこと....?!」
癒良「紫苑!今日は書物探しは無しや!」
清秋「今日は帰れ。」
紫苑「....いったい、何が有ったの?」
清秋「いいから帰れ!」
今まで聞いた事のない程の清秋の大きな声に、紫苑の肩がびくつく。しかし、それは一瞬で、紫苑は直ぐに強気に戻る。
紫苑「この状況を見て、私が大人しく帰れると思う?」
清秋「紫苑…」
癒良「分かるけど、今日は駄目や!帰るんや!」
紫苑「嫌よ!何が有ったか教えて!」
清秋「……全員芦屋にやられた。死んではいないが、気を失っている。」
癒良「清秋っ!!」
紫苑に隠し事はできない。と悟った清秋が、とうとうそう呟いた。そんな清秋に、紫苑を守る気はないのか!という気持ちを込めた言葉と視線を癒良が向ける。
紫苑「芦屋が?何で…あの拘束術は、かけた本人にしか解けないはずじゃ…」
紫苑「...芦屋は本家の中に居るの…?」
清秋「いや。逃げられた…恐らく、始めに芦屋と闘った場所に居るだろう。」
紫苑「私も闘うわ!」
癒良「駄目や!芦屋と闘うのは危険過ぎる!」
紫苑「私だって陰陽師よ!闘えるわ!」
清秋「分かった。一緒に闘おう。」
癒良「清秋?!」
癒良は、信じられない!という視線を清秋に向けたまま清秋の名を呼んだ。そんな癒良に清秋は近づくと、癒良の耳の側で口を開いた。
清秋『紫苑は強い。戦力としては申し分ない。危険と感じたら、紫苑を守ればいいだろう?』
癒良「....あー!もう!分かった分かった!行くで!」
全く引く気の無い幼なじみ2人の態度に、とうとう癒良の方が折れた。こうして、3人は再び芦屋の末裔と芦屋 道満と闘うことになったのだった。
次の日曜日。紫苑は再び本家に来ていた。しかし、本家は静まり返り、人の気配がしない。紫苑が戸を開けると、紫苑の目の前に本家所属の陰陽師が多数倒れていた。
紫苑「なに、これ...どうゆうこと....?!」
癒良「紫苑!今日は書物探しは無しや!」
清秋「今日は帰れ。」
紫苑「....いったい、何が有ったの?」
清秋「いいから帰れ!」
今まで聞いた事のない程の清秋の大きな声に、紫苑の肩がびくつく。しかし、それは一瞬で、紫苑は直ぐに強気に戻る。
紫苑「この状況を見て、私が大人しく帰れると思う?」
清秋「紫苑…」
癒良「分かるけど、今日は駄目や!帰るんや!」
紫苑「嫌よ!何が有ったか教えて!」
清秋「……全員芦屋にやられた。死んではいないが、気を失っている。」
癒良「清秋っ!!」
紫苑に隠し事はできない。と悟った清秋が、とうとうそう呟いた。そんな清秋に、紫苑を守る気はないのか!という気持ちを込めた言葉と視線を癒良が向ける。
紫苑「芦屋が?何で…あの拘束術は、かけた本人にしか解けないはずじゃ…」
紫苑「...芦屋は本家の中に居るの…?」
清秋「いや。逃げられた…恐らく、始めに芦屋と闘った場所に居るだろう。」
紫苑「私も闘うわ!」
癒良「駄目や!芦屋と闘うのは危険過ぎる!」
紫苑「私だって陰陽師よ!闘えるわ!」
清秋「分かった。一緒に闘おう。」
癒良「清秋?!」
癒良は、信じられない!という視線を清秋に向けたまま清秋の名を呼んだ。そんな癒良に清秋は近づくと、癒良の耳の側で口を開いた。
清秋『紫苑は強い。戦力としては申し分ない。危険と感じたら、紫苑を守ればいいだろう?』
癒良「....あー!もう!分かった分かった!行くで!」
全く引く気の無い幼なじみ2人の態度に、とうとう癒良の方が折れた。こうして、3人は再び芦屋の末裔と芦屋 道満と闘うことになったのだった。
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