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第一集 壱ノ巻
*芦屋の末裔
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清秋「よし、取り敢えず芦屋を車まで運ぶぞ。」
そう言うと、清秋はちらりと癒良を見遣った。
清秋「炎虎。ふたりで運ぶぞ。」
炎虎「了解。」
清秋「俺が頭側を持つから、お前は足側を持ってくれ。」
炎虎「いや、俺は式神だよ?俺が頭持つ。人間は頭の方が重いんだしさ。」
清秋「いや、でもな。お前だって疲れてるだろ。連日の結界の強化と今日の闘いが重なっているからな。」
炎虎「 それを言うなら、清秋様だって疲れてるだろ。さっきの闘いで九字と真言ほぼ連続で使ってるしさ。てか、清秋様は優し過ぎる。さっきも言ったけど、俺は貴方の式神。清秋様は清秋様が楽する為に俺をこき使っても良い立場なんだぜ。」
「それに清秋様が俺を使ってくれないと、他の奴から俺が怠けてると思われちまう。」
清秋「優し過ぎる。か。でも俺も冷静に判断して非情になる時くらいある。」
炎虎「うん。それは知ってる。清秋様に仕えて5年以上になるんだから。」
清秋「でも、確かに対外的に考えたらそうか。」
「炎虎、俺が下を持つ。お前は頭を持て。」
炎虎「了解!」
そう言うと、清秋はちらりと癒良を見遣った。
清秋「炎虎。ふたりで運ぶぞ。」
炎虎「了解。」
清秋「俺が頭側を持つから、お前は足側を持ってくれ。」
炎虎「いや、俺は式神だよ?俺が頭持つ。人間は頭の方が重いんだしさ。」
清秋「いや、でもな。お前だって疲れてるだろ。連日の結界の強化と今日の闘いが重なっているからな。」
炎虎「 それを言うなら、清秋様だって疲れてるだろ。さっきの闘いで九字と真言ほぼ連続で使ってるしさ。てか、清秋様は優し過ぎる。さっきも言ったけど、俺は貴方の式神。清秋様は清秋様が楽する為に俺をこき使っても良い立場なんだぜ。」
「それに清秋様が俺を使ってくれないと、他の奴から俺が怠けてると思われちまう。」
清秋「優し過ぎる。か。でも俺も冷静に判断して非情になる時くらいある。」
炎虎「うん。それは知ってる。清秋様に仕えて5年以上になるんだから。」
清秋「でも、確かに対外的に考えたらそうか。」
「炎虎、俺が下を持つ。お前は頭を持て。」
炎虎「了解!」
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