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*弐ー②
第四集:野望
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増輝「九尾だけでなく、茨木童子も失った...まあ良い。まだまだ強力な"駒"は残っているからな。」
増輝「酒呑童子。出てこい。」
増輝は式符を取り出すとそう呟いた。すると、札の中から赤みがかった肌を持った二本角の鬼が出てきた。
酒呑童子「なあなあ!札から出されたってことは、暴れて良いのか?!良いよな?!」
増輝「ああ。思い切り暴れてこい。」
酒呑童子「よっしゃっ!」
酒呑童子は、茨木童子同様、整った顔に笑みを浮かべながら妖力で巨大化させた拳を振るった。酒呑童子は、重たい拳を振り上げているとは思えない程、軽い動きで紫苑達の周りを動き回り攻撃をしていく。紫苑達は茨木童子の金棒攻撃の時と同様に皆で結託して結界を張りそれを防いだ。
酒呑童子「あんだよ。この結界!うざってぇ!」
酒呑童子は、妖力で鋼の如く堅くした拳を結界にぶつける。
紫苑は、式符からすべての使役式を喚び出すと、水蘭を酒呑童子の元へと向かわせた。
紫苑「水蘭!酒呑童子に水を浴びせてやりなさい!」
水蘭は、命じられた瞬間に酒呑童子の頭上に多量の雨を降らせた。
紫苑に命じられた通りに雨を降らせた。が、雨は酒呑童子以外には落ちず、酒呑童子の周りにだけ、多量の雨が降り注いだ。
酒呑童子「なんだよ。この雨!めちゃうぜー!」
紫苑は、追い打ちをかけるかのように酒呑童子に白利をけしかける。
紫苑「白利!酒呑童子にあんたの狐火をお見舞いしてやりなさい!」
白利「やっと僕の出番やな~。」
白利は両手から狐火を出すと、その球を酒呑童子にぶつけた。
酒呑童子「さっきからなんだよ!うぜぇんだよ!小娘が!」
酒呑童子は怒りの形相で紫苑に堅くした拳を紫苑に向けて振り落とそうとした。
そして、腕に妖力を込めようとしたが、
酒呑童子「なっ!なんで妖力が上がらない?!どうゆう事だ?!」
紫苑「それは、貴方の気を水蘭と白利の気で弱らせたのよ。神の水は魔を祓い、霊狐の炎は魔を焼き滅するのだから。藺折!」
藺折「はーい!」
紫苑「あなたの角で酒呑童子を攻撃して。」
藺折は狛犬姿になると、いつもは尖っていない角を尖らせて酒呑童子を攻撃した。
酒呑童子「うああぁぁあ!」
酒呑童子は呻き声をあげながら塵となって消えた。
紫苑「っ!」
紫苑は倒れそうになった自身の体を支えながら膝をついた。それを見ていた清秋が、すかさず紫苑の周りに結界を張った。
増輝「酒呑童子。出てこい。」
増輝は式符を取り出すとそう呟いた。すると、札の中から赤みがかった肌を持った二本角の鬼が出てきた。
酒呑童子「なあなあ!札から出されたってことは、暴れて良いのか?!良いよな?!」
増輝「ああ。思い切り暴れてこい。」
酒呑童子「よっしゃっ!」
酒呑童子は、茨木童子同様、整った顔に笑みを浮かべながら妖力で巨大化させた拳を振るった。酒呑童子は、重たい拳を振り上げているとは思えない程、軽い動きで紫苑達の周りを動き回り攻撃をしていく。紫苑達は茨木童子の金棒攻撃の時と同様に皆で結託して結界を張りそれを防いだ。
酒呑童子「あんだよ。この結界!うざってぇ!」
酒呑童子は、妖力で鋼の如く堅くした拳を結界にぶつける。
紫苑は、式符からすべての使役式を喚び出すと、水蘭を酒呑童子の元へと向かわせた。
紫苑「水蘭!酒呑童子に水を浴びせてやりなさい!」
水蘭は、命じられた瞬間に酒呑童子の頭上に多量の雨を降らせた。
紫苑に命じられた通りに雨を降らせた。が、雨は酒呑童子以外には落ちず、酒呑童子の周りにだけ、多量の雨が降り注いだ。
酒呑童子「なんだよ。この雨!めちゃうぜー!」
紫苑は、追い打ちをかけるかのように酒呑童子に白利をけしかける。
紫苑「白利!酒呑童子にあんたの狐火をお見舞いしてやりなさい!」
白利「やっと僕の出番やな~。」
白利は両手から狐火を出すと、その球を酒呑童子にぶつけた。
酒呑童子「さっきからなんだよ!うぜぇんだよ!小娘が!」
酒呑童子は怒りの形相で紫苑に堅くした拳を紫苑に向けて振り落とそうとした。
そして、腕に妖力を込めようとしたが、
酒呑童子「なっ!なんで妖力が上がらない?!どうゆう事だ?!」
紫苑「それは、貴方の気を水蘭と白利の気で弱らせたのよ。神の水は魔を祓い、霊狐の炎は魔を焼き滅するのだから。藺折!」
藺折「はーい!」
紫苑「あなたの角で酒呑童子を攻撃して。」
藺折は狛犬姿になると、いつもは尖っていない角を尖らせて酒呑童子を攻撃した。
酒呑童子「うああぁぁあ!」
酒呑童子は呻き声をあげながら塵となって消えた。
紫苑「っ!」
紫苑は倒れそうになった自身の体を支えながら膝をついた。それを見ていた清秋が、すかさず紫苑の周りに結界を張った。
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