193 / 408
第四集
“姫“
しおりを挟む
ある日。本家の話室に、安倍・土御門の一族全員が集まっていた。そしてその中心には、紫苑と両親がいた。
岐阜分家当主「姫、どなたを伴侶にするか決まりましたか?」
紫苑「また、その話ですか。決まっているわけないでしょう。私、まだ学生ですよ。」
安倍・土御門の一族には、直系家系と傍系家系がある。本家,東京分家,安倍町分家(紫苑の家),土御門家の4家が直系で、大阪分家,奈良分家,茨城分家、鎌倉分家,岐阜分家,愛知の岡崎分家,名古屋分家,愛知県の蟹江分家,和歌山分家,香川分家,九州分家の10家が傍系家系である。
直系は、直接安倍晴明の血を継ぐ家系だ。
茨城分家当主「しかし姫、そろそろ真剣に考えていただきませんと。」
紫苑「私が真剣に考えていないとでも?」
茨城分家当主「そうは言ってませんよ。」
岡崎分家当主「ですか姫、あなたの動きが一族にとって大きな動きとなることを自覚してください。」
紫苑「わかってますよ。」
奈良分家当主「まあ、そんなに焦らなくても大丈夫ですよ。ゆっくり考えてください。」
鎌倉分家当主「あなたは何故そんなに呑気なんです?!」
紫苑(はあ。だから出たくないのよ。この話会は。)
清秋「静まれ。」
「宗家....」
清秋「奈良分家の当主の言う通りだ。別に、決めるのは紫苑が18になってからでも遅くない。なんなら、卒業してからでも良いくらいだ。」
鎌倉分家当主「ですが宗家!」
清秋「この話は終わりだ。次。」
岐阜分家当主「姫、どなたを伴侶にするか決まりましたか?」
紫苑「また、その話ですか。決まっているわけないでしょう。私、まだ学生ですよ。」
安倍・土御門の一族には、直系家系と傍系家系がある。本家,東京分家,安倍町分家(紫苑の家),土御門家の4家が直系で、大阪分家,奈良分家,茨城分家、鎌倉分家,岐阜分家,愛知の岡崎分家,名古屋分家,愛知県の蟹江分家,和歌山分家,香川分家,九州分家の10家が傍系家系である。
直系は、直接安倍晴明の血を継ぐ家系だ。
茨城分家当主「しかし姫、そろそろ真剣に考えていただきませんと。」
紫苑「私が真剣に考えていないとでも?」
茨城分家当主「そうは言ってませんよ。」
岡崎分家当主「ですか姫、あなたの動きが一族にとって大きな動きとなることを自覚してください。」
紫苑「わかってますよ。」
奈良分家当主「まあ、そんなに焦らなくても大丈夫ですよ。ゆっくり考えてください。」
鎌倉分家当主「あなたは何故そんなに呑気なんです?!」
紫苑(はあ。だから出たくないのよ。この話会は。)
清秋「静まれ。」
「宗家....」
清秋「奈良分家の当主の言う通りだ。別に、決めるのは紫苑が18になってからでも遅くない。なんなら、卒業してからでも良いくらいだ。」
鎌倉分家当主「ですが宗家!」
清秋「この話は終わりだ。次。」
0
あなたにおすすめの小説
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる