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第一集 壱ノ巻
*芦屋の末裔
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*癒良対芦屋の分身 2
癒良「火龍、お前の炎で奴を攻撃するんや!」
癒良は、もうひとりの式神である火龍にそう命じた。すると。
火龍が芦屋の分身に向けて、巨大な花の形をした炎を放った。だが。
芦屋の分身「無駄だって。」
それも容易く防がれてしまった。
癒良「お前が紫苑にしたことはわかっとる!せかやら、お前は絶対俺が倒す!」
(それに、分身やからってダメージがないわけやないやろしな。)
芦屋の分身「へぇ、お前はあの姫が好きなのか。良いねぇ、幼なじみに恋するとか、漫画のようで素敵じゃないか。」
芦屋は、どこか癒良をからかうような、そんな話し方でそう言った。
癒良「うっさいわ。お前に俺の恋心をバカにされるいわれはない!」
癒良(なんで、こいつは俺と紫苑が幼なじみやって知ってるんや...?俺は傍系、紫苑は直系。普通やったら、幼なじみやとは思わへんはずやろ。)
芦屋の分身「まぁ、でも、あんたは直系の血を直接継いでても所詮は傍系の人間。お姫様は本家の血を直接継いだ直系の人間だ。しかも、強い霊力を持つ上に直系唯一の未婚の女だしな。」
「可哀想に。その恋が叶う事はないだろうなぁ。」
癒良「っ、!」
芦屋は、クスクスと笑いながらもしっかりと癒良に目を合わせてそう言った。
それも、癒良の弱点を解った上で、”その恋が叶う事はない”というところを強調して話したのだ。
そして、次の瞬間。
癒良「っ、ぁあぁあ!」
癒良が悲痛な声をあげ、その場に倒れこんだ。
芦屋の分身「利き手を刺したからな。それでもう刀印は組めないだろ。刀印を組めなければ、俺を倒す程の術は使えないぞ。」
芦屋が、癒良の体を刺したのだった。
****
癒良「火龍、お前の炎で奴を攻撃するんや!」
癒良は、もうひとりの式神である火龍にそう命じた。すると。
火龍が芦屋の分身に向けて、巨大な花の形をした炎を放った。だが。
芦屋の分身「無駄だって。」
それも容易く防がれてしまった。
癒良「お前が紫苑にしたことはわかっとる!せかやら、お前は絶対俺が倒す!」
(それに、分身やからってダメージがないわけやないやろしな。)
芦屋の分身「へぇ、お前はあの姫が好きなのか。良いねぇ、幼なじみに恋するとか、漫画のようで素敵じゃないか。」
芦屋は、どこか癒良をからかうような、そんな話し方でそう言った。
癒良「うっさいわ。お前に俺の恋心をバカにされるいわれはない!」
癒良(なんで、こいつは俺と紫苑が幼なじみやって知ってるんや...?俺は傍系、紫苑は直系。普通やったら、幼なじみやとは思わへんはずやろ。)
芦屋の分身「まぁ、でも、あんたは直系の血を直接継いでても所詮は傍系の人間。お姫様は本家の血を直接継いだ直系の人間だ。しかも、強い霊力を持つ上に直系唯一の未婚の女だしな。」
「可哀想に。その恋が叶う事はないだろうなぁ。」
癒良「っ、!」
芦屋は、クスクスと笑いながらもしっかりと癒良に目を合わせてそう言った。
それも、癒良の弱点を解った上で、”その恋が叶う事はない”というところを強調して話したのだ。
そして、次の瞬間。
癒良「っ、ぁあぁあ!」
癒良が悲痛な声をあげ、その場に倒れこんだ。
芦屋の分身「利き手を刺したからな。それでもう刀印は組めないだろ。刀印を組めなければ、俺を倒す程の術は使えないぞ。」
芦屋が、癒良の体を刺したのだった。
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