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*弐ー②

第五集 闘いの後

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光留「癒良君。」


  紫苑の父親に呼ばれた癒良は、一旦部屋を出ることにした。



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光留「癒良君。お願いがあるんだ。」


  康名と正明は溜まっていた仕事を処理していて、その場にはいなかった。


癒良「お願い...?」


 光留「紫苑に睡眠術をかけて欲しい。」


癒良「それはもちろんええですけど。俺やって紫苑が心配やし。」


 光留「それと、紫苑が眠れないのは、"あの時"の記憶を夢に視るからなんだ。その記憶も封じてやって欲しい。」

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