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第四集 四ノ巻
魂替えの祭
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無事、魂替えの祭りの儀式に成功したその日の夜。紫苑は清秋と雷虎とともに清秋の部屋にいた。もう外は真っ暗だ。紫苑はというと、翌日は休日という事で本家に泊まる事になった。
清秋「紫苑、本当に体の調子はもう大丈夫なのか?」
紫苑「大丈夫だって!清秋兄ちゃんは本当に心配性だね。昔からそうだったけど。」
紫苑は、笑いながら昔の清秋のことを話す。
清秋「お前が心配をかける様な行動ばっかりするからだろう。ほんと、お前の心配をすると心臓が幾つあっても足らない。」
紫苑「ご、ごめんなさい...でも、清秋兄ちゃんはさ、本当に"お兄ちゃん"だよね。」
清秋「.....雷虎、お前は大丈夫か?」
雷虎「もう大丈夫です。ご心配をおかけして申し訳ありません...主に心配されるなど、式神失格ですね、私は。」
紫苑(式神と主の間には、信頼関係がある...私は口を挟まない方がよさそうね。)
清秋「いいんだ。今回の件は、雷虎は何も悪くない。むしろ、雷虎と紫苑は魂替えの祭りの実験台にされた被害者なんだからな。紫苑を攻撃したのだって、誰かに操られてやってしまった事だろう。」
雷虎( 清秋様...やっぱり優しい。そんな所が好き。でも、私に向ける目とあの子に向ける目は、やっぱり違う....私に向けたのは、ただの心配の気持ち。でも、紫苑さんに向けた視線は、身内を心配する気持ちと愛しい人を心配する気持ちの両方が交じってた.....)
雷虎「少し風にあたってきます。」
清秋「雷虎、外は冷える。これを羽織っていけ。」
清秋が雷虎に渡したのは、清秋が狩衣の上から羽織っていた羽織だった。
雷虎「いいえ、それはそのまま清秋様が使ってください。私は霊虎ですよ?体は丈夫ですから大丈夫です。それに、清秋様は一族全部を纏める存在ですよ?そんな人が風邪引いたらどうするんですか。」
(き、清秋様が羽織っていた羽織?!は、羽織りたい!でも...ダメ。そんなことしたら後から余計辛くなってしまうわ。...清秋様のばか。好きでもない女にそんな事しないでよ....!)
清秋「...わかった」
清秋「紫苑、本当に体の調子はもう大丈夫なのか?」
紫苑「大丈夫だって!清秋兄ちゃんは本当に心配性だね。昔からそうだったけど。」
紫苑は、笑いながら昔の清秋のことを話す。
清秋「お前が心配をかける様な行動ばっかりするからだろう。ほんと、お前の心配をすると心臓が幾つあっても足らない。」
紫苑「ご、ごめんなさい...でも、清秋兄ちゃんはさ、本当に"お兄ちゃん"だよね。」
清秋「.....雷虎、お前は大丈夫か?」
雷虎「もう大丈夫です。ご心配をおかけして申し訳ありません...主に心配されるなど、式神失格ですね、私は。」
紫苑(式神と主の間には、信頼関係がある...私は口を挟まない方がよさそうね。)
清秋「いいんだ。今回の件は、雷虎は何も悪くない。むしろ、雷虎と紫苑は魂替えの祭りの実験台にされた被害者なんだからな。紫苑を攻撃したのだって、誰かに操られてやってしまった事だろう。」
雷虎( 清秋様...やっぱり優しい。そんな所が好き。でも、私に向ける目とあの子に向ける目は、やっぱり違う....私に向けたのは、ただの心配の気持ち。でも、紫苑さんに向けた視線は、身内を心配する気持ちと愛しい人を心配する気持ちの両方が交じってた.....)
雷虎「少し風にあたってきます。」
清秋「雷虎、外は冷える。これを羽織っていけ。」
清秋が雷虎に渡したのは、清秋が狩衣の上から羽織っていた羽織だった。
雷虎「いいえ、それはそのまま清秋様が使ってください。私は霊虎ですよ?体は丈夫ですから大丈夫です。それに、清秋様は一族全部を纏める存在ですよ?そんな人が風邪引いたらどうするんですか。」
(き、清秋様が羽織っていた羽織?!は、羽織りたい!でも...ダメ。そんなことしたら後から余計辛くなってしまうわ。...清秋様のばか。好きでもない女にそんな事しないでよ....!)
清秋「...わかった」
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